コマユバチが羽化しました

3月8日にぶどう畑で粗皮剥きをしていた時に見つけた繭。ヨトウムシに抱えられるようにぶどうの幹に張り付いていました。

 

ヨトウムシは触るとウニョウニョ動きましたが、昼日中にこんなに明るい場所に出てくるのは異常行動です。抱えている繭に行動をコントロールされています。

 

どんな虫が出てくるのか、気になって持ち帰ってみたものが、今日、羽化していました。それが上の写真です。触覚以外の体長は約5ミリです。真ん中の写真は羽化した後に残された繭です。左の端が蓋のように開いています。

 

調べてみたら、「アオムシサムライコマユバチ」という名前が出てきました。アオムシに寄生する寄生蜂のようです。アオムシを飼う人たちにとっては憎き害虫ですが、農家にとってはありがたい益虫です。

 

暫く撮影に付き合ってもらった後に、自宅の畑にご招待しました。