カマキリ先生の積雪予測(カマキリの卵鞘の高さ part2)

11月11日のブログで掲載した「カマキリの卵鞘の高さ」の記事。この時に見つけた卵鞘は高い位置にありました。

 

先日大豆を収穫したら、たくさんの卵鞘を見つけました。高さは地上15センチほどの場所。かなり低いです。

 

先日の卵鞘は、数年前から設置していたものについていたので今年のものではなかったのかもしれません。

 

大豆畑の卵鞘は今年の物と断定できるので、やっぱりこの冬も雪が少ないのかも?

 

一般的に暖冬だと積雪が多く、冬が寒いと積雪が少ないと言われています。去年は暖冬でしたが雪は少なかった。今年はどうなのかな?

 

 

秋と冬の間

今朝はとっても寒かったです。写真は玄関横のブルーベリー畑。霜が雪のように真っ白に降りています。

 

山々の紅葉も後半戦。今年の紅葉は少し控えめ。鮮やかになる前に落葉しています。やはり夏の猛暑の影響が出ているのではないでしょうか。

 

十分に栄養が蓄えられないで落葉すると、来年の実りに影響が出ます。人の手で調整ができる畑と違って、山のドングリなどの実りの出来不出来は全て天任せ。来年の秋、山々の獣たちの食糧が危ういかも。

 

夏のヒガンバナも遅めに咲いてあっという間に褪せていきました。里山の植物たちも動物たちも異常気象で苦労します。

 

大豆の収穫とネズミの食害

大豆を収穫しました。種まきしてからほとんどほったらかしなのに、ちゃんと今年もたくさんの実をつけてくれました。

 

畑のほぼ真ん中あたり、何故か大豆の鞘がたくさん落ちています。大豆は無くなっていて全て殻だけになっています。畑の真ん中で、しかもその周りに動物の踏み荒らした跡もないのに、そこだけ食べられているのは、多分ネズミの仕業と思われます。

 

近くにモグラの穴がありました。ここでも「モグラの穴」を利用したネズミの食害の一例のようです。

 

食べられているのは地上15センチくらいまで。冬に備えて背伸びしながらせっせと食べている様子が目に浮かぶようです。畑の端っこではなく真ん中あたりで食害しているあたり…きっと、その方がいろんな天敵から見えないので安心して食べることができるのでしょうね。

 

ところどころ大豆の薄皮も落ちています。なかなかのグルメです。

 

やったな!?…と思いつつ…ごめんよ…とも思いつつの収穫作業です。

 

 

ヘーゼルナッツの雄花

11月15日、ヘーゼルナッツに雄花がついているのに気が付きました。それから葉っぱも落ち、写真は今日の状態。樹高は2メートル弱。植えてから3年ほどです。3年目にして初めて見る花芽です。

 

本来なら春に咲くはずなので、狂い咲きかもしれませんが、実験で少し残して様子を見る事にしました。

 

雄花の状態はほとんど「栗」に近い。栗だとすると雄花の付け根辺りに雌花がつくはず。でも、膨らんで見えるのは葉芽のような気もするし…よくわかりません。

 

でも、実際「花」はもともと「葉」の変形と言われているくらい、葉芽と花芽は似ています。

 

軸の中ほどに節がみえるので、もしかしたら春になったらこれが咲くのかな?

 

 

玄関先のラベンダーも一輪狂い咲きしています。異常気象で植物たちも迷っているのでしょうか?

 

塩こうじ 「丸大根のべったら漬け風」&「豚ひれ肉の西京漬け風」

突然ですが、べったら漬けが好きです。それから、豚肉の西京漬けも大好き。3日前のブログでご紹介した塩こうじで、それ風な料理をしました。(実際の作り方を知らないので、あえて「~風」としました。)

 

 

丸大根のべったら漬け風(上の写真)は、塩こうじに少しお砂糖を加えて、皮をむいた丸大根を漬けこみました。

 

写真左のカップの中身は漬け込みの際に残った液です。これもとっても美味しかったので、お味噌汁に入れたら、出汁を使わなくても、お味噌だけでとっても美味しお味噌汁になりました。

 

下の写真は、豚ひれの固まり肉を一口大に切って漬け込んでから調理しました。必要な分だけレンジでチン。(私は4切れほどを耐熱容器に入れ、ラップをして200ワットのレンジで10分ほどチン。火が通ったのを確認してから、フライパンで軽くごま油で炒め、さらにみりんを入れてからめて焼きました。

 

西京漬け風…というには、若干、麹の香りが少ないかもしれませんが、柔らかくておいしい高級料亭の味になりました。(…高級料亭には行ったことないけど…(^ ^;)

 

虫たちの越冬準備

庭の桃の木。枝に張り付いていた枯れ葉をめくったら、いろんな虫たちのコロニーになっていました。

 

はっきりした種類の同定は難しいのですが、黒丸は蛾の幼虫・緑の丸はカミキリムシの卵・赤い丸はカイガラムシと思われます。(その他にもいるかも…)いずれにせよ、害虫の可能性が高いのでその場で手で潰します。

 

卵はこの場で越冬すると思われますが、カイガラムシは意外と動き回ります。蛾の幼虫は、浮いている樹皮の下に逃げ込んだり、土に落ちて潜り込み幼虫のまま越冬するものや、繭を作って越冬するものなど様々なんだそうです。

 

今の時期、枝に残った枯れ葉をめくってみると、いろんな虫たちと出会えるかも。

 

 

サンシュユ酒を漬けました

先週の週末、サンシュユの葉っぱが緑色から黒っぽい色になってきて、落葉の準備を始めたので急いで実を収穫。サンシュユ酒を漬けました。

 

サンシュユは生のまま浸けると黒っぽい感じに仕上がります。細かい栄養成分の違いはよくわかりませんが、やっぱり美しい色の方が良いので、私は一度熱湯でひと煮してから漬け込んでいます。

 

一番上の写真は収穫直後。二番目はひと煮した後。三番目は漬け込んだ直後。一番下は今日の様子です。漬け込んだ翌日には赤い色が出てきました。

 

今は美しい赤色ですが、去年漬け込んだものは、赤みを帯びた琥珀色になりました。

 

< サンシュユ酒 >

※ 材料 ※

  • サンシュユ……1キロ
  • 氷砂糖……1キロ
  • ホワイトリカー……2升(3.6リットル)
  • 容器……8リットル・ガラス容器

※ 作り方 ※

  1. サンシュユの軸などを取り除いて流水で洗い、水を切る。
  2. 大きめの鍋に湯を沸かし、沸騰したらサンシュユを入れ、再沸騰後ざるにあける。
  3. 容器の底に氷砂糖の半量を入れ、湯を切ったサンシュユを入れ、残りの氷砂糖をすべて入れる。
  4. ホワイトリカーを注ぐ。
  5. 氷砂糖がとけるまでは、一日一回瓶を揺する。
  6. その後は気がむいたときにゆする。

 

他の資料では1か月で出来上がりとありますが、そのあたりは味見しながら適当に楽しまれることをお勧めします。実の取り出しも適当で、私は一年間入れっぱなしでしたが、それなりに美味しいお酒になりました。

 

塩こうじ・醤油麹完成 …からの、各種料理

10日前に、農業普及所の講習会で仕込んだ「塩こうじ」「醤油麹」。つぶつぶが柔らかくなってきたので完成かな?

 

「完成したらミキサーにかけるといいですよ」と、先生に勧められていたので、保存容器はそのままハンドミキサーが突っ込みやすいカップ状の容器にしました。

 

味は、塩こうじは甘味、醤油麹は旨味…といった感じでしょうか。

 

出来立ての塩こうじ。先日スーパーでたまたまお肉のタイムサービスにあたった時にいろいろ買ってきていたお肉を仕込みました。…これで一週間くらいのお肉の仕込み完了!…楽~!

 

講習会では「3日以上漬けてくださいね」と言われましたが、漬け時間が短かったら「生」のつもりで調理したらいいかな…とも思ったので、今日から少しずつ使っていきます。

 

お肉をまとめ買いしても、冷凍保存したら味も落ちるし、解凍しなきゃなんないし、解凍方法によっては硬くなるし…でも、これで味もついているし、いつでも即使えるのはほんと、助かりますね。

 

塩こうじを味見してみて、ふと「これで、べったら漬けみたいになりそう…」と思い立ったので、ご近所さんから頂いた丸大根を漬けてみました。べったら漬け…美味しいですよねぇ~。甘みが足らないように感じたのでお砂糖も少し加えましたが…さて、良かったのか悪かったのか…

 

昨日の晩御飯は、水に醤油麹とみりんと醤油を入れて味を調えて、牛肉のすき焼き風なべにしました。…旨味たっぷりの料亭の味!美味しかったぁ~!

 

これで「おでん」もいけるかも。

 

堂上蜂屋柿の干し柿

寒くなってきました。2017年の春に庭に地植えにした「堂上蜂屋柿」がやっと収穫できました。今年は6個。そのうち2個は傷があって柔らかくなってしまっている部分があるので、「ずくし」で頂きます。

 

その他は干し柿に。本当はT字型に枝を切ると干しやすいのですが、そうするとせっかくの葉っぱを大量に切り落とすことになるので、もったいないので短く収穫。「がっちりとまる」という洗濯ばさみではさんで干しました。

 

干し場所は二階の窓際。窓を閉めれば獣に食べられる心配もありません。

 

剥いた皮は、もったいないので、氷砂糖と焼酎に漬けました。熟していない他の品種の渋柿がまだ少しあるので、干しつつ漬けます。柿酒…初めてです。

味わいの里三日月 「きママ工房」さんのスイーツ

昨日のブログでご紹介した直売場「味わいの里三日月」のおすすめがもうひとつ。「きママ工房」さんのスイーツです。

 

写真の左上がプリン、右上がシフォンケーキ、下がドーナッツ風のお菓子。(中にあんこが入っています。)

 

ここの特徴は、厳選された原材料を使って作られていること。…とにかく食べてみたらわかります。美味しいです。この中でも私のイチオシはプリンです。

 

味わいの里三日月さんでは、この他にちらし寿司や、直売所オリジナルのお饅頭や巻き寿司、食堂のランチも、素材の味を大切にされたお母さんの味で、とっても美味しい。

 

販売日が限られている商品もあるので、遠方から来られる方は、お電話でお問い合わせの上ご来店されることをお勧めします。

 

味わいの里三日月の収穫感謝祭

次の日曜に、直売所「味わいの里三日月」で、収穫感謝祭があります。美味しいものたくさん、楽しい事たくさん、盛りだくさんの一日です。

 

私は毎年、つきたて餅が目当てで…。

 

味わいの里三日月は、まず、お味噌が美味しい。それからお蕎麦も。もちろんお米も。加えて、お味噌やお蕎麦の加工品も。それから新鮮なお野菜も手作り品もおすすめです。

 

…で、変わったところで、畑に撒く「EMぼかし」も愛用しています。基肥に入れてもよし、追肥に撒いてもよし、堆肥に積んでもよし…とっても優秀なぼかしです。

 

味わいの里の周りの山々も紅葉が美しくなってきました。美味しい空気の中で、ほっこりとした里山を満喫できる一日です。

手作り醤油仕込み教室 於・発酵LabCoo(発酵ラボクー・手作り発酵教室・たつの市)

先日、たつの市の手作り発酵教室「発酵LabCoo」の手作り醤油仕込み教室に参加してきました。

 

写真二番目のマメマメしい緑のつぶつぶが、本日の主役「醤油麹」たちです。水に塩を溶かして、醤油麹を混ぜて仕込み完了。でも、これからが大事。マメに日々かき混ぜてお醤油に育てます。出来上がりは来年の夏を越えてからだそうです。

 

写真の下から二番目が仕込んだ当日の様子。液は灰色がかったモスグリーン。醤油麹の大豆と麦もすぐに分離して、麦が下に溜まったようになります。香りも少し粉っぽいような感じです。

 

一番下の写真が今日の様子。少し味噌っぽい色になってきました。大豆と麦も随分馴染んできました。香りも味噌っぽい雰囲気に…。

 

たった3日で、この劇的な変化!感動~~!

 

真ん中の二つの写真は当日作って頂いた発酵ランチです。五感全てが幸せになったひとときでした。

 

ここの教室は定期的にいろんな発酵教室を開いています。先生は、もともと発酵関係の食品の大手企業で働いておられた方で、私のアホな質問にも、打てば響くような回答が返ってきます。

 

そのうえ、忙しい日常生活の中でも、無理なく取り入れられる方法を伝授してくださるので、「私でもできる!」と思わせて頂ける実感も、一緒に持ち帰らせて頂きました。

 

これから、この子達はどんなふうに成長していくんでしょうか…出来上がりももちろん楽しみですが、その過程での変化の様子を見届けられるのも、楽しみで嬉しくてたまりません。

 

< 発酵LabCoo(発酵ラボクー)お問い合わせ >

  • 電話 090-9982-5917
  • メール coo@labcoo.jp
  • Web:www.labcoo.jp

(「発酵ラボクー」でググってもウエブ検索できます。)

 

採り残しの玉ねぎ…からの…苗?

今年、収穫しつくしたはずの玉ねぎの畑。春先、ブドウの作業が忙しかったのでマルチもそのままで、同じ畝を使って里芋を植えました。

 

先日その里芋を収穫していたら、里芋の間からネギの葉っぱが…。掘ってみたら玉ねぎが出てきました。今年の春に採り残していたようです。

 

何枚か玉ねぎをむいてみたら、中から太いネギが…。それぞれのネギから根っこが外れないように、そおっと分割してみたら…できました!立派な苗!

 

でも、冬を越える時に太すぎる玉ねぎ苗は、ネギ坊主ができやすい。ネギ坊主ができると、玉ねぎの中が固くなって使い物になりません。

 

今回できた苗も、春になったら立派なネギ坊主ができそうなので、早めに収穫しないといけないかもしれませんが、もしかしたら、超早生の玉ねぎがとれるかも?早めに収穫して、葉っぱは長ネギとして、下の部分は玉ねぎとして、使えたらいいなぁ~欲張りかなぁ~…わくわくわくわく…

オットセイなサツマイモ

先日収穫したサツマイモ。玄関先のかごに入れっぱなしにしていましたが、寒くなってきたので、暖かい所に移動です。

 

ひとつひとつ傷や痛みを点検していたら、オットセイそっくりなサツマイモが…

 

他のサツマイモと一緒にならべたら、他のサツマイモがトドの群れのように見えてきました。

 

二番生りのぶどう

販売用のぶどう以外に、自宅の庭でも数本ぶどうを育てています。毎年しっかり管理しているのに、毎年しっかりハクビシンに食べつくされてしまいます。

 

今日の写真は、その樹に生った二番生りのぶどうです。

 

ぶどうは普通、その年に伸びた枝1本につきひと房だけ育てます。でも、ほおっておくとその後にも花芽が付いて実を生らせる時があります。二番生りです。通常は樹を痛めるので落としてしまいます。

 

二番生りは酸っぱくて食べられないものが多く、種なし処理もしていませんし、房づくりも袋掛けもしないので、商品にはなりません。

 

写真のぶどうも、少し前に食べてみたら酸っぱかったのですが、今頃になってそこそこ食べらるようになりました。今年の秋が暖かかったせいでしょうか。種もあるし、実も干からびかけていますが、せっかくなので傷んだところを取り除いて収穫しました。ジュースかジャムか、ゼリーだったらなんとか使えそうです。

 

ぶどうってすごいですね。

 

初霜 ブルーベリーとヤマブドウ

今朝は初霜が降りました。真っ赤に紅葉したブルーベリー畑は、赤と白のクリスマスカラーになりました。紅葉が進んできた自宅裏庭のヤマブドウの葉も白い霜で薄化粧。

 

これからいよいよ寒くなります。寒くなるとぶどう畑もますます忙しくなってきます。

農作物の天災被害とそれを支える人々

秋も深まってきました。連日、水害被害に見舞われた地域のニュースが報じられています。そんなニュースをみるにつけ心が痛むとともに「明日は我が身」と覚悟させられます。

 

実際に農作物が泥にまみれているニュースなども報じられていますが、ニュースでは大きく報じられないものの、今年は雨続きだった地域の農作物は全般的にとても厳しい年だったのではないかと思われます。

 

今年、様々な地域で、梅雨の時期からずっと尋常ではない雨が降りました。「お日さまが照らない」…そのことでどれだけの農家が泣いているかと思います。手を抜いたわけではない…むしろ、天候が不順なせいでより手がかかり、資材費もかかり、それなのに売り上げはあがらない…。

 

消費者だったころは「買わない」という選択肢を選ぶだけでよかった。美味しくできた産地から買えばそれでよかった。

 

ぶどうの産地に来て、ここで農業を始めて、つくづくそれを支える方々の暖かさを知りました。自分たちの愛する農産物に対し、どんなときも変わらず買い支えてくださる。様々な状況の変化によって農作物がどれだけ左右されるものなのかを、理解してくださる人たちがあってこそ成り立つものなんだなぁと、つくづく思います。

 

もちろん、そう思って頂けるためには、農家の日々のたゆまぬ努力があってこそ!さぁ!今日もがんばろ~!!

発酵食の講座

一昨日の発酵食の講座。塩こうじと醤油こうじを作りました。試食としてほうれん草ともやしのナムルと豚ロースのハム。

 

香りも豊かで味も優しく、お肉も柔らかく…。よいですねぇ~塩こうじ醤油こうじ。

 

その後の講義。塩こうじ醤油こうじの利用の仕方や、甘酒の作り方、菌の話し、それから文字の話し。目からうろこがぽろぽろ…。勉強になりました。

 

その中から2点。受け売り情報。

 

一つは塩こうじや醤油こうじ…余ったらご飯と一緒に炊く利用法があるそうです。ご飯を普通の水加減にしてから、米2合に対し、塩こうじまたは醤油こうじを大さじ1の割合で炊くのだそうです。これで具材を入れたら、だしの要らない炊き込みご飯ができるのだそうです。

 

ただし、注意ポイントが1点。塩こうじと米を混ぜるのは炊く直前にすること。米とこうじを合わせて時間をおくと、酵素の働きでパラパラのごはんになってしまうのだそうです。

 

逆に、パラパラのごはんが欲しい時は、これを利用する手もありなんだとか。

 

もう一点は、「こうじ」の漢字の話し。「こうじ」は「麹」と「糀」の2種類があるけれど、「麹」の方は中国から渡ってきた漢字で、「糀」の方は日本で作られた漢字なんだそうです。

 

使い方も違っていて、「麹」は「こうじ」全般に使えるけれど、「糀」の方は、米こうじだけを指すのだそうです。

 

それにしても、米の花と書いて「糀」という文字を作った昔の人。米糀を作っている時に、お米に花が咲いたようだと、その美しさに惚れ惚れしたのでしょうね。

 

目に見えない微生物たち。たとえ忙しい作業の中でも、その存在を美しい「花」に例えることができる瑞々しい感性。自分たちを支えてくれている、目に見えない様々な存在を常に意識して、尊敬や愛着や感謝の想いを常に忘れない「生き方」が垣間見えるようで、素敵です。

相生なぎさホール カフェ Ven美RA (ベンチュラ)

農業普及所の講習会で、相生の「なぎさホール」に行ってきました。久しぶりにぶどうの生産仲間の奥さんと、なぎさホールの敷地内にあるカフェに行きました。

 

頂いたのは日替わりランチ。昨日は「カキフライ」か「鳥肉のソテー」が選べて、デザートとドリンクバーもついて、この品目数で税込み1078円でした。超お得!

 

個室も2部屋あって、昨日は予約が入っていなかったのでそこでゆっくりさせて頂きました。料理もひとつひとつ変化があって美味しいし、お店の人のサービスもとっても心地よくて、くせになりそうです。

 

営業時間も長く、朝のモーニングからランチ、ディナーまで。駐車場もたくさんあるし。良いお店を見つけました。

 

 

カマキリの卵鞘(らんしょう)の高さ 2019年秋

庭の防鳥ネットの支柱にカマキリの卵鞘(らんしょう)がありました。上の写真の中央、ペットボトルのある部分。拡大写真が下の写真です。

 

カマキリの卵鞘の高さは、その冬の積雪の高さを占うと言われています。去年の秋は地面すれすれの場所に多く見られました。その冬は、暖冬でしかも積雪がとても少なかったです。

 

この卵鞘はずいぶん高い位置にあります。他の場所でも確認する必要がありますが、もしかしたら今年は積雪が多いのかも?

 

通常、「暖冬」だと太平洋側は積雪が多く、冬が寒いと太平洋側は積雪が少ないのですが、「暖冬」でも積雪が少なかったという事はどう考えたらいいのかな?

 

毎年、気候を読むのが大変になってきています。カマキリのお母さんも困ってるんじゃないかなぁ~…

 

(追記・その後、他の場所でとても低い場所に作られている卵鞘を見つけました。もしかしたらこの卵鞘は数年前の物だったかもしれません。詳しくは1月30日のブログで掲載しています。)

こぼれ種のおもちゃかぼちゃ

庭のユスラウメの木に黄色のオブジェが自生しています。装飾用の「オモチャカボチャ」です。

 

一昨年、知り合いから頂いたオモチャカボチャの種。近くに食用カボチャの「ロロン」と「金糸瓜(そうめんかぼちゃ)」も植えていました。

 

おもちゃかぼちゃは山ほどできたので、一部を収穫しきれずに放っておいたら、昨年、いろんな形のオモチャカボチャができあがりました。かぼちゃって交雑しやすいんですね。

 

今年もこぼれ種からいろんなオモチャカボチャができました。大きさも表情もいろいろで、それぞれ個性があってなかなか楽しい。

 

まだまだ葉っぱも元気なので、しばらく置いておいたら皮が固くなって保存もきくかなぁ~…と期待していますが…さて…。

 

自宅からの借景・もうすぐ紅葉

今日の写真は今朝、日の出直前の三日月の山々です。少し朝もやに煙っています。自宅の庭からの眺めです。

 

ずいぶん紅葉がすすんできました。今年は少し遅めの紅葉になりそうです。

サツマイモペースト・イモ羊羹・干し芋

今日も薩摩芋シリーズです。

 

サツマイモは掘り起こしてからしばらく保存しておいた方が甘くなります。でも、土の中でネズミにかじられたり、掘り起こす時にスコップで傷つけてしまった芋は傷みやすいので、昨日は保存のためにサツマイモペーストを作って冷凍しました。

 

…で、せっかくなので、ついでに「芋羊羹」も作ろうか…とか…ついでだから「干し芋」も作ろうか…とかとか…。あ~秋って楽しい!

 

< サツマイモの基本の茹で方 >

※ 材料 ※

  • サツマイモ……洗って皮をむき、適当な大きさに切って切るそばから水にさらします。(皮はお好みでむかなくても可。干し芋にする場合は厚さ1.5センチほどの輪切り)
  • 水……芋がかぶるくらい(多めに)
  • 重曹……水の約2%。(入れると色が良くなりますが、なくても可。)

※ 作り方 ※

  1. 水にさらした芋をざるにあけた後、鍋に入れ、かぶるくらいの水と重曹を入れて軽く混ぜる。
  2. 中火~強火で、ややゆっくりめに加熱して、金串などがスッと通るまでゆで、ざるにあける。(→このままの状態で冷凍保存も可。使うときは自然解凍の後、お味噌汁などに…。)

 

< サツマイモペースト >

※ 作り方 ※

  1. ゆでてざるにあけたサツマイモが温かいうちに大きめのフォーク・マッシャー・ミキサーなどでなめらかにする。
  2. ジップロックなどに入れ、空気を抜きながら平らに伸ばして冷凍保存。

< 芋羊羹 >

※ 材料 ※

  • サツマイモペースト……500グラム
  • 牛乳……500CC
  • 砂糖……100グラム(お好みで…)
  • 寒天粉……4グラム(今回は「かんてんぱぱ」の「かんてんクック」を使いました。)

※ 作り方 ※

  1. 鍋に、牛乳・砂糖・かんてん粉を入れて、なべ底から混ぜながら火にかける。沸騰したら弱火にして1~2分煮溶かします。(火にかけている間は、なべ底から絶えずかき混ぜます。吹きこぼれやすいので注意。やけどにも注意。)
  2. サツマイモペーストに、だまにならないように少量ずつ「1」を入れ混ぜる。(ミキサーなどを使っても可。)
  3. お好みの容器に入れて、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。(耐熱容器などにオーブンシートを敷き、平らに冷やし固めてから一口大に切ったものを冷凍しても…。頂く時は自然解凍で。)

< 干し芋 >

※ 作り方 ※

  1. よく洗ったサツマイモを約1.5センチ厚さに輪切りにし、上記の「サツマイモの基本の茹で方」でゆでた芋をざるにあける。
  2. 水が切れたら、オーブンシートを敷いた容器に平らに並べ、風通しの良い場所で乾かす。(時々裏表をひっくり返す。お天気が悪い時や適当な干場が無い場合は、冷蔵庫に入れて乾かすのも可。薄いタッパーに入れて、蓋をずらして少しあけ、冷蔵庫に入れます。)
  3. ちょこちょこ試食しながら、お好みの固さになったらおっけ~。(このまま冷凍保存も可。)→あんまりほおっておくとカビてしまったりするので注意。「試食」といいながら「完食」してしまうのも注意(^^;

 

サツマイモ掘りのついでに…里芋の保温のついでに…天地返し

昨日のブログの「サツマイモ」。サツマイモを植えていた横に里芋を育てています。里芋も寒さに弱いので、本来ならば収穫すべきなのですが、今年はこのまましばらく置いておくことにしました。

 

サツマイモは収穫して掘り起こし、適度な温度と湿度のある所に置いておくと美味しくなります。でも里芋は掘り起こしてしまうとどうしても少しずつ味が落ちてしまいます。土から掘り上げたばかりの里芋の美味しいことおいしいこと…。

 

 

…というわけで、この冬の里芋実験です。

 

まず、わしゃわしゃとたくさん伸びたサツマイモのツルを里芋の株元に積みました。それから、サツマイモが植わっていた部分の表層の土を更に里芋の株元にかぶせました。これで、土の中の里芋たちが保温できるのではないか…と…

 

サツマイモが育っていた部分の土の天地返しも兼ねています。

 

今後は、必要な時に必要なだけ端っこから掘って食べていく予定です。里芋を掘り起こしたら、その部分の土を今度は今回掘り起こしたサツマイモの土の方に戻し、里芋の方の土を天地返しして寒さにあてる予定…ですが…途中で挫折しそうな予感が…

サツマイモの食害と保管

サツマイモを掘りました。ところが、なんだかいっぱい食べられていました。どうやらネズミの仕業のようです。

 

土の中を掘ると言ったら、モグラ。でも、モグラは肉食のはず。マルチも張っているのに、なんで?って思っていましたが、どうやらモグラが掘った穴を通って食害しにきているようです。

 

サツマイモを掘った時に洗ってはいけないという説が多いのですが、私は殺菌作用のある水道水で洗ってしまいます。

 

洗った後は上下を返しながら表面全体が乾くまで風通しの良い乾いた場所で半日ほど乾かします。そうすると、収穫時についた小さな傷なども乾くので、そこから腐ってくるのを抑えられるような気がします。…ちょうど、「かさぶた」みたいな感じなのかな?

 

その後、小分けにして段ボールに入れ、保管しています。箱の中で何段にも重ねる時はその間に新聞紙をはさみます。

 

サツマイモの保管のポイントは「適温」と「適度な湿度」。温度は、冬場でもそこそこ暖かい冷蔵庫の上や横に保管しています。昨年のサツマイモも、ほとんど腐らずに1年もちました。

 

冬場、暖房に灯油のストーブを使っていますが、灯油ストーブは湿気もでるので、それも良いのかもしれません。ネズミにかじられたものや、収穫の時に間違って傷つけてしまったものは、別に保管しておいて早めに使い切ります。

 

今後の課題としては、去年収穫して今も腐らずにあるサツマイモの中心部分が、乾燥してスカスカしてしまうこと。本当は土の中に埋めて保管するのが一番良いのですが、使いたいときにいちいち掘り起こすのも大変なので、腐らない程度に保湿する方法を考えています。茹でてしまえば、さほど気にはならないんですが…

 

名残りの秋ミョウガ

この家に来た時にすでに植えてあったミョウガ。毎年美味しいミョウガがとれます。ミョウガは初夏が旬というイメージがありますが、秋にもとれます。

 

うちのミョウガは、初夏に発生した後はよっぽど暑い時期以外は、いつもなんとなく出ているような気がします。

 

その秋ミョウガももうそろそろ終わりかな?

 

甘酢漬けが有名ですが、私は塩を付けて生でばりばり食べるのが好きです。小腹がすいたときにおやつ代わりに…って…変かなぁ…

ヒラアシハバチの幼虫

庭に植えたヘーゼルナッツの葉っぱが最近何者かに食い荒らされています。近くに寄ってみたらこの子たちがいました。

 

「ヒラアシハバチ」の幼虫と思われます。ネット検索すると「ハンノキ」につくと書かれていました。ヘーゼルナッツもハンノキと同じ「カバノキ科」なのでヘーゼルナッツの葉も好きなんですね。

 

春先にバラ科の植物につく「チューレンジハバチ」の幼虫も、近寄ると似たようなイナバウワーの姿勢をとります。

 

どうやら「威嚇」の姿勢のようですが、オレンジの頭につぶらな瞳…必死にこのポーズをとる感じがなんともけなげで可愛らしいと思えてしまいます。

 

チューレンジハバチは春先にバラ科の植物を食害しますが、今は秋。ヒラアシハバチは幼虫のまま土の中にもぐって越冬するそうです。来るべき厳しい冬に備えての必死の食害。…でも、やっぱり困るので…

サンシュユが赤くなりました

なんとも美味しそうなみずみずしい赤!サンシュユの実が赤くなりました。つやのある葉っぱとともに、きらきらした秋が凝縮されたような美しさです。

 

…でも要注意です。その実は渋くて酸っぱい…。初めて口にしたとき「だまされた~!」と思いました。

 

この家に最初から植えてあったサンシュユ。干してみたりいろいろ試して、昨年ようやくたどり着いたのが「サンシュユ酒」。昨年は11月28日頃に漬けました。

 

そのまま生で漬けるより、一度煮てから漬けた方がきれいな色になります。最初に熱を加えた方が良い色が残るのはぶどうに似ています。ぶどうからは優秀なパン酵母が得られますが、サンシュユもその枝でヨーグルトができます。優秀な菌を持つものの共通する特性なんでしょうか。

 

二番目の写真は今のサンシュユ酒です。きれいなコハク色。一番下の写真は、昨年、漬け込んで5日ほど経ったもの。漬けてすぐは透明でしたが次第に赤く…そして今、気品に溢れたコハク色に…。

 

味は…私は好きです。でも、好みがあるかも。サンシュユの薬効は「腰痛」「下肢痛」etc…。ん~。私のためにあるようなお酒です。

 

今年の収穫はいつにしようかなぁ~…もうちょっとかなぁ~…

 

ヤマブドウのレシピ(2)甘いおこわ

10月30日のブログでご紹介した「ヤマブドウ」のレシピ。今日はその応用編です。

 

「ヤマブドウ一番搾り液」を使って、甘いおこわを作ってみました。

 

< 材料 >

  • お米……うるち米ともち米を半量ずつ
  • ヤマブドウ一番搾り液……お米の全体量の4分の1
  • 水……お米の全体量の4分の3

( 例 )

  • うるち米……1合
  • もち米……1合
  • ヤマブドウ一番搾り液……1/2合
  • 水……1+1/2合

< 作り方 >

  1. お米を合わせて洗ってからざるにあけ、ラップか濡れ布巾をかけて1時間ほど置く。
  2. 炊飯ジャーなどにお米を入れ、さらにヤマブドウ液と水を入れ、軽くかき混ぜます。
  3. 普通のご飯を炊く要領で、普通に炊きます。

 

ほんのりピンクで、ほんのり甘く、香りのよいおこわになりました。ヤマブドウ液と水の割合は、実は適当です。ヤマブドウ液と水を合わせた量がお米と同量になります。いろいろ変えても面白いかも。ヤマブドウ液でなくても、市販のブドウジュースでもできるかな?…これは今後の研究課題です。

 

相方はこれで「あんこ」を包んで、桜餅のようにして食べたいと言っていました。…そのうちねっ(^^;

 

11月の決意

11月になりました。庭の渋柿もずいぶん良い色になってきました。

 

今月も相変わらずぶどう畑ではいろいろと作業があります。でも、12月になるとぶどう畑ももっと忙しくなってくるので、年末掃除のつもりで今日はカーテンの洗濯を始めました。

 

11月になるといつも「今月が12月のつもりで…」と、年末の準備にとりかかってはいるのですが…結局押し詰まってから、ばたばたばたばた…。

 

でもっ!!今年こそ!!余裕のある年末をすごすぞっ!!