寄生蜂の繭を抱くイモムシ

今日もぶどう畑は粗皮むきです。ぶどうの粗皮の上に、ヨトウムシのようなイモムシが小さな繭を抱いていました。

 

通常、ヨトウムシのようなイモムシが、こんな昼間に、しかもこんな陽当たりの良い場所に出歩くことはありません。しかも、まだまだ寒い時期。行動自体が不自然です。

 

干からびているのかな?と思ってつついてみたら柔らかい…一応生きているようです。

 

繭は寄生蜂の繭と思われます。…で、イモムシが寄生されて異常行動を起こしている状態と思われます。(イモムシはヨトウムシかアワノメイガの幼虫と思われますが、はっきりはわかりませんでした。また、寄生蜂の種類の同定もできませんでした。)

 

農作物にとっては、イモムシの方が害虫で、寄生蜂が益虫ということになります。

 

啓蟄を過ぎ、虫たちの世界も賑やかになってきました。