梨と桃の幼果(偽果と真果)

梨と桃の花が終わり、幼果が膨らみ始めました。

 

「桃」「柿」と、「リンゴ」「梨」はまん丸い形をした似たような形をしていますが、それぞれ成り立ちが違います。

 

「リンゴ」と「梨」の可食部分はガクの下の茎の一部の「花托」が、種の部分を包み込むように膨らんだもので「偽果」と呼ばれます。リンゴや梨の本当の意味の「果実」は芯の部分なんだそうです。

 

上の写真は梨の幼果。下は桃です。梨は茎の上の部分が膨らんでいますが、桃はガクの内側が膨らんでいるのが分かります。

 

よくよく思い出してみたら、リンゴや梨の果実は、樹と繋がっている茎の反対側にガクの名残がありますが、柿や桃のガクの名残は樹と繋がっている方にありますね。

 

農家になるまで、ん~十年。気が付きませんでした。