粗皮剥き・道具

 ぶどうの畑の冬の仕事「粗皮(あらかわ・そひ)剥き」です。ぶどうの木全体の固い古い皮を剥きます。…でも、ひと冬で全部を剥ききれないので、ローテーションで数年かけてひとまわりします。

 

生産者の方々はいろいろ工夫してそれぞれ使いやすい道具を使っています。私は100均の栗むきとウロコ取りを使っています。それぞれの道具には紐をつけています。ぶどう畑の中で落とすとすぐにわからなくなって紛失してしまいます。

 

ざっくりとウロコ取りで削った後、細かい場所や浮き上がった皮を栗むきではがしています。あまり鋭利すぎると必要以上に木を傷つけてしまいます。持ち手が平らで安定するのと、作用点が手元から近いので使いやすいと思って使っています。

 

基本的には粗皮の間で越冬する害虫の駆除が目的ですが、古い皮をとった後は何だかお風呂上りみたいに、とっても気持ちよさそうです。