みかんの幼果

今日は久しぶりの「断面シリーズ」です。花弁が落ちたばかりのみかんです。ちっちゃいちっちゃい緑色のみかんのあかちゃんが、ふっくらとした黄色い座布団の上に乗っています。

 

ハスの花の上の仏像のような、なんとも穏やかで愛らしい姿です。

 

 

ユスラウメのソース

庭のユスラウメの実が熟しました。いつも毎年ユスラウメが熟す頃はブドウの作業が忙しく、ヒヨドリに横取りされまくって終わります。

 

今年はどういうわけかヒヨドリがうろうろしていません。お陰でわりとたくさん収穫することができました。ブドウも忙しいですが、夕飯準備の合間に強硬突破。ヨーグルトにかけるソースをつくってみることにしました。

 

出来上がりは意外と濃い赤い色。ほのかな香りのする美味しいソースになりました。

 

 

< ユスラウメのソース >

材料

  • ユスラウメ…約600g
  • グラニュー糖…180g

手順

  1. ユスラウメを洗ってざるにあげ、水を切る。
  2. 大きめの鍋に湯を沸かす。
  3. 沸いた湯にユスラウメを入れ、ふつふつと軽く沸騰する位まで茹で、ざるにあける
  4. ユスラウメの粗熱が取れたら種を取り、果肉をミキサーにかける。
  5. ジュースの重さをはかり、その重さの50%のグラニュー糖と一緒に鍋に入れ、ひと煮立ちさせて出来上がり。(殺菌した瓶などに入れ、冷蔵庫で保存する。)

 

ますます賑やか

昨日、早朝の作業でぶどう畑に向かっていると、軽トラの前を10頭ほどの鹿の団体さんが横切りました。

 

今日のぶどう畑では、サンコウチョウがあちこちに飛び回りながらいろんなフレーズをうたい、谷の下では鹿がキャッキャとなき、藪の中ではホトトギスが「テッペンカケタカ」、コジュケイが「ちょっと来いちょっと来い」、シジュウカラが「うっせいうっせい…」と鳴き、山鳩の3名様ご一行様が飛び回り…そして、家に帰ってきたら突然大きな声で聞きなれない鳥の鳴き声を聞きました。

 

聞きなれない声の主は「イソヒヨドリ」の鳴き声と思われます。そして、今日の写真はぶどう畑の近くで鳴くホオジロです。ホオジロは「一筆啓上~」と鳴くと言われていますが、この子の鳴き方は「熱血父ちゃん、好き」…と聞こえるので、作業をしながら笑ってしまいます。

 

サンコウチョウやホトトギス、イソヒヨドリの写真を是非撮りたい…と、おもいつつ、なかなか難しい…。特に今日のサンコウチョウはいろいろな場所に飛び移りながら鳴いているように聞こえたので、姿を捉えるチャンス…ですが、ぶどうたちもどんどん成長するので、なかなか寄り道できません。

まつぼっくり

いろんな所で普通に見る松。先日ふとその先端にある、今年ついた雌花を見て、その形の美しさと愛らしさに見入ってしまいました。

 

「まつぼっくり」というと「茶色」というイメージがありますが、雌花はなんとも高貴な紫。そして形は、ちっちゃいけれどちゃんと「まつぼっくり」です。

 

  • 一番上の写真のてっぺんが二番目の写真(今年の雌花)。
  • その下の枝の分かれ目が3番目の写真(昨年咲いた雌花の1年後の若い球果)。
  • さらにその下の枝の分かれ目が一番下の写真(昨年秋に熟した球果)です。

 

松ぼっくりの種鱗の上に種が乗っている事は知っていましたが、それが熟すのは開花から1年半後…というのは知りませんでした。

 

一般的な感覚では、春に咲いた花は、早いものはその年の初夏に熟します。遅くても冬が来る前には熟します。でも松は、その冬も過ぎ、その次の春も夏も過ぎて、ようやく次の秋に熟すのだそうです。

 

なが~いですね~。時間をかけてこつこつこつこつ…。他の実が早々と熟していくのも我関せず。自分のペースでゆっくり熟す「まつぼっくり」…なんだかとってもいいですね~。

雨の日のキセキレイ

あくまで個人的な感想ですが、雨の日は、キセキレイが元気に鳴くような気がしています。今日は雨。あっちの屋根こっちの電線と渡り歩き(飛び?)ながら、「キュイーンキュイーン…」と昔のインベーダーゲームみたいなフレーズを中心に、様々なメロディーを朗々とうたいあげていました。

 

写真の左側の瓦の上にキセキレイ。右側の電線の上はシジュウカラです。モズが居たときはぎゃんぎゃん鳴いていたシジュウカラですが、とっても静かに佇んでいます。

 

モズが居ると必ずぎゃんぎゃん鳴いているシジュウカラ。キセキレイには鳴かないのか…今だけの気分なのか…それとも、キセキレイがぎゃんぎゃん鳴いているので、鳴く気にならないのでしょうか…

 

鳥の鳴きたい時の気分や、鳴かない時の気分…どんな違いがあるんだろうな~

皆既月食の夜にホタルを見ていた件

今日は「皆既月食」でした。時間帯も早朝とかではない観測しやすい時間帯。前日までの天気予報も申し分なし。「観測するぞ!!」…と思っていたのに…夕方から雲が空を覆いました。天体観測あるあるですが…

 

それでも、「もしかしたら…」と期待を込めて月が見えやすい場所まで散歩。残念ながら月の輪郭さえ見えませんでしたが、ふと足元を見たらホタルが乱舞していました。

 

自宅近くでいつもホタルを見ていた場所では、今日はまだあまり見られませんでしたが、少し足を延ばした川沿い…月が誘ってくれたホタルスポットです。

 

時期的にゲンジボタルと思われます。他にもいないかな~と周囲を散歩していたら、意外にもトラックが行き交う国道の上をふらふら飛んでいるホタルをみかけました。

 

ほたるって結構…行動範囲広め…なんですね。

四つ葉がたくさん

少し前テレビで、四つ葉探しが得意な女性が出ていました。その人からすると、三つ葉の中の四つ葉は、普通に別の物として見えるのだそうです。

 

ぶどう畑では今年も、四つ葉のクローバーがたくさん出ている場所を見つけました。

 

 

いくつあるかな?

捕食中の蜘蛛

ぶどう畑での作業中、ブドウの葉っぱに何かがぽとっと落ちてきました。見ると大きな獲物をくわえたクモです。自分よりも大きな獲物をしっかりと捉えて離しません。捉えた獲物が大きすぎて落っこちてしまったのでしょうか。

 

忙しくて名前を特定することが出来ませんでしたが、なかなか美しい柄のクモです。触覚っぽい部分が、ゲンコツみたいな形をしています。

 

今日は一日雨。いろいろな虫たちは葉っぱの影に隠れてじっとしていました。ブドウの害虫も難なく捉えることができます。雨の中、森の鳥たちは元気に飛び回っていました。

 

シジュウカラとモズ

最近気が付いたのですが、シジュウカラが「ジャジャジャジャジャジャ…」と騒がしく鳴く時には近くに「モズ」が居ることが多いかも?

 

数日前にも、ぶどう畑に出かけようという時に、電線の上で騒がしく鳴いています。上の写真は左がシジュウカラ、右がモズ。(真ん中に見えるのは「碍子」です)。写真には写っていませんが、もう少し左に離れてシジュウカラがもう一羽。一緒に警戒音を発しています。

 

大きさが全然違いますね。ちっちゃなシジュウカラが果敢に警戒の声を発しているのに対して、モズは「うるさいわね~」とでも言いたげな余裕の表情です。

 

頭の毛を逆立てて力いっぱい鳴いているシジュウカラ父ちゃん。がんばってます。

 

小梅の収穫

数年前に植えた小梅の樹が随分育ちました。久々に晴れたので、急いで収穫です。ぶどう畑に行く前に収穫。ぶどう畑から帰って夕飯の支度の合間にヘタを取って、袋に入れて塩を加えました。

 

梅酢が出るまで毎日ごろごろ。梅酢が充分上がったら瓶に入れてしばらく保存してから干します。

 

収穫量は約500グラム。まだまだちょこっとだけど、少しずつ毎年収穫量が増えていきます。

 

大きな梅の収穫はもう少し後です。梅を収穫する時期はブドウも忙しい時期。でも、梅も収穫してから「可及的速やかに」漬け込むのがポイントです。小梅はうまくいきました。大きな梅もがんばるぞ!!

キウイフルーツの断面

断面にはまってます。今日はキウイフルーツのつぼみ~未熟果までの断面です。

 

上から

  • つぼみ
  • 花のめしべの部分
  • 未熟果の最初
  • もう少し大きくなった未熟果

です。今のものを採取してきたので、品種はばらばらです。

 

特徴的なのが「めしべ」ですね。普通、「めしべ」の形って言うと、なが~い「花柱」の上にちょこんと「柱頭」が乗っているイメージがありますが、これは「おにぎり」みたいな形をしています。

 

キウイフルーツは、一番外側のざらざらした皮が「外果皮」。緑や赤や黄色などの色がついている部分が「中果皮」と「内果皮」だそうです。写真の4番目と5番目の写真は「紅妃」なので、赤い色をしています。

 

…で、今はまだ見えませんが中心の白い部分の周りにちっちゃい種がたくさん。そして中心の白い部分は種に栄養を送っていた「胎座のなごり」…なんだそうです。

 

それにしても…キウイフルーツのめしべってかわいいですね。頭の上の毛がツンツン立ってるおにぎりさんです。

モモとナシの未熟果の断面図

「果実とは」…「子房」が太ったもの…なんだそうです。…で、実は私たちが「果実」と思っていたものが「果実ではないかも」…なんだそうです。

 

今日の写真は左側の列が「モモ」右側が「ナシ」です。同じ「バラ科」ですが、実の形状はずいぶん違います。

 

一番上は外観。モモの軸は短いですが、ナシの軸は長~いですね。割ってみたところが2番目の写真。注目は軸の反対側、お尻の部分。モモはつるんとしていますが、ナシにはおへそのようなへこみがあります。

 

モモの実は一番外側の皮が「外果皮」美味しい部分が「中果皮」種の周りが「内果皮」で、正真正銘これ全部が「果実」だそうです。

 

ところが「ナシ」は様子が違います。モモの外果皮・中果皮及び内果皮に当たる部分は種の周りの筋のある部分。その周りに花床のずいがあり、その部分までは一般的に「芯」と呼ばれる部分です。

 

…で、美味しい部分は花床が育った部分で、「果床」と呼ぶそうです。…なので、リンゴやナシは「偽果」と呼ばれるそうです。

 

下の部分のへこみは花柱のなごり。ナシは花が咲くと花の下の子房のさらに下の部分がぐぐ~っと子房を包み込んでいく…ということらしいのですが…その過程…見てみたかった~。

 

来年は花のつぼみから断面観察するぞ!…それにしても「断面」…面白いですね~。はまります。

 

エナガの影

ぶどう畑の森からは、今、いろいろな鳥の鳴き声が聞こえます。

 

今日は、ぶどう畑での休憩中、突然賑やかな小鳥の集団が、すぐそばの森の中を通り過ぎました。

 

すぐそばの枝に集団が飛んできた時に「エナガだ!」と気付いたものの、あっちこっちに飛び回るので、アップでピントを合わせることができませんでした。

 

下の写真は上の写真の左下の細い枝がクロスして見える部分にとまっているエナガです。

 

エナガは常に集団で行動するそうです。繁殖期でも常に団体行動。しかも他人(鳥?)の子どもも同じように世話をするのだそうです。

 

鳥の性質もそれぞれ。ウグイスは、同じオスとのペアのメス同士でも、お互い無関心で、お互いの距離が近くても争う事はないそうですが、ツグミのメスは距離が近くなると壮絶なバトルを繰り広げるそうです。

 

それぞれ訳あって、そうなっているんでしょうね。

カキの花

カキの摘花をしました。カキの花はとっても地味なのであまり注目されませんが、なんとも可愛らしい花です。

 

…で、せっかくなので、断面を見てみたくなりました。つぼみから開花までの劇的な変化。がんばってますね~。

 

今月のお楽しみ

今日、ぶどう畑では、相変わらずいろんな鳥たちが賑やかに鳴き交わしていました。目新しい所で「カッコウ」それから、少しだけ「ホトトギス」の声が初めて聞こえました。もう、夏も間近なんですね~。ぶどう畑の作業も忙しくなってきたので、声を聞きながら「あ~…探したい~…」と思いながら、ブドウにせかされての作業です。

 

ブドウも忙しくなってきましたが、今月は楽しみな事が2つ。一つはテレビ番組。次の日曜日の「ダーウィンが来た」で、大好きな「カラ類」の特集が組まれています。野鳥の中でもぷくぷくとしたカラ類は、可愛さレベルかなり高めです。

 

もう一つは何といっても、26日の「皆既月食」。今月の月は今年の満月のなかで、一番地球に近い「スーパームーン」なのだそうです。月食は月が全て地球の影に隠れると、赤い色になります。皆既の状態になる前から眺めていると、変化が良くわかります。

 

…が、心配事がひとつ…。梅雨入りしましたよね~…。晴れたらいいなぁ~…。

桐の花とホオジロ

ぶどう畑の近くに桐の木があります。少し前から花が咲いて、辺り一面良い香りがあふれています。

 

昨日は晴れていましたが、冷たい風が強く吹いていました。

その強い風に揺さぶられる枝の上で、必死にしがみつきながらホオジロが元気にないていました。

 

今日は雨。関西も梅雨に入ったそうです。雨がちな中でも、外では鳥たちのいろいろな鳴き声が聞こえます。自宅の庭にも、エサ取りでしょうか、いろいろな鳥が入れ替わり立ち代わり訪れます。今は繁殖期真っ只中。雨だからってそんなの関係ね~…といったところでしょうか。

 

キウイフルーツの花が咲きました

キウイフルーツの花が咲きました。甘酸っぱい爽やかな香りがします。

 

花の真ん中にある丸っこいお団子の上からめしべがたくさん生えています。めしべの元が膨らんでいるので、立体的な造形になっています。ひし形の花びらといい、なかなかのおしゃれさんです。

 

ブドウのつぼみ

久しぶりにブドウの写真です。ここ数日でぐんぐん伸びています。つぼみもぐんぐん伸びています。写真のつぼみは2cmほど。この中にたくさんのつぼみが入っています。

 

このつぼみもどんどん伸びます。実際に房として使うのは、このほんの先っちょだけ。他は段階的に落としていきます。

 

つぼみも伸びますが、枝もぐんぐん伸びます。伸びた枝は、ある程度伸びた段階で棚線に誘引します。

 

明日から雨模様が続くそうです。誘引の作業はできれば今日のような暑い日の方がやりやすい。雨よけのテントがあるので、雨の中でも作業はできますが、雨模様の時に誘引しようとすると、枝が折れやすいのでめちゃくちゃ気を使います。でも、伸びた枝を誘引しないと、今度は雨よけのテントに枝がぶつかって折れてしまいます。

 

まあ、しゃ~ないですね。気まぐれな空模様には勝てません。

ぶどう畑のアナグマ

今日の写真は5日ほど前。お昼の休憩を終えてぶどう畑にもどってみると、なにやら茶色いこんもりしたものが畑にあります。…で、よくよく見ると動きます。

 

近寄ってみると「アナグマ」でした。15メートルくらいまで近寄って、目も合っているのに、構わずあちこちほりほりほりほりほりほり…。土の中のミミズやモグラなどを食べていると思われます。

 

アナグマはブドウを食べる事はないそうですが、穴掘り名人で、獣避けの柵の下を頑丈な前足で掘って入り込みます。そして、その穴から、ブドウを食害するハクビシンやアライグマなどが入り込みます。

 

さらに少しずつ近寄っていくと、さすがに逃げて行きます。逃げた先には、傷んだ波板に大きな穴があいていました。

 

アナグマは今、出産・繁殖の季節。アナグマの妊娠は少し変わっていて、受精卵が着床せずに約9カ月の間、子宮内を浮遊し、着床後は出産まで60日ほどなんだそうです。受精卵が着床するまでの浮遊の期間によって、妊娠期間に幅があり、妊娠期間は308日~336日という資料があります。

 

イタチやジャイアントパンダ、カンガルーなど、こういった「着床遅延」がおきる生き物は他にもあるそうです。同じ哺乳類でも、いろいろですね~。

ハチクマ(?)

以前から、相方が時々「今日、ぶどう畑の上をタカがとんでたよ」と教えてくれることがありました。大きな鳥を見かけるたびに、気にかけて見ているのですが、大概がトンビかカラスです。

 

昨日のお昼頃、ぶどう畑で環水平アークが見えたので、今日も見えないかな~と空を見上げたら、トンビでもない大きな鳥が悠然と大きな弧を描きながら声も出さずに飛んでいるのが見えました。

 

カラスにしてはずんぐりむっくりしています。「タカかも!!」とビデオカメラで必死で追いかけてようやく撮影することができました。

 

 

家に帰ってから静止画をキャプチャして、図鑑とにらめっこ。雨で早くに帰ってきた相方もインターネットで調べては、二人であ~でもないこ~でもない…と。

 

今のところは「ハチクマ」というタカではないか…という結論で落ち着きましたが、確実なところはわかりません。

 

ハチクマの繁殖期は6月だそうです。別の所に渡る途中なのか、それともここを繁殖の適地と見て、繁殖を始めるのか…気になります…。これからぶどうも忙しくなるというのに、困った事です。

環水平アーク

今日のお昼前11時過ぎ。ぶどう畑で作業をしていたら、もう一つのぶどう畑で作業をしていた相方から「空の上に一直線に虹が出ているよ。あれって、『なんとか』言う特別な虹みたいだよ。」と連絡が入りました。

 

(『なんとか』って、なんやねん…)と思いながら見上げてみると、虹があります。(虹なんてそんなに珍しくもない…)と思ってふと考えたら、この方向って太陽に近い場所だよね…

 

スマホで調べたら「環水平アーク」というそうです。上と真ん中の写真は、その時にそれぞれの畑で撮影したものです。横一直線にうっすらと虹がかかっています。

 

一番下の写真はそれを拡大したものです。よぉ~く目を凝らして、ひろ~い心で見て頂けたら幸いです。

 

やや下向きの弧をえがき、上が赤、下が紫の虹です。普通よく見る虹は上向きの弧ですが、上下の色の配列は同じなんですね。

 

この現象は上空の氷の粒が太陽の光をプリズムのように反射して、太陽から46度下方に出来る虹なんだそうです。太陽の高度が高くないと見えないので、見える時期は5月から8月頃。夏至をはさんで前後40日ほどの期間でしょうか。地理的に緯度が低い場所ほど、見える日数が増えるのだそうです。

 

今日はお天気が下り坂。雨が降るのはちょっとうっとうしい気もしますが、こんな素敵な現象に出会えるかも…と思うと、ちょっとわくわくします。

つがいのモズ

昨日、スズメが交尾していたすぐ近くの電線で、その日の夕方、今度はモズがデートをしていました。写真は光の加減で色味がわかりにくくなっていますが、上のモズがオス、下がメスと思われます。

 

仲良く寄り添って頭を近寄せあったり、メスのモズがじらすような感じでちょっと離れてみたり…なかなか微笑ましい光景です。

 

交尾するかな?…と思って、ガン見していたら、上の方のモズからどこかへ飛んで行き、続いて下の方のモズも飛んで行ってしまいました。…デートの邪魔をしたようで…

 

昨日のスズメの時も思ったのですが、メスの方がお腹周りがふっくらしているような気がします。(繁殖期のこの時期だからかどうかはわかりません。)

 

今朝6時頃、シジュウカラがしきりに鳴くので、その方向を見たら、遠くにメスのモズと思われる鳥が、電線の上で、じ~~~~っと留まっているのが見えました。(このモズ自体が鳴き真似して鳴いている感じではありませんでした。)

 

羽づくろいをしたり、キョロキョロ見まわしたり…相方でも探しているのでしょうか。5分ほどした後、草むらの中に飛んで行ってしまいました。オスを見つけたのか、それともこちらに気が付いて逃げたのか…。

 

モズの繁殖の時期は2月頃から8月頃との記録があります。地域によって、寒い時期に南で繁殖を終えたモズが暖かい時期になると北上する…とか、寒い時期に平地で繁殖していたモズが、暖かくなると標高の高い涼しい場所に移動する…とか、また、寒い時期に生まれた小鳥が、成鳥になって暖かい時期に繁殖を始めるとか…いろんな資料が出てきます。

 

モズは、獲物を枝に突き刺して放置する「はやにえ」の行動から、不気味な鳥というイメージがあります。でも、それはあくまで人間が勝手につけたイメージで、モズ自体は、ふくふくとした体形といい、暖かな色合いといい、また、求愛のほほえましい様子といい、なかなか愛らしい鳥です。

つがいのスズメ

今朝9時頃。いつもの電柱のそばで、スズメが交尾をしているのを見かけました。残念ながらその瞬間をカメラに収める事は出来なかったのですが、今日の写真はその直後の様子です。

 

右のスズメが左のスズメをしきりに気にかけている様子が伺えます。しはらく毛づくろいをした後、左のスズメが飛び立ち、後を追うように右のスズメが飛んでいきました。

 

左のスズメの飛び立つ姿は羽を水平にまっすぐ飛んでいきますが、後から追う方は、先に飛び立ったスズメを追いかけるためか、かなり斜めってます。

 

 

巣には表札もないし、スズメにも名札がついていないので、確実な事は分かりませんが、もし、別の巣のつがいだとすると、巣作り中のつがいが怒って追い掛け回しそうな気もするので、この巣の住人(住鳥?)と思われます。

 

鳥は毎日1個ずつ、何日かかけて複数の卵を産み、全ての卵を産み終えてから抱卵を開始するそうです。

 

スズメはだいたい5個産卵。

  • 抱卵の期間は12日。
  • 子育てに13日。
  • 巣立ち後10日で、独り立ち

…なんだそうです。

今日から産卵が始まったとして、だいたい

  • 抱卵5/13~5/25
  • 子育て5/25~6/9
  • 巣立ち~独り立ち6/9~6/19

…という計算になります。(生き物なので、そうピッタリはいかないと思いますが…)

 

うまくいったら、今月の満月の皆既月食(5/26)の頃に生まれるのかぁ~…。無事に独り立ちまで過ごせるといいなぁ~…。がんがんに観察したいけど、あんまり見てたら迷惑だろうなぁ~…。

 

巣に入るスズメ

今朝6時頃、スズメが出入りしている腕金のあたりで、スズメの鳴き声が盛んに聞こえました。少しだけ長めに撮影していたら、偶然入るところを撮影することができました。

 

このショットのほんの数分前、スズメが続けて2羽飛び出してくるのが見えました。なんとなくそのまま撮影していたら、数分後に一羽が舞い戻ってきました。

 

写真は2列になっています。時系列は左の列を上から下へ、それから右の列を上から下へ…という順番です。(一番下の写真は3番目の写真を拡大したものです。)

 

最初、腕金の上の方に留まった後、自慢の脚力でちょんちょんちょんと入り口に近づいて飛び上がり、見事な瞬発力で方向転換して入って行きました。

 

動画をキャプチャーしていたら、3番目と4番目の写真で、口に何やら細長いものをくわえているのが確認できました。…どうやら巣づくりしている様子です。

 

こんなに大きなものをくわえながらの操縦…なかなかの腕前…いや…羽前です。

 

以前、この巣に出入りしているのが確認できたのが2週間以上前でした。もし、その時期に巣作りしていたのだとすると、計算が合いません。

 

もしかしたら、何らかの理由でその時は巣作りを放棄したのか、それとも一度既に巣立ちさせてからの2回目の巣作りなのか…。

 

身近なスズメですが、なかなか奥が深いです。

幼鳥かなぁ~…?

毎朝早くから、庭でホオジロが、がんがんに歌っています。今の季節、目につくところで何かに留まってガンガンに歌う鳥は、主にホオジロ・シジュウカラ・キセキレイ・セグロセキレイ・スズメ・ツバメなどです。

 

少し前まで、同じ種類の鳥はみんな同じ鳴き方をすると思っていました。でも最近、同じ種類の鳥でも、意外といろんな鳴き方をする事に気が付きました。

 

違う個体がそれぞれ独特の節回しを持っている場合もあるし、同じ個体がその時々で違う歌い方をする場合もあるようです。単に「さえずり」と言っても、結構バリエーションに富んでいます。

 

今日、玄関先の電線で、ホオジロが鳴いていました。ホオジロの歌のバリエーションもなかなか楽しいので、いつも見慣れたホオジロですがなにげなく撮影していました。

 

撮影後、パソコンで画像を確認していると、なんだかホオジロにしては顔の模様がはっきり見えません。もしかして、幼鳥なのかな~…。

 

また、別の場面で、今度は裏庭で数羽のツバメに混じって飛んで来た鳥を撮影したら、シジュウカラでした。…でも、なんだか毛並みがぼさぼさっぽい…。残っている産毛みたいにも見えます。この子も幼鳥なのかな~…。

 

野鳥観察も初心者なので、わからないことだらけです。…でも、生活の中で少しでも鳥に心を寄せて生活していたら、鳥の生活や鳥の心も少しは見えてくるかなぁ~…見えてきたらいいなぁ~…

電柱の腕金のスズメ

電柱の上の方の横に渡っている棒の事を「腕金」というそうです。…で、この腕金が大好きなのがスズメなんだそうです。

 

2週間ほど前から、自宅近くの電柱のこの腕金の端っこから出入りしているスズメに気が付きました。たまたま入っていくのに気が付いたので、カメラを構えてしばらく待っていたら、出ていく様子を撮影することができました。

 

出てくるスズメは2羽確認できました。つがいでしょうか。1羽目は、飛び出して直後にすぐそばに舞い戻って止まります。1羽目が飛び出した直後に2羽目が飛び出し、そのまま飛び去っていきました。

 

2羽目が飛び去った後、1羽目も飛び去っていきました。1羽目は最初に飛び出して安全確認をしているようにも見えます。

 

飛び出す姿は、ほそなが~いですね。「スポーン!」とかなんとか、効果音を付けたくなるくらいです。多分、狭い所から飛び出すので、羽の力を使って飛び出すことができず、脚力のみで飛び出しているからなのかな…。

 

こんなに高い場所ですが、ヘビに襲われることもあるそうです。それにこんなに高い所だったら、ヒナたちが巣立ちする時に危なくないのかな…などなど…。いろいろ心配になります。

シジュウカラとうちゃん 雨の中がんばってます!

今日は一日中雨。でもシジュウカラはエサ運びに余念がありません。もうそろそろ孵化するころでしょうか。卵を温める時期やヒナが小さい時期はメスが温めるそうで、エサ取りはもっぱらおとうちゃんの役目なんだそうです。

 

「オスかな~…メスかな~…」と思って見ていました。飛び立った瞬間に立派なネクタイが見えたような気がするので、オスではないかと思われます。

 

がんばれ!おとうちゃん!

子育て中のヤマガラ

ぶどう畑のヤマガラさん。少し前は苔などを巣に持ち込んでいましたが、今は口いっぱいに何匹もイモムシをくわえて持ち込んでいます。

 

ちっちゃいヤマガラたちと会えるのももうすぐなんでしょうか。…でも、子育て中のヤマガラは警戒心が強いと言います。そぉっとそぉっと見守ります。

アナグマの散歩

そろそろ田植えの準備の季節です。きれいにおこされた田んぼの横を、何かがのそのそ歩いています。アナグマです。お尻をふりふり歩きながら、土に鼻を突っ込んでは、何かを探しています。

 

相方がぶどう畑に行く道で見かけたそうです。さらに夕方、ぶどう畑の横でキツネを見かけたんだそうです。

 

昨日は雨。強い風も吹きました。嵐の中大変な思いをしていた野生動物たち。今日は黄色いお花畑でのんびり散歩するアナグマ…春ですね~。

 

縁側菜園 増殖中

夏野菜の苗の植えつけの季節です。種もまだいろいろ蒔けます。ただ、このところいつになく気温も低く、風も強い。でも、種まきで必要なのは湿度と温度。…というわけで、縁側菜園増殖しました。

 

ビニールを吊るす場所が縁側の半分しかないので、余っていた長めのカーテンレールを伸ばして吊るし、そこに大きめの洗濯ばさみでビニールをくくりました。

 

一番右はシイタケのホダ木を浸水した時に使った衣装ケース。小さめの苗床が2個入ります。大きなトレーが足りなくなって、ふと見たら、あ~!この手があったか…と。

 

一部、緑色の葉っぱが見えるのはリーフレタスです。一ヵ月ほど前に10株セットで買って、100均のプランター3個に培養土を入れて縁側で育てています。どんどん大きくなるので、どんどん収穫しつつ、既にいっぱい頂いていますがまだまだいけそうです。

 

ナメクジやカタツムリが紛れ込む心配もなく、夕飯の支度をしている時に「あ~一品足りない…」というときにも便利です。もはや、生きてる食品庫状態。大助かりです。

野口さんの帰還予定

先日宇宙ステーションに無事到着した日本人宇宙飛行士の星出さんと入れ替わりに、明日、野口さんが帰還されます。日本時間で午前9時35分宇宙ステーションを離れ、午後3時57分頃にメキシコ湾に着水する予定だそうです。

 

実は明日の早朝も宇宙ステーションの観測可能な時間があります。地上からの観測は前回より早朝ですが、野口さんはいろんな思いを抱きつつ日本を眺めるのでしょうね。