今日も雨。
・・・なので、今日は溜まったデスクワークを「えいやぁっ!」とやっつけました。
親戚の子にいっぱいいっぱい助けてもらって、ぶどう部会のチラシを印刷屋に無事入稿。その他に、溜まっていたレシートを整理して、ぶどう部会関係のPOPの編集やら販促スケジュールの整理やらも終わって、ちょっとほっとしました。
昔、印刷物を発行するなんていったら、最低2回は印刷屋さんに足を運んでいたけど、今は発注だけなら居間でちゃちゃっとできちゃう時代・・・編集は相変わらず大変だけど・・・
なんだかんだと言っても、やっぱり便利でありがたいです。
・・・で、今日の写真も「窓からの眺めネタ」です。
ちょうどパソコンを置いてある部屋の縁側から、今、斑入りのギボウシの花が咲いているのが見えます。
写真ではわかりにくいですが、高貴な薄い紫色です。
パソコンと一日向き合っていても、川の音や鳥のさえずりやこの眺めのお陰で癒されます。
今日は雨。
久しぶりに家でゆっくり台所に立っています。
この家の台所は、とってもちっちゃい。
で、窓もちっちゃい。
でも、このちっちゃい窓からの眺めが大好きです。
今は、ガクアジサイがきれいです。
ドクダミの花が、いくつものちっちゃなロウソクともした燭台のようで、背後のミョウガと共にアジサイをひきたてています。
遠くに常緑の森が見えて、一枚の絵画のようです。
山から吹き降ろす風が窓を通って、ハルジオンの花の香りを運んできます。
(写真中央上部分、民家の画像にボカシをかけてあります。ご了承ください。)
6月23日に蒔いた大豆が一斉に発芽しました。
今年は適度な雨もあり、発芽には最高の天候に恵まれました。
左の写真・・・「よっこいしょ!」って感じです。大豆にとっては、どれだけ重たい土なんでしょうか。
右上は、普通の大豆。真ん中は「秘伝」。右下は「鞍掛ひたし豆」。
ひたし豆だけが茎が緑色ですね。それぞれ双葉の形も微妙に違って、同じ大豆でも、個性があります。
私は自家用に作っている大豆ですが、大豆農家の方は、この播種がうまくいくかいかないかで、毎年気をもむのだそうです。
播種後に豪雨にあうと、発芽しにくいのだそうです。もちろん、乾きすぎてもだめでしょうし。
そうすると、発芽が揃うまで、何回でも蒔きなおさなければならないのだとか。蒔き直しも2回になると、種代だけで赤字になると聞いたこともあります。
日本の食文化を支える大切な「大豆」。
そんな苦労をしながら作っておられる大豆農家さんに、心から敬意と感謝をおぼえずにはいられません。
ぶどうがますますぶどうらしくなってきました。
ぶどうの房づくりも最終段階に入っています。
今は、「修正摘粒」の時期。中にはいりこんでしまったり、ぎゅうぎゅうになりすぎそうな粒を外します。
その他に、「玉直し」も。
写真右上を見ると、上の車の粒が下の車の粒の間に挟まってしまっています。それを真ん中の写真のように上になおしてあげます。
粒が大きくなりすぎるとできなくなります。
無理をすると、ぽきっととれてしまったりもします。
その他に右下のように大きくならなかった粒も取り除きます。
これも、粒が詰まってくると取れなくなるので今のうちにとっておきます。
そして、最後の「袋掛け」が済んだらひと段落です。
袋掛けの後は草刈りや獣避けの確認、お店の準備など・・・やることはまだまだいっぱいありますが、この数か月から比べると、ちょっと楽になります。
ゴールドフィンガーがますますとんがってきました。
形だけ見るとほぼトウガラシです。
つばめの巣立ちの季節です。
家の入口の電線に、つばめが並んでとまっていました。
上の写真・少し離れて右上に止まっているのは親鳥でしょうか?家族が巣立ちの練習に集中できるように、周りを監視しているように見えます。
その周りをしきりと飛び回っているのがもう一羽の親鳥かな?
「ほら、みんな、こうやって飛ぶのよ!」って言っているかのようです。
右から3羽目の子どもが思い切って飛び上がり・・・そして衝突?それとも、「まだ飛べるでしょ!」ってせかされたのかな? しばらく追い掛け回されていました。
(全て、私の想像です。本当のところはわかりませんが。)
この電線には、いろんな鳥がとまります。
まるで、楽譜の五線紙に並んだ音符のようです。
神戸の北野に「好きやde西はりま」という直売所があります。
4年ほど前、就農直後の頃に、普及所の研修で視察に行った所です。
その際、店長さんと「ぶどう以外でも、お野菜とかも出せたらいいですねぇ」と話していたのを覚えてくださっていて、毎年のようにお声をかけてくださっていました。
先日もお電話を頂いて、チシャがいっぱいできていたので、ようやく初めて出荷することができました。なが~い目で見守ってくださって、本当に頭が下がります。
「出荷」となると、たとえそれが数百円だったとしても気を使います。
葉っぱ物の出荷の方法がわからなかったので、JA三日月の売り場の担当の方や、三日月の直売所の「味わいの里三日月」の組合長さんに相談に行ったり。
みなさん、本当に親身になって相談にのってくださって、ほんとにほんとに感謝感謝です。
もちろん、「味わいの里三日月」にも出荷。
そのうちJAにも出さなきゃ。
小麦を収穫した後に、大豆を蒔きました。
小麦の裏作に大豆。定番です。
普通の大豆と、大粒になるという枝豆用の「秘伝」、「鞍掛ひたし豆」の3種類。
ぶどうがちょっとだけ落ち着いてきたので、昨日の午後と今日の午前中で、畝立て・蒔き溝堀り・種まきを一気にしました。
午後はぶどう畑。
日の出から日の入りまで、いっぱいいっぱい仕事ができて、達成感満載です。
今日は梅干しをつけました。
これは買ったものです。紀州の梅・・・美しすぎる・・・
「梅干しをカビさすと縁起が悪い」と言われているようですが、過去、何度カビさせてしまったことか・・・。
重石をしても、放っておくとわずかな空気の隙間からカビが発生します。
何より私にとっては、この「重石」ってハードルが高いんです。
「最初のうちは重ためで、水が上がったら軽めで・・・」って・・・それぞれちょうどよい重石って家の中になかなかないもので。「塩の袋でいいのよ」って言われて、塩を重石にしたら、水が上がってびしょびしょになったり。
で、えい、面倒だ!と、最近は重石を使わないで漬けています。
1)漬物用の丈夫な袋に、水洗いして水けを拭き「へた」を取った梅を入れて、上から分量の塩を振りかけます。
2)口の部分をゴムなどでしっかりくくって仕込み完了。
3)次の日には梅酢が出てきて下の方に溜まるので、ビニールごとゆっくり梅をごろごろとかきまぜて、梅酢を全体に回します。
4)→これを毎日続けると、梅酢に梅が浸るようになるので、一度ビニールの口をあけて空気を抜き、再びゴムでしっかりくくります。
土用干しまで、できるだけ毎日梅酢を全体に回します。
梅が柔らかくなってきたら、そおっと揺らす感じで。
梅が梅酢に浸かっていたらカビそうに思えないのですが、どこかが空気に触れていて、意外とカビます。
注意事項としては、
1)ビニールが破ける事があるので、プラスチックのたらいなどにいれておく。
2)混ぜる時に、口の部分を下にすると梅酢が漏れるので、気を付ける。
でも、一番大事なのは、多少の失敗も、へこたれない事かも。
鹿に食べられた畑の麦を脱穀しました。
「21日は豪雨になります。」
天気予報が言ってたので、昨日急いで脱穀しました。
ご存知の方も多いかと思いますが、ご紹介するのは「唐箕(とうみ)」です。
脱穀機にかけた麦は、小麦の粒とその他のわらやもみ殻、ごみなどが混ざっています。それを分けるのが唐箕です。
同じぶどうの生産者の方の納屋に眠っているのを頂きました。
10年前に麦を作った時は、「てみ」であおるように分けていたのですが、時間がかかって大変でした。
唐箕を出していたら、お隣のご主人が「懐かしいものがあるなぁ~」と声をかけてくださって、使い方もご指導頂きました。
「左側のカラが出る部分を覆っておかないと、大変なことになるよ」と言われたので、ミニ温室の骨組みを使って覆ってみました。ちょっと風が吹いてシートの下から殻が戻ってきそうになりました。覆ってなかったら、本当に大変なことになっていました。
いろんな方々のお陰で、無事、脱穀することができました。
昨日は、朝脱穀して、昼ぶどう畑で作業して、夕方唐箕をかけて・・・今日は筋肉痛・・・
脱穀機も、なかなか良いトレーニングマシンになります。
今のブドウの房は、みんな緑ですが、品種によって房の形は微妙に違いがあります。
昨日のブログの房の形以外に、肩が伸びやすいタイプや粒を支える軸が短くて車輪みたいになってる房。
中でも独特なのがこの「ゴールドフィンガー」の粒です。
とんがってますねー。
ゴールドフィンガーはあまり知名度がないので、うちでは1本だけ育てています。
まだ3年目の若木なので、房の数も数房で、その上ちゃんとした房にならない可能性の方が強いですが、この秋が楽しみです。
今のブドウの房です。
本当にブドウらしくなってきました。
今の時期は1日で粒の大きさがぐんぐん大きくなります。
ちょっと気を抜くと、粒と粒がぎゅうぎゅうになりすぎてしまうので、目が離せません・・・かといって、粒を外しすぎると房になりません。
様子を見ながら、必要に応じてさらに1粒1粒はずしていきます。
写真の房は緑の粒ですが、もう少しすると色が付いてきます。
黒系のブドウも赤系のブドウもみんな今は緑色をしています。
先日収穫した梅をつけました。
ぶどう畑も忙しいですが、梅も待ってくれません。
全部で3.5キロ。まだまだ少ないですが、2.7キロ分を梅ジュースに、0.8キロ分を煮梅にしました。
煮梅は今、台所でことことことこと・・・仕込み中。
出来上がったら冷蔵庫で冷やして・・・あ~~~待ちきれない!
ぶどう畑の休憩所です。
ぶどうの葉っぱが伸びてきて、ちょうど良い木陰を作ってくれています。
お昼ごはんも今の時期はここで食べています。
谷から吹き上がる風が心地よくて、お昼寝にも最高です。
今は長い時で10時間、この畑にこもっています。
今日あたりはさすがにちょっと暑かったので、もうそろそろお昼は畑の外の木陰に異動します。
摘粒の作業(6月14日ブログ)も佳境を迎えていますが、その合間に副梢(ふくしょう)の整理もしています。
今年の春から伸びた枝(新梢)・・・その枝についている葉っぱ1枚1枚の付け根に脇芽が伸びます。
この脇芽の事を「副梢」と呼びます。
陽当たりや風通しや生育のために、この副梢の葉っぱを整理していきます。
房の付いている所までの副梢、その先の副梢、そして先端の副梢・・・それぞれの部分で残す葉っぱの数は違います。
また、品種によっても微妙に違いがあります。
この作業は、後になればなるほど枝が込み合ってきて手間が何倍にもなっていきます。加えて、摘芯した副梢の先から更に脇芽が・・・あっという間に棚の上がジャングルになってしまいます。
・・・そうなるともう大変!ジャングルをかき分けかき分け副梢整理・・・きゃぁ~~~・・・とならないように頑張っているんですが・・・摘粒も早くしないといけないし・・・なかなか・・・
そんなにいっぱい手をかけても、成らせる房の数は新梢の本数の約6割。いっぱいいっぱい成らせると品質が落ちたり、樹が弱って来年の収穫に影響したりします。
ずいぶんぶどうらしくなりました。
今は「摘粒」という作業をしています。
この時期、ぶどうの実はどんどん細胞の数を増やしています。
その後は細胞数の増加が止まり、一つ一つの細胞が太り始めます。
房の軸の長さや、ひと房ごとの粒の数の適正数は、品種によっておよそ決まっています。
・・・で、不要な粒をひとつひとつハサミで切っていきます。
例えばひと房35粒くらいが適正とされる品種だったら、その数に近づけるように全体のバランスを見ながら粒を切り落とします。
「35粒」・・・なかなかぱっと見わかりません。
最初のうちは、ひと房ひと房粒を数えます。
慣れてきたら、多いかどうか大体わかるようになりますが、時おり確認のために数を数えて目を慣らせます。
根気のいる作業です。
ツブツブツブツブ ・・・1・2・3・4・・・ぶつぶつぶつぶつ・・・ツブツブぶつぶつツブツブぶつぶつ・・・
この家の前の持ち主さんは、ご趣味でいろいろな果樹を植えられていたようです。
剪定の方法を始め、果樹によって育て方がそれぞれなので、まだまだ手入れが行き届きませんが、今年の梅は去年の剪定方法が良かったのか、そこそこの大きさのものが収穫できました。
農薬をあまりかけていないので、虫が入ったような跡があります。
とりあえず冷凍して、梅ジュースにします。
暑い夏はこれが一番!
6月はぶどう畑の表情が一番変わる月です。
枝がどんどん伸びて、脇芽もどんどん伸びます。
実は、根っこも、今、一番伸びているんだそうです。
いろんな成長ホルモンがいろんな所で頑張ってます。
枝を摘芯したり、脇芽の葉の数を制御したり、その他いろんな手入れをすることで、それらの成長ホルモンや栄養をコントロールして、おいしいぶどうの房を作っていきます。一番大変だけど、一番面白い時期です。
突然、お布団の写真で失礼します。
縁側でお布団を干しています。
古民家に住んで、使い勝手の良さの一番はやっぱり縁側。
いつもはお布団を干しています。
強風で倒れることも、飛ばされることもありません。
外出していて突然の雨も心配もありません。
花粉の時期もへっちゃら。
お布団干すのが大好きなので、重宝しています。
お布団も干せてシーツも洗濯した日は「最高のお布団の日」と呼んでいます。
古民家に住むようになって、「最高のお布団の日」が増えました。
ぶどうの葉っぱの裏にちっちゃいちっちゃい虫が、わしゃわしゃわしゃ・・・
多分、うまれたてのてんとうむしだと思うのですが・・・。
体長は1ミリほど。
てんとうむしと思うと可愛く思えますが、そうじゃなかったら気持ち悪いと思ってしまう・・・身勝手ですねえ~
突然ですが、3月下旬に鹿に食害された畑の麦を収穫しました。
全然ダメかと思っていたのに・・・麦ちゃんたちの生命力とご近所さんのおかげ。感謝です。
速攻で大豆の準備です。
ぶどうも忙しいので、今日中に草刈りをして、耕うんまで一気にやってしまう予定?・・・体力が続けば?・・・続くかなぁ~・・・暑いしなぁ~・・・
ぶどうの葉っぱの裏にナナフシがいました。
葉脈に擬態しているように見えます。
体長4センチほど。
何時間もじっとしています。
今のベリーAです。
ベリーAの場合、一回目のジベレリン処理が適期(満開前約13日)に行われると、花は左下のような「子房肥大(しぼうひだい)」になります。
少しずれると右側の写真のように花が咲きますが、雄花が長く伸びていることでジベレリンが効いているのがわかります。これもちゃんと種なしになります。
花冠の取れ方がそれぞれ違って、子房肥大の方は花冠の上がパカッと割れ、普通咲きの方は、通常通り花冠を下から脱ぐように外れます。
一番大きな写真は、観察用に房をそのままにしたもので、全部の長さは30センチほどになります。実際に使うのは先端数センチのみなので、この後すぐに切り込みました。
麦の脱穀をしました。
約10年ぶりにうちの脱穀機が活躍。
引っ越しのたびに連れまわした脱穀機。
ちゃんと普通に動いてくれました。
これからもよろしくね!
ぶどうの葉っぱの上でじっとしているてんとうむし。
おなかの下に何かあります。
写真を拡大してみると、まさにたまごが産みだされているように見えます。
数時間後、作業を終えてもなお同じ姿でじっとしていました。
産卵中?・・・と思っていたら、寄生蜂だったようです。
てんとうむしの卵とは形も違いますね。
何日たっても同じ姿で、寄生蜂の繭を守っています。
脳をコントロールされているんだとか。
こちらは、ぶどう畑のテンちゃんです。
ぶどうの葉っぱの上で気持ちよさそうです。
カメラを近づけても、じっとしています。
眠ってるのかな?
ぶどうの花の満開の季節になりました。
この時期に、ほとんどのぶどうは種なしにするためのジベレリン処理をします。(「ジベレリン」については、5月22日のブログをご参照ください。)
ジベレリン処理の時期に大切なのが「花冠取り」です。
写真のつぶつぶ一つ一つは花で、花が咲くときに、「花冠」が元からめくれて、おしべとめしべが顔を出します。・・・感じとしては、ミカンの皮がめくれるイメージかな?
この「花冠」は、すっきりと落ちにくく、これが残ったままだと、病気になったり、粒が汚れてしまったりするので、手作業で「花冠取り」をします。
左下のが「花冠取り器」といいます。
真ん中に花穂を通して何回か上下させて取ります。
取りきれない分は、一個一個つまんで取ります。
小麦畑のテンちゃんです。
朝からおつとめごくろうさまです。
6月に入りました。
6月上旬までに蒔かないといけない種がたくさんあるので、今の時期に蒔ける種を急いで蒔いています。
種まき・畑の準備・追肥・草取り・虫取り・病気の管理・収穫・・・自家用の野菜とはいえ、毎日畑を見回って少しずつでもちょこちょこ回していかないと、野菜畑はうまくいきません。
枝豆は、芽が出たところを鳥に食べられるので、網をかぶせています。
ぶどうも忙しいので、時間を区切って切り上げます。
明日も蒔くぞ!