ぶどうの根域制限栽培

ぶどうの栽培方法で、「根域制限栽培」というのがあります。ぶどうの根が伸びる広さを制限して栽培する方法です。根域を制限する資材はいろいろあるようですが、今回は「根域制限ポット」というのを試してみました。

 

根域制限栽培で育てると、結果母枝の節間が短くなって、広さに対して通常より収量が上がるのだそうです。ただ、乾燥などのデメリットに対応する必要があります。また、葉っぱの大きな品種には陽当たりが悪くなるので向かないのだそうです。販売をしている自宅で、コンパクトに育てる目的で使用してみました。自宅なので水やりもできます。

 

今回使用した根域制限ポットは、全体が不織布で出来ています。下の白い部分からは根っこは出ないのだそうです。黒い部分は太い根っこは出ず、細い根っこは出るのだそうです。白い部分に見える黒い部分は写真撮影のために風で飛ばされないように石を置いています。下に穴は開いていません。

 

今回使用した不織布ポットは120リットルのものです。1個約800円。ちょっと頼りない気もしますが、とりあえず実験です

 

通常、苗を植える場合、植えた苗に支柱を立てるのですが、不織布を突き破って支柱を立てることが出来ないので、ポットの周りに支柱を立ててやぐらを組んでみました。

 

この後、この不織布の周りを土で埋める予定です。