ぶどうの天然酵母・本種完成

8月30日のブログでご紹介したぶどうの天然酵母の本種がようやく完成しました。

 

8月30日に仕込んで、少し遅めの9月9日に酵母液が完成(一番上の写真…シュワシュワとさかんに泡が出ています。匂いをかぐとワインのような香りがします。)

 

できた液を漉して、中の実を絞ったのが真ん中の写真。

 

それからこの液を少量とって、水と全粒粉を混ぜてから、毎日4時間ほど室温に置いて→冷蔵庫で一晩寝かせ(「かけ継ぎ」と言います)…を4日繰り返してようやく今日、最後のかけ継ぎが終わって、今冷蔵庫でお休み中です。

 

酵母液でもパンは焼けますが、本種の方が発酵が安定するのだそうです。一番下の写真が今日の様子。泡がぶくぶくして、さかんに酵母たちが活躍しているのが分かります。

 

土の中のいろいろな菌たちのお陰でおいしい食べ物ができて、さらにいろんな菌たちのお陰で、パンやワインなど美味しい食べ物を口にすることが出来る。

 

…気の遠くなるようなたくさんの生きものたちが支えてくれて、普通の生活が成り立っているんだなぁ~。…酵母菌たちの出す泡を見ながら、なんだかあったかくて嬉しい気持ちになります。

 

ぶどうの酵母は特に優秀です。やる気満々の酵母たちです。