柿の摘果・花芽分化のはなし

昨日、庭の柿の摘果をしました。摘果せずにそのままにしておいても、柿は自分で適当に実を落として調整してくれて、適当に秋には熟してくれます。

 

ただ、柿など秋深くなってから熟す果樹は、収穫から落葉までが短いので、生り年と生らない年の差が出やすいのだそうです。隔年結果といいます。

 

実は、今の時期、来年の秋に収穫する実の花芽がすでにできはじめています。

 

隔年結果を作らないようにするには、来年の花芽を充実させて、冬の貯蔵養分を蓄える必要があります。そのために、生らせる果実の数を調整する必要があるそうで、蕾のうちに摘蕾をして、生らせる枝と生らせない枝の割合を1対2程度に制限するという資料もあります。摘蕾の時期はとうに過ぎ、しっかり実がなってしまいました。…慌てて摘果しましたが…さて、どうなりますか…

 

ちなみにぶどうは5月~6月頃に来年の秋に収穫する実の花芽ができるそうです。どうしても今見えている房ばかりに目がいってしまいますが、毎年美味しい果実を同じように楽しむためには、いろんな知識と技術が必要です。

 

「柿の摘果」…10回言ったら早口言葉になりますね。