イシクラゲ(シアノバクテリアの仲間)

自宅玄関周りは砕石が敷いてあるので、除草剤を撒きます。除草剤を撒くと、何故かワカメのようなものがべったりと繁殖します。写真では真っ黒でカピカピですが、湿潤になると厚みのある緑色のぷるぷるになります。

 

「イシクラゲ」と呼ぶそうです。人によっては気持ちわるい…と言う人もいますが、実は人間なんか足元にも及ばないありがたい生き物。

 

昨日のブログで「シアノバクテリア」という言葉が出てきました。「イシクラゲ」は「シアノバクテリア」の仲間。「シアノバクテリア」は「光合成をする菌類」。

 

35憶年前、この地球上で初めて光合成をして、二酸化炭素と水からブドウ糖などの有機物をつくり始めたのが、この「シアノバクテリア」といわれています。シアノバクテリアが光合成の過程で「酸素」を作り出してくれたおかげで、私たちのように生きるために酸素が必要な生き物が誕生することができました。栄養豊富なうえ、エネルギー問題にも貢献できそうな可能性を秘めているのだそうです。

 

このシアノバクテリアの中に、昨日のストレスホルモン「アブシシン酸」が発見されている…。もし、35億年前のシアノバクテリアの中にも「アブシシン酸」が存在していたのだとしたら、太古の昔から「ストレス」は「生きるために利用されてきた」という事になります。それとも、35憶年間、いろんなストレスにさらされている間に獲得してきた「生きるための力」だとしたら、それを植物や動物などいろんな生き物が共有しているというのは、どんな過程を経ているんだろう…

 

なんだか壮大すぎてドキドキします。