ジョウカイボン…いろいろややこしい虫

今日の虫は「ジョウカイボン」です。…この虫、なかなかいろいろややこしい虫です。

 

ややこしポイント<1>…見た目

一見するとカミキリムシのように見えます。実際、ごく最近まで私も相方もカミキリムシだと思って見つけ次第駆除していました。…でも、これが大きな誤解だったんですね。実はどちらかというとカブトムシに近い仲間。しかも肉食…という事は害虫を食べてくれる「益虫」だったんですね。ほんとごめん。

 

ややこしポイント<2>…甲虫なのに柔らかい

ジョウカイボンは「甲虫」です。甲虫って一番外側の羽が固い…というイメージがありますが、この虫は柔らかい。…甲虫なのに…

 

ややこしポイント<3>…名前

普通、虫の名前って形とか色とかから由来するものが多いですが、この虫の名前は「ジョウカイボン」…変わってますね。調べてみたら「平清盛」の法名「浄海坊」から来ているとか。…で、そこからも長くて、このジョウカイボンに似た虫で「ツマグロカミキリモドキ」という虫がいて、その虫の持つ「カンタリジン」という毒液が人間の皮膚に付くと、水膨れになる…で、平清盛が「熱病」で亡くなったところにつながって、炎症つながりでジョウカイボン…とか…。

 

あ~ややこしい…けど、やっぱりこの虫にとってはど~でもいい事…なんでしょうね~…