梅の剪定/短果枝・中果枝・徒長枝

今日も梅の剪定シリーズです。写真は2枚。

上は短い枝がたくさん出ています。いわば「子づくりの枝」。梅は30cmまでの「短果枝」「中果枝」に実がたくさんつくのだそうで、こういった枝を確保できると収穫量があがるのだそうです。

下の写真は、スッとした長い枝が何本も出ています。「徒長枝」といいます。これは「成長の枝」。樹幹を広げようとする勢いのある枝です。

以下は今年の剪定のやり方です。

 

  1. 地面から50cm以下の場所から出ている枝を切る
  2. 樹幹を広げたい場合は、伸ばしたい方向に伸びている枝を選ぶ
  3. 選んだ枝以外の徒長枝を切る
  4. 込み合った枝を切る
  5. 枯れ込んだ枝を切る
  6. 伸ばしたい枝以外の枝の先端を摘芯する

 

枝の切り方は、根元から/中間で/先端のみ…などそれぞれの状態によって変えます。基本的には真上に伸びる枝は根元から切りますが、途中まで細かい枝が付いている場合はその部分を残してその上を切ったりします。枝を切る場所は、先端の芽の方向に枝が伸びるように思うので、上向きの芽よりは下向きの芽の先。内向きの芽よりは外向きの芽の先で切ってみました。

目指したい樹形は、縦長よりは横に広がった形。そうすると細かい根っこがたくさん出て良いのだそうです。収穫もしやすい。

 

収穫や管理をするために、それぞれの枝に手が届くように身体をもぐりこませる空間も確保します。

 

まだまだ細かい事はありますがざっくりと書かせて頂きました。切り口は乾きやすいので専用の癒合剤か木工ボンドを塗っておきます。このやり方が絶対正しいとは言い切れませんが多分大丈夫なはず…。今年の6月が楽しみです。