貴腐ワインとアイスワイン

先日、赤穂に行ったときにもう一か所寄り道。これはいつも行く場所…業務スーパー内にある「フォーティーセブンリカーズ」さんです。

 

以前ブログでも書かせて頂きましたが、ここの店長さんのワイン愛が半端ないんです。お店で売っているワインのコレクションの数も半端ないですし、それぞれのワインの親切丁寧な手書きの説明書きが、読んでいるだけで幸せになります。その日は残念ながら外出中でお会いできませんでした。

 

今回は、「貴腐ワイン」と「アイスワイン」を買って来ました。どちらも甘口の「デザートワイン」です。

 

「貴腐ワイン」は、ブドウの病気でもある灰色かび病の菌が、成熟したぶどうの実にとりついて、表面のロウ物質を溶かし、果粒から水分が抜けて成分が凝縮したブドウを使ったワインなんだそうです。ただし、灰色かび病の菌が幼果にとりついてしまうと単に腐敗するだけなんだそうです。写真の左、ラベルにある「BOTRYTIS」とあるのが「灰色かび」という意味で、「SEMILLON」というのがブドウの品種なんだそうです

 

「アイスワイン」は、ブドウを樹上でならせたまま、凍る季節まで置いておいて、凍って水分が抜け、成分が凝縮したブドウで作るワインなんだそうです。多分、それぞれ「もったいない精神」と「探求心」が生み出した技なんでしょうね。「貴腐ワイン」も「アイスワイン」も、ブドウの糖度が高くなるので酵母の活性が下がり、それをワインにするのにも熟練の技術と長い熟成時期間が必要になるようです。

 

冷やし方や飲むタイミング、マリアージュの組み合わせ…せっかくなので、心して頂きます。ワインの事で知りたいことは、前出の店長さんの助言と、「神の雫 WINE SALON」というホームページを参考にしています。お酒が飲めない相方が、それでもワインの世界に憧れているのか、「神の雫」というコミックを全巻揃えて持っています。なんと可哀そうな…。