ブドウの獣害と、おうち沖縄化計画(果樹園の獣除け ナンバンギセルつぼみ パパイヤのつぼみ ライチとマンゴーの種取り)

自宅でも2本ほど育てているブドウの木。毎年ばくばくと何かの獣に食べられて、まともに収穫できた試しがありません。

 

今年も何かが来ています。…ブドウの木の先から、袋を破り、皮もきれいに軸だけ残して、行儀よく少しずつ食べられていっています。この行儀良さはアライグマではなさそうです。ハクビシンか何かでしょうか…。

 

毎年悩まされている獣害。年々ひどくなってきています。佐用町ではアライグマの勢力が拡大中だそうです。電気柵を使用している果樹園も多くありますが、ほとんど突破されています。

 

…が!!昨年から、獣除けの決定版と言ってもよい方法が見つかりました。幅3mの「サル除け網」を3mのダンポールに張る方法です。4番目の写真のように、かなり高い位置まで張られています。…で、獣が登ろうとすると「ビヨ~~~ン」としなって登れません。

 

「サル除け網」は、かなり強いテグスのような糸で編まれているので、破けにくく、ブドウ畑の獣害が、今年は激減しています。このサル除け網を、暑さにふ~ふ~言いながら、自宅のブドウ棚の周りにも立てました。

 

…果樹園の上から鳥害対策に「鳥よけ網」。柵の下からの獣害対策は「波板」「ワイヤーメッシュ」「金網」。柵を登ってくる獣害対策は「サル除け網」…。さあ!!これでどうだ!!どっからでもかかってこい!!

 

……あ……いや……もう、勘弁してください……おねがいします…

 

・…で、暑い暑い日が続く中、ブドウ畑の草刈りでへとへとな相方の元気の元が6番目以降の写真です。6番目がブドウ畑の端っこでカヤの根っこに寄生して、ひそかに育っていたものを連れて帰った「ナンバンギセル」のつぼみ。7番目が球根から育てたサギ草の花。

 

・…で8番目の葉っぱの列は、スーパーで買った「ライチ」の種を芽出ししてすくすく育っている苗たち。その下は苗で買った「パパイヤ」に付いたつぼみです。…で、その下は先日相方の妹からもらった「アップルマンゴー」を食べた後に芽出ししているものです。納豆のトレーの上に、湿らせたキッチンペーパーを置いて、その上に大切そうに置いてあります。右下にちょろっと根っこが伸び始めています。

 

相方の癒しの蘭棚にある香りのよい「名護蘭」とともに、相方は「おうち沖縄化計画」と言っています。…冬の寒い佐用で…なんと無謀な…

 

ー 次のブログ更新は8月29日です ー

 

 

ホワイトボードを掛ける方法

アライグマ対策のプランBですが、残念ながら今日は3房ほど食べられたようです。やはり、畑の周囲をもっと固めないとダメなんでしょうか…。

 

…とはいえ、お店の準備もしなくては…というわけで、少しずつですが進めています。

 

写真はホワイトボードを掛けている部分。ハウスパイプを横に渡し、昨年は針金などで固定していましたが、…そうだ!この手があったか!…というわけで、カーテンレール用のリングとフックを使ってみました。

 

安定感もあり、移動などにも柔軟に対応できます。

 

 

ぶどう棚の修理

冬の作業の中で大事な作業のひとつが、ぶどう棚や防鳥網・防獣柵などの設備の補修です。写真はブドウ棚の補修する際に使っている道具です。

 

写真の上の段の真ん中あたりのくすんだ鋼色の道具は「伸張器」。両端が強力なクリップになっていて、棚線を引っ張ってしっかりと張るための道具です。

 

その左は普通の「ウインチ」です。斜めになってしまった中支柱を垂直に立てる時や、ずり落ちてしまった棚線を引っ張り上げる時に使っています。

 

その他、

  • トンネルの高さや、亜主枝の腺から誘引線までの長さ、雨よけトンネル線までの長さは既定の長さがあるので、その長さをあらかじめ記しておく棒。
  • 印をつけるマジックペン。
  • 線をからげて張る「シノ」。
  • 棚線をクロスさせる「交差クリップ」
  • 線を切る道具
  • 中支柱の留め具の位置をずらす時に使う金づち
  • 交差クリップを外したり留めたりする時に使うペンチ
  • 中支柱のボルトを留めるレンチ

この他に、高い所の作業をする為の足台、道具を携帯するための道具入れなど。

 

棚線って、縦横に張ってあるんですね。…で、一か所を変えようとすると結局縦横の列全部に影響してきます。それぞれ交差している部分には「交差クリップ」が付いているので、それも全て外して補修することになります。

 

気の長い作業ですが、とりあえず目の前の事をひとつひとつ行う事だけを考えて、作業を進めます。ただ、棚線はかなり太くて、伸張器のクリップが外れた時などに反動で、線の端っこが飛んで大けがをすることもあるので、注意が必要です。

園芸支柱の整理

園芸支柱は長さや太さがいろいろです。…というわけで、園芸支柱の整理です。

 

本当はハウスパイプなどのしっかりしたものを使うとよいのだと思いますが、今回は古い園芸支柱とクロスバンドを使って納屋横の隙間に設置しました。

 

古い波板を使って屋根に。少し傾斜もつけてみました。波板にキリで穴を開けて針金を通して支柱に取り付けました。

 

今まで様々な形で支柱を整理しましたが、使い勝手のよいものがなかなかできません。これで使い勝手が良かったら、しっかりした部材でつくる予定です。

豆炭をおこしてみました

最近のマイブーム「燻製」。アウトドアで使う「缶ストーブ」を使ってたくさんできないかな~と試行錯誤しています。

 

第一のハードル「風乾」はなんとかクリアできました。次は「熱源」です。家の中で燻製をする場合はガスがありますが、アウトドアでする場合、安定的に熱源を得るために「豆炭」を使ってみる事にしました。

 

ただ、この豆炭、火がおこりにくい。…というわけで、キッチンペーパーと食用油で着火剤にする方法を採用。なんとか起こすことができました。

 

詳しくは「趣味のページ」→「アウトドア」→「豆炭のおこしかた」で。(今回から「趣味のページ」を作ってみました。ブログにいろいろ書いた後、しばらくしてから自分で「あれ、どうだったっけ?」と調べたくなるので、検索しやすくなるかも…と…。使い勝手が悪かったら変更する場合もあります。ご了承ください。)

大きな風乾場

今年のマイブーム「燻製」。でも、この燻製はハードルがたくさんあって何年か越しの片思いです。

 

ハードルのひとつが「風乾」。市販の乾燥かごは吊り下げて干したいものには不向きです。というわけで、大きなサイズの乾燥かごを作る事にしました。

 

材料は

 

  • チェーン4m…できたら買うときに1mごとに切ってもらうといいかも。
  • ワイヤーネット(62×40cm)4枚
  • (落ち葉などの)回収袋(巾1m×長さ1.2m)2枚
  • キーリング(20mm)16個
  • S字フック
  • カラビナ
  • ブロック
  • 四角い物干し(洗濯ばさみの部分が全部取れてしまったので、倉庫で眠っていました。)

 

  1. 1番目の写真は完成形です。
  2. 2番目の写真は回収袋を掛ける前の状態です。
  3. 3番目の写真は今回用意したパーツです。上記のパーツ以外に、風乾する際の「クリップ」「タコ糸」が写っています。
  4. 4番目の写真は、キーリングで「物干し」と「ワイヤーネット」と「チェーン」をくっつけたところ。
  5. 5番目の写真はネットに「回収袋」を掛けた時の下の部分。チェーンを網に通してあります。
  6. 6番目の写真。回収袋を上からかけた後、下から履かせたところ。
  7. 7番目の写真は、下から履かせた網を上まで上げて口紐でくくったところ。
  8. 8番目の写真。ワイヤーネットをそれぞれS字フックで吊り下げてみたのですが、回収袋を開閉するたびにフックが引っ掛かって外れるので、とりあえず結束バンドで固定してみました。カラビナの方がいいのかな?
  9. 9番目の写真は太いチェーンを切る際に使った道具です。石などをハツルときに使った道具です。固いものの上でハツリをあててゲンノウで何回か叩くと切ることができました。

チェーンの太さやS字フックの大きさは適当ですが、ワイヤーネットと回収袋のサイズは大事です。用意した時はこんなにぴったりフィットすると思わなかったくらいのぴったりサイズです。

 

下から出したチェーンの先にカラビナを付けて、ブロックなどで固定した紐にひっかけて、風が吹いても籠自体が揺すられるのを防ぎます。

 

…さてさて、うまくいくかな?

獣避けネット張り

ぶどう畑のは違う場所に、2アールほどの畑を借りています。ここの畑の難点

  1. 獣が入る
  2. 風が強い
  3. 雑草が多い
  4. 水はけが悪い

でも、日当たりは最高なのでなかなか良い畑です。

 

…で、今日は獣避けネットを張りました。よく獣避けに「海苔網」を使う場合が多いのですが、メートル当たり単価で考えると写真のような緑色の防獣ネットが一番コスパが良いように思います。

 

今までは防鳥ネットの側面用を側面に垂らして獣避けも兼ねていましたが、雑草がネットに絡んでネットが破けてしまいます。…で、もうちょっとしっかりした網を張ろう…という事で、今回はこの防獣ネットを使う事にしました。

 

でも、この畑は風が強いので、上までネットを張ってしまうと支柱が風に負けて倒れそう…なので下の部分だけ張って、上の部分は防鳥ネットの側面用を垂らしてみようと思います。

 

ネットは半分を地面に這わせてL字型に設置してみました。ネットを設置する際のポイントは

 

  1. 最初の部分は、網の端っこを巻き込むように紐をくくって留める
  2. 要所要所で、結束バンド(全天候型)を使って支柱にくくりつけ、そのたびに紐を引っ張りピンと張る
  3. 角の部分は円周部分に合わせて巾を取り、上の方で余った部分は紐を寄せて調整する

獣避けを外側にL字に設置したら、獣が網のそばに来てくぐろうとしても、自分が網に乗っかっているのでくぐれない…的な感じで意地悪できるかな?と思っています。

 

また、ネットを下に這わすと厄介なのが草刈機が絡むこと。網をガチガチに下まで結束バンドなどでくくると、草刈りをするたびにそれを外すのが面倒。…なので、余分に垂らしておくだけにすることで、草刈りの時に網を上にあげる手間も省けるかも…

 

さて、うまくいくといいのですが…

 

 

 

 

どこでもライト

最近、ホームセンターで気になっていたライトを見つけていました。一見蛍光灯ですが、普通のコンセントに付けられるもの。手元を明るく照らしたいときとか、ちょっと暗い倉庫の一角など、便利だなぁ~と思っていました。

 

本来は固定するもののようですが、いろんな場所で使いたいので、杉板に固定して吊り金具を付けて可動式にしました。

 

ライトを固定する付属の金具がちょっと弱いかな~…すぐに外れそう…。なので、使うときは落下注意かも?

ハウスパイプでホワイトボード立て

ふと思いついて、ホワイトボードを立てる場所を作りました。

 

材料は

  1. ハウスパイプ直径19mm×1.8m×4本
  2. ハウスパイプ直径19mm×約60cm
  3. ジョイント金具(二番目の写真) 19ミリ用×2個
  4. クロスジョイント金具(三番目の写真)×2個
  5. 金具家具用座金×2個
  6. その他紐など

 

つくり方

  1. (1)2本と(2)を(3)でつないで、横棒をつくる。
  2. 横棒の端を紐などで軒などへ固定。
  3. (1)2本の足元に(5)を挿入する。
  4. (1)2本を適当な場所に立てて、1に(4)を使って固定。
  5. 4を棚の柱などにくくりつけて固定。

家具用の座金は、スチールラックの余った座金を突っ込んであるだけです。倒伏防止にはなりませんが、畳を痛めるのを防ぎます。倒伏防止をする場合は、足の部分にもうひと工夫必要かも。今回、倒れないようにするのは、柱や棚などにくくりつけただけです。

 

めちゃくちゃ現場合わせの安普請ですが、見た目めっちゃ立派に見えます(^^;

 

棒が長いので、作業中、滑り落ちてガラスなどを割らないように気を付けて、ケガなどにも気を付けてくださいね。

 

結構、ハウスパイプって使えるかも…。

 

ハウスパイプ用の、もっと大きな座金とか、キャスター付きの座金とか、L 字などにつなげられる金具とかあったら、幅が広がるんだけどな…。あるのかな?

自動給水 ペットボトルの巻

100均で買った「自動給水機」。今回はペットボトルから給水する方法を考えてみました。

 

ペットボトルは可動性が良いのですが、倒れやすいのと、透明なペットボトルに水をためて置いておくと、レンズのように光が集まって火事になることがあります。

 

そこで、ペットボトルの周囲に肥料袋を切ったものを巻いて、紐付きの野菜ネットに入れ、フェンスから吊るしました。

 

肥料袋を全面に巻いてしまうと、中の水量などが確認できないので、陽にあたらない面を少しあけてあります。

 

給水機のチューブがよれてペットボトルの底辺まで届きにくいので、水道のホースを切ってそこにチューブを通してからペットボトルに入れてみました。

 

ホースの直径は19mm、長さは40cmほどです。

 

…このチューブをホースに通す方法、バケツに水をためて給水させる時にも、使えるかも…。

 

ぶどう畑の作業は「芽かき」の作業が始まっています。だんだん忙しくなるので、この「給水機」がうまくいくといいな。

自動給水機

3日前、挿し木をしたプランター。暫くの間日陰に置きます。自宅の裏の陰に置きました。水切れをしないようにするのが大事ですが、建物の近くに置くと水やりの時に建物に水がかかるので自動給水機を使ってみることにしました。

 

以前、100均で見つけて買っておいた給水機です。毛細管現象を利用したものです。水をためておいた桶を積み重ねたブロックの上に置いて、少し高い位置に設置。そこからチューブを伸ばしてプランターに挿します。

 

桶には使っていない漬物桶を使ってみました。チューブの先が浮き上がるのでブロックで押さえてあります。水の蒸発防止とほこり避け・猫のいたずら避けに蓋をする為に、チューブがつぶれないように大きめの洗濯ばさみを桶の縁に挟んでみました。

 

3日経って順調に水が供給されているように思います。無事に根っこが生えてくれるといいな。

鳥よけ網の下準備

ぶどう畑の雨よけを張ったので、防鳥網を張っています。雨よけを張る前に網を張ろうとすると、棚線を支えている中支柱やトンネルのアーチなどにひっかかっててこずります。

 

いろんなサイズがありますが、9m×18mのサイズが使いやすいので、どんなに広い場所でもこのサイズを継ぎ足して使っています。(18m×18mの物もありますが、大きすぎて、張る時にめまいがするくらい大変でした。)

 

 

普通、防鳥網は縦長の部分だけに糸が通っています。多少面倒ですが、私は横の部分にも、網を編むようにして紐を通しておきます。…これをしておくことで張る際にとっても張りやすくなります。1枚分仕上げるのに約40分かかりました。

 

今日は雨。家で網の準備です。網に埋もれながら作業をしていたら、相方が「漁師か?」と言ってきました。「網」→「漁師」…単純な発想ですねぇ~(^^;

 

 

エクセル線の使い方

ぶどう畑に巨大な輪投げ出現…ではなくて、防鳥網のたるみを上げるために使うエクセル線です。

 

防鳥ネットのたるみを直すのには必ず支柱と支柱の間に線を渡します。(2020年2月14日のブログにも、その様子が載っています。)そうしないと風などで網に負荷がかかって、支柱が突き抜けてしまいます。

 

私は「エクセル線」を使っています。こういった「線」関係を扱うときには、気を付けないとあっという間に絡みます。

 

エクセル線の絡み防止に、エクセル線の束の輪の中に適当な支柱などを3本立ててから、必要な長さをほどきながら伸ばしています。

 

気分転換には、輪投げもできる…なんちゃって…

現場合わせ

ぶどう畑の冬の仕事のひとつ。施設の整備です。

 

山のぶどう畑は、山の形に合わせて畑が作られているので、形がいびつです。いびつな畑に真四角の防鳥ネットを張るので、どうしても一部がたるんで垂れます。おまけに斜面なので、ずりおちぎみ…。

 

…というわけで、ホームセンターで農業用のパイプを買ってきて、たるんだ防鳥ネットを持ち上げました。

 

パイプを畑に持って行って、実際に立てて、サイズを調整します。畑でも、パイプカッターとバイスで、簡単に切断できます。

 

バイスはちょっと太めの角材に固定するだけでも十分カットできます。コツはパイプカッターで切断する際に、手元のレバーを少しずつ回すこと。少し締めて一回転…さらに少し締めて一回転…。急に締めすぎると、かえってスムースに切ることができません。

 

ぶどう畑を始めた頃、こんなに簡単にパイプがカットできるなんて、知りませんでした。ホームセンターでこのパイプカッターを見つけた時には、もう嬉しくて嬉しくて…。使うたびに思います…便利な道具を開発してくださった方に、心から感謝です。

 

防鳥網の紐・2

昨日の防鳥ネットの紐です。右上の「ネット張りブレードロープ」はいつも使っているものです。「ネット張り…」とあるので、防鳥ネット用とわかります。

 

別のお店で右下の「ポリ組みヒモ」というものがありました。(使い切ってしまっているのでリールのみですみません)…これも同じものと思われたので、これも使ったことがあります。「ポリ組みヒモ」は紐がリールに巻いてあるので使い勝手は良かったです。

 

リールに巻いてないものは、プラスチックの植木鉢にマルチの芯をくくりつけてそこに中心部分を刺して使っています。…そうしないとこんがらがってとんでもないことになります。

防鳥網の紐

防鳥網を張り直したついでに、いろいろ手直ししています。

 

防鳥ネットの端っこには、紐を通しています。最初の頃「安いのでいいかぁ~」と思って、一番安い「トンネルバンド」を使ってみました(上の写真)…が、これは失敗。ほんの数年でボロボロになります。

 

ボロボロになる前に、防鳥ネット専用の紐を通し直しました(下の写真)。

 

防鳥ネットは古いもので7年ほど使っています。最初の頃は毎年収穫後に撤収していましたが、不定形の畑なので、張り直す度に棚の線などに引っかかって、かえって痛むので、ここ数年は一年中張りっぱなしです。

 

平らな畑だったら、雨よけのトンネルよりももっと高い位置に防鳥ネット専用のエクセル線を渡して、撤収や設置が楽にできるようです。

 

たかが紐…されど紐。適材適所で使わないと、効率的な作業に影響するし、余計な費用もかかります。

坂の上の防鳥網

ぶどう畑の一角に梨を育てています。もともと植えてあった樹が数本。新たに植えた樹が数本あります。もともと植えてあった樹も、樹形を整えながら育てていますが、販売できるようになるまではあと数年かかりそうです。

 

斜面が急なので、ここでの作業は昨日のブログのスパイク長靴が大活躍します。

 

梨の植えてある部分の防鳥ネットがたるんで枝にひっかかるので、思いきって谷の部分を高く上げて張る事にしました。

 

支柱を立てたい部分に異形鋼管をハンマーで打ち付け、そこにハウスパイプを立てます。パイプの上に市販の支柱キャップかペットボトルをかぶせて、エクセル線を通します。

 

市販の支柱キャップには線を通す穴が開いていますが、ペットボトルは、ペットボトルの底の部分、対角線に4つ、大きめの穴(エクセル線が2~3本通るくらいの大きさ)をキリなどで開けておきます。穴を開ける際には、対角線上の穴の高さを同じにしますが、交差する穴は、その穴よりもやや下にずらして開けておくと、線を通す時に通しやすくなります。

 

支柱は必要な部分の外郭の他、距離が長い場合は中支柱も立てます。エクセル線は外郭まわりの他、中支柱も含めて縦・横・斜めに渡します。(畑の形が真四角ではないので、一部不定形になっています。)

 

谷の部分の支柱は3m60cm。一本の長い支柱を立ててしまうと、エクセル線を渡す際に調整がしにくいので、1m80cmのパイプを2本繋げています。外したり付けたりしながら調整しました。

 

さて、これでちゃんと風雨に耐えられるでしょうか…。エクセル線が渡っているので力を分散させられる…と踏んでいるのですが…。

スパイク長靴

「山でつくるぶどうは美味しい。」と言われます。斜面で陽当たりや水はけがよく、谷から吹き上がる涼しい風…昼夜の寒暖差…。

 

ただ、斜面なのでとても足元が不安定。

 

昨日の昼過ぎから今朝の未明まで、雨が降りました。こんな日はスリップ警報です。斜面のきつい場所はずるずる滑ります。まさに、アリ地獄のアリ状態。

 

ぶどう棚があるので、そういう時にはぶどう棚をつかみながら半分ぶら下がるように歩いて作業していましたが、足もふんばるし、腕もつかまりっぱなしのそんな作業の晩は体中が筋肉痛に悩まされます。

 

相方が「スパイク長靴試してみたら?」というので買ってみました。斜面のカヤ刈りの際にも重宝しているのだとか。試しに今日使ってみましたが、これが超快適。今晩は筋肉痛に悩まされずに済みそうです。

 

欲を言うならもう少し軽いと嬉しいかも…。

 

ところで、「スパイク…」に続く言葉…という話題になって、「スパイクタイヤ」と言ったら「昭和だね~」と言われました。そっかぁ~スパイクタイヤって今使えないのですね。

 

同じように冬場のお風呂の事故で「ヒートショック」という言葉で「……ショック」で連想するのは…?と言われて「オイルショック」と言ったら、これまた「昭和だね~」と言われてしまいました。

 

変なところで、昭和なボキャブラリーの世界で生きているのを実感しました。

大豆の天日干し

先日収穫した大豆。しっかり乾いてから脱穀すると、鞘が割れやすくなって脱穀しやすいので、しばらく落ち葉などを集める網の袋に入れて倉庫で乾かしています。

 

お天気の良い日は外に出してひなたぼっこです。

 

最初、大豆の収穫は、根っこごと引き抜いて、畑で寒冷紗の上に逆さに立てて乾かしていました。…でも、これだと意外と乾かないうえに、引き抜いた根っこについている土が寒冷紗の上に落ち、はじけた大豆と一緒になってこなすのが困難になりました。

 

次に自宅の物干し場で寒冷紗を棚状に渡して、そこで乾かしました。でも、これだと脱穀する際に移動するのがめんどくさい。

 

…というわけで、今年は落ち葉集めの時に使っている網の袋に入れました。持ち運びも便利だし、どこでも干せるし、網目が大豆よりも小さいのでこの袋のままある程度木の棒で叩くと細かいゴミも落ちるので、脱穀作業が随分楽になります。

 

今年も美味しい大豆が楽しみです。

 

プチプチで緩衝材作りました

突如巨大なバウムクーヘン出現!…というわけではありませんが、なにげに美味しそうな輪切りの物体です。

 

ぶどうを発送するための緩衝材として、プチプチを使っています。ホームセンターで大きなロールを買ってきて、細い輪切りにしてから、必要な長さにカットしています。

 

輪切りにするのは金切り鋸を使っています。短く切るのはハサミです。

 

先日、直売所の「味わいの里三日月」に行ったら、そこでもプチプチのロールをカットして、緩衝材を作っていました。卵などに使うそうです。そこでは包丁を使ってカット。…みなさんいろいろ工夫されていますね~。

 

防鳥網張りの助っ人

ぶどう畑に鳥避けの網を張っています。ぶどうの棚には針金が縦横無尽に通っていて、それをたくさんの支柱で支えています。支柱のてっぺんは針金を固定する金具があり、網を張る時にひっかかっててこずります。

 

写真はペットボトルの上部を切り取って、縦に2か所、底辺部を少し残して切り込みを入れたものです。これを支柱にかぶせます。縦に入れた切り込みの部分を針金をまたがせます。

 

ぶどう畑には支柱の上以外にも網がひっかる部品がたくさんありますが、これですこしだけ効率があがります。

 

粗皮剥きの帽子(草刈り用シールドのカスタマイズ)

以前、粗皮剥きの時の帽子をご紹介しました。今回、それを少しバージョンアップしてみました。

 

草刈りシールドの付属品で、日よけのために後ろにたらす日よけがあります。それをまず取り付けてみましたが、それだけでは上から降ってくる粗皮が防げません。また、ひさしがないので眩しい。

 

そこで、100均で買った、サンバイザーとバンダナカチューシャ(カチューシャにバンダナがくっついているもの)を取り付けて、シールドの隙間から降ってくる粗皮を防ぐことができるようにしました。

 

後ろにたらす市販の日よけは、端っこに小さな穴が開いていて、シールドの留め具に差し込んで止めるようになっています。サンバイザーは後ろのゴムの部分を真ん中で切って、折り返してサンバイザーに縫い留め、輪になった部分をシールドのバンドに通しました。

 

その上にバンダナカチューシャを合わせて、ちょうどよい部分に小さな穴をあけ、先ほど市販の日よけを取り付けた留め具に差し込んで固定しました。

 

なかなかしっくりした感じになってくれました。さあ、がんばるぞ!

 

作業着のボタン…引っかかる作業服

久しぶりに作業着を買いました。農業用の作業着も最近はデザインなど工夫されてきています。ただ、作業着でちょっと不便に感じるのが「ボタン」です。防鳥網などを使っているので、ボタンがひっかかります。

 

袖口のちいさなボタン…これが一番厄介なボタンです。せっかくのボタンですが、全て取り外しました。

 

キャップ型の帽子のてっぺんにあるボタン状の物…これも意外とすごくひっかり、作業効率を低下させます。草刈り機を使う時の防護マスクは引っ掛かるパーツ満載で、大変です。

麦の脱穀

開店準備も忙しいのですが、合間をぬって今日は麦の脱穀の仕上げをしました。

 

先日足踏み式の脱穀機で脱穀した麦。全部の粒が完全に穂や殻から外れていないので、唐箕をかける前にふるいでしごいて外します。外す作業の後、さらに何回かふるいにかけ、場合によってはふるいの網目を変えてふるうと、だんだん殻などが漉されてきれいになっていきます。

 

その後、少しずつ「てみ」に取ってあおり、軽い部分をさらにより分けます。「てみ」にとる分量やあおる角度、あおる高さなどは自分の持てる重さなど考えながら調整します。

 

そこまできれいにした後に「唐箕」にかけると作業が楽です。「唐箕」のかけ方もなかなか難しく、入れる分量や口を開ける巾など、まだまだ試行錯誤中です。

 

どの作業でも大事なのは、必ず下にシートを敷いておくこと。何かの拍子に下にこぼれた時、地べただと石や土が混じって大変な思いをすることになります。写真では粒の出口にビニール袋を取り付けてありますが、このビニール袋も裂ける場合があるので、必ずシートの上で作業をします。

 

それから、ほこりすごいのでマスクも必携。ノゲがチクチクするので、農作業用の手袋の上に炊事手袋をして作業をしました。

 

ここまでやっておいて、保存はビニールに入れて、さらに衣装ケースに入れます。ビニールだけだと必ずネズミが来ます。衣装ケースも万全とは言えません。一番良いのは缶だそうですが、ちょうどよいのが無いのでとりあえず…。米櫃用の防虫剤や除湿剤も必要かも?時々見て、虫などがいたら取り除きます。麦につく小さな「蛾」が必ずいます。

 

 

ぶどうの枝の誘引

今日は一日うだるような暑さでした。今日みたいに人間もばてるような暑さの日は、伸びてきたぶどうの枝の、誘引作業日和です。暑いので飲料水を大量に持ち込んで暑さと戦いながらの作業です。

 

ぶどうの枝をそのままにしていると、上に伸びた枝が雨よけのビニールに当たって折れてしまいます。また、枝を落ち着かせる為や、この後の作業効率の為など、いろんな理由があってぶどうの枝を誘引します。

 

写真は誘引部分。よく見て頂くと、見慣れたものがありませんか?そうです、ホッチキスです。「MAX」さん、文房具だけじゃなかったんですね。このホッチキスの芯は一本で200個ついています。専用の器具にテープと芯を装着して留めます。

 

くだものやさんで見る「ぶどう」の栽培…実はひそかに「MAX」さんが支えていたんですね。

 

防鳥網にエクセル線

小麦畑や果樹園に防鳥網を張っています。冬の間に強風や積雪で支柱があたっていた部分の網に穴が開いてしまいました。やっぱり、防鳥網は「点」で持ち上げるのは難しいようです。

 

支柱の上に刺していたペットボトルに4か所キリなどで大きめの穴を開けて線を通し、碁盤の目のように線を渡しました。

 

使用するのは「エクセル線」という線。針金ではなく、強いビニールで出来た線です。

 

数年前にたまたまホームセンターに在庫処分で超格安で売っていたものです。

雨よけテント張り

ぶどう畑では、雨よけのビニールを張り始めました。細長いビニールをぶどう棚の上に張って、雨よけにします。この雨よけが、様々な病気からぶどうを守ってくれます。

 

ビニールを固定するのは、専用のクリップと紐です。端っこは適当に支柱などに固定しています。山の畑なので起伏もあり、畑も真四角でもないので、ピンと張るのは大変です。坂を上ったり下ったり…作業はほとんど登山のようです。でも、やっぱり山の美味しい空気の中で育ったぶどうはおいしいよね~。

菜園プランターの加工

キイチゴを植えるために菜園プランターを買ってきました。

邪道なのかもしれませんが、いつも菜園プランターは少し加工して使っています。

 

プランターにはあらかじめ底に穴があけてあります。

通常は鉢底石などをそこに敷き、水は底に開けてある穴から抜けるようになっています。ただ、この水抜きの穴からナメクジが入り込み、鉢底石の隙間がナメクジの巣になり、育てている植物が食害されます。

 

プランターの底網には、穴をふさぐキャップが付いています。

これでプランターの穴をふさぎ、水抜きは、底面と、底面に近い側面にキリで小さな穴をいくつもあけます。

 

プランターの底には鉢底石を使わず、腐葉土を敷き詰めます。鉢底網は使いません。

 

プランターはブロックなどの上に置いて、底にあけた穴から水が抜けるようにしています。ここで注意したいのはブロックの置き方。ブロックの穴はナメクジの絶好のすみかになります。穴の中がなるべく乾燥するように、穴の方向を考えて設置します。

 

除草シートの成れの果て

上の写真、数年前に除草シートを敷いた場所です。雑草で埋もれていますが、この下には除草シートが敷かれています。

 

敷いた場所には熊笹が生い茂っていました。敷いた直後から除草シートを突き抜けて熊笹が繁茂。除草シートを敷いているので草刈機も使えません。

 

この除草シートを剥いでいます。突き抜けた熊笹を一つ一つ外しながら…大変です…

 

下は、土留めにブロックが埋められていた場所です。ブロックの手前は除草したのできれいですが、ブロックの上もブロックとブロックの間の隙間まで熊笹で埋まっています。この状態だと夏場、草刈が大変なので、ブロックも一つ一つ外しています。草刈りしやすいのはできるだけこういったものが無い方がいいのかもしれません。

 

除草シートはやっぱり便利ですが、一年に一度、全面的に剥いでシートの上の土などをきれいにしておく必要がありそうです。熊笹のような強い草が生えている場所に敷く場合は、一度できるだけ根っこなどを取り去った後に敷いた方がよさそうです。

鉄の杭(異形丸鋼)の抜き方

引き続き庭の整備中です。春から雑草がはびこりだす季節はぶどうも忙しい時期。なるべく庭の手入れが楽になるように、埋まっているブロックや石などを取り除いています。

ブロックは写真のような鉄の「異形丸鋼」という棒で固定されています。異形丸鋼は深く土に打ち込んであるので、掘って抜くのは不可能に近い。この杭を抜くのに便利なのが「レンチ(スパナ)」です。

  1. 異形丸鋼は、所々ひっかる場所があって、レンチの巾を絞りながら、杭を中心にレンチを回し、止まる位置を探ります。
  2. 固定できる位置を見つけたら持ち手を少し斜め上にしてしっかりと留め、杭を中心に持ち手を回します。
  3. ある程度楽に回るようになったら、回しながら引き抜きます。

抜く時に、回すと固定が外れてしまう場合があります。その場合は、外れない範囲で小刻みに左右に回しながら抜きます。

 

抜いた後にレンチが杭に噛んでしまって取れにくい時があります。レンチのあごの奥の部分は少し締りが甘くなっているので、杭を叩いて奥に押し込むと外れやすくなります。

 

最近、庭仕事で使っている道具は、レンチ・ツルハシ・トンカチ・バール・一輪車…農作業というよりは、土木作業の様相を呈しています。

 

埋まっている石やブロックが多いと、草刈機の刃が当たってチップが飛び、すぐにダメになります。一枚2千円から3千円するので痛手が大きいです。

木の根っこを掘る

庭に元から生えていた木が不要になったので、根っこから掘り上げました。根っこの掘り上げは木を伐採するよりもある意味大変です。

剪定ばさみで切れる太さ以上の根はのこぎりで切っていましたが、のこぎりは前後の空間がないと挽けません。その空間をつくるのに土を広く掘らなければいけませんでした。

そんな時、写真の「チゼル」と「石頭ハンマー」を使っています。もともとセメントに食い込んだ庭石などを「はつる」のに使うものです。

木の周りの土をある程度掘って、根っこが見えてきたらチゼルを根っこの切りたい部分にあてて、ハンマーで叩きます。木の固さにもよりますが、直径4センチ程度の根っこなら切断できました。

チゼルが木に食い込んで抜けにくくなったら、柄の部分を刃の横方向に、左右に少しずつ叩くと緩んで抜けます。場所によっては抜けなくなることも考えられるので様子を見ながら行います。

チゼルもハンマーも手などに当たったり、反動で飛んだりすると、大けがをするので気を付けて作業を進めます。

今回は「伐採」する場合の掘り上げです。「移植」の場合は根っこにダメージを与えるこの方法は適しません。