発酵食の講座

一昨日の発酵食の講座。塩こうじと醤油こうじを作りました。試食としてほうれん草ともやしのナムルと豚ロースのハム。

 

香りも豊かで味も優しく、お肉も柔らかく…。よいですねぇ~塩こうじ醤油こうじ。

 

その後の講義。塩こうじ醤油こうじの利用の仕方や、甘酒の作り方、菌の話し、それから文字の話し。目からうろこがぽろぽろ…。勉強になりました。

 

その中から2点。受け売り情報。

 

一つは塩こうじや醤油こうじ…余ったらご飯と一緒に炊く利用法があるそうです。ご飯を普通の水加減にしてから、米2合に対し、塩こうじまたは醤油こうじを大さじ1の割合で炊くのだそうです。これで具材を入れたら、だしの要らない炊き込みご飯ができるのだそうです。

 

ただし、注意ポイントが1点。塩こうじと米を混ぜるのは炊く直前にすること。米とこうじを合わせて時間をおくと、酵素の働きでパラパラのごはんになってしまうのだそうです。

 

逆に、パラパラのごはんが欲しい時は、これを利用する手もありなんだとか。

 

もう一点は、「こうじ」の漢字の話し。「こうじ」は「麹」と「糀」の2種類があるけれど、「麹」の方は中国から渡ってきた漢字で、「糀」の方は日本で作られた漢字なんだそうです。

 

使い方も違っていて、「麹」は「こうじ」全般に使えるけれど、「糀」の方は、米こうじだけを指すのだそうです。

 

それにしても、米の花と書いて「糀」という文字を作った昔の人。米糀を作っている時に、お米に花が咲いたようだと、その美しさに惚れ惚れしたのでしょうね。

 

目に見えない微生物たち。たとえ忙しい作業の中でも、その存在を美しい「花」に例えることができる瑞々しい感性。自分たちを支えてくれている、目に見えない様々な存在を常に意識して、尊敬や愛着や感謝の想いを常に忘れない「生き方」が垣間見えるようで、素敵です。