庭に元から生えていた木が不要になったので、根っこから掘り上げました。根っこの掘り上げは木を伐採するよりもある意味大変です。
剪定ばさみで切れる太さ以上の根はのこぎりで切っていましたが、のこぎりは前後の空間がないと挽けません。その空間をつくるのに土を広く掘らなければいけませんでした。
そんな時、写真の「チゼル」と「石頭ハンマー」を使っています。もともとセメントに食い込んだ庭石などを「はつる」のに使うものです。
木の周りの土をある程度掘って、根っこが見えてきたらチゼルを根っこの切りたい部分にあてて、ハンマーで叩きます。木の固さにもよりますが、直径4センチ程度の根っこなら切断できました。
チゼルが木に食い込んで抜けにくくなったら、柄の部分を刃の横方向に、左右に少しずつ叩くと緩んで抜けます。場所によっては抜けなくなることも考えられるので様子を見ながら行います。
チゼルもハンマーも手などに当たったり、反動で飛んだりすると、大けがをするので気を付けて作業を進めます。
今回は「伐採」する場合の掘り上げです。「移植」の場合は根っこにダメージを与えるこの方法は適しません。