今日のお昼前11時過ぎ。ぶどう畑で作業をしていたら、もう一つのぶどう畑で作業をしていた相方から「空の上に一直線に虹が出ているよ。あれって、『なんとか』言う特別な虹みたいだよ。」と連絡が入りました。
(『なんとか』って、なんやねん…)と思いながら見上げてみると、虹があります。(虹なんてそんなに珍しくもない…)と思ってふと考えたら、この方向って太陽に近い場所だよね…
スマホで調べたら「環水平アーク」というそうです。上と真ん中の写真は、その時にそれぞれの畑で撮影したものです。横一直線にうっすらと虹がかかっています。
一番下の写真はそれを拡大したものです。よぉ~く目を凝らして、ひろ~い心で見て頂けたら幸いです。
やや下向きの弧をえがき、上が赤、下が紫の虹です。普通よく見る虹は上向きの弧ですが、上下の色の配列は同じなんですね。
この現象は上空の氷の粒が太陽の光をプリズムのように反射して、太陽から46度下方に出来る虹なんだそうです。太陽の高度が高くないと見えないので、見える時期は5月から8月頃。夏至をはさんで前後40日ほどの期間でしょうか。地理的に緯度が低い場所ほど、見える日数が増えるのだそうです。
今日はお天気が下り坂。雨が降るのはちょっとうっとうしい気もしますが、こんな素敵な現象に出会えるかも…と思うと、ちょっとわくわくします。