ぶどうの副梢・副副梢

ぶどうの房も日ごとに太ってきましたが、ぶどうの枝も旺盛に伸びてきています。

 

今年伸びた枝を「結果母枝(けっかぼし)」と言います。そこから伸びた葉の脇に伸びる枝が「副梢(ふくしょう)」。さらにその葉の脇に伸びる枝が「副副梢(ふくふくしょう)」です。

 

結果母枝一本につき生らせる房はひと房以下。生らせない枝もあります。それぞれに数枚葉っぱが出るので、通常は同じ数だけ副梢も出てきます。

 

副梢で残す葉の枚数はその出ている場所によって違いますが、それぞれ手を入れて調整します。写真は副梢の葉を一枚残して摘芯した後に、さらに副副梢が伸びてきています。副副梢まで出てくると、どんどん手間が増えていきます。

 

手間が増えて大変ではありますが、副梢の大きな葉っぱの腕に抱かれるようにちょこんと乗っかって、雨上がりの空に向かって伸びようとする副副梢の、けなげで可愛らしい姿に癒されます。