袋掛けが終わりました (畑の風景 鳥の巣 梅仕事)

・ぶどう畑は袋掛けが終わりました。ぶどうの袋掛けが終わったので急いでナシの袋掛けもしました。

 

昨年から、佐用町の農業研修会「農の匠」で、ぶどう以外の様々な果樹の研修を受けています。その研修会で、ナシの実が小さいときに「小袋」をかける事を教えて頂きました。

 

たくさん作っているナシ農家さんの、高品質のナシを作るための知恵なんだそうですが、ブドウ農家のうちにとっても、とてもありがたい知恵です。

 

いつもナシの袋掛けをする時期がブドウの忙しい時期に重なってしまって袋掛けが遅くなり、虫に吸われたり病気が来たりしていましたが、小袋に守られているお陰で、ブドウの袋掛けが終わってから、ナシの大袋を掛ける事ができるようになりました。先人の知恵…本当にありがたい限りです。

 

・ブドウの袋掛けが終わったので、畑の一角…アケビが生い茂っている所の草刈りをしました…と、アケビの葉に隠れるように直径20センチほどの大きな鳥の巣を見つけました。(3段目の写真)横から見ると、枯れ葉がかたまっているように見えます。何の鳥の巣かはわかりませんが、くちばしひとつで見事に編み上げるものですね。

 

・その下の左の写真は別の場所で草刈りをしていた時に見つけた鳥の巣です。この巣はとってもちっちゃい…直径5センチほど…こんなちっちゃな巣でどんな鳥が育ったのでしょうか…。

 

・ブドウの忙しい時期に、どうしても重なるのが「梅仕事」の季節。…でも、やっぱり楽しい梅仕事…今年も農文協さんの本『梅ぢから』で「梅酢みそ」「塩水漬け」「ピクルス」「梅干し」…いろいろ楽しみました。農文協さん、いつもありがとうございます。

 

・梅雨明けが早まったとはいえ、この週末からお天気が下り坂…急いで漬けていた小梅を干しました。こんな時に便利なのがやっぱり「縁側」…虫や鳥のフンやほこりの心配なく安心して干せます。

 

前出の「農の匠」研修会で、先生が「梅塩」というのを紹介されました。梅干しを漬けた後に残る「梅酢」の水分を飛ばして粉末状にしたものだそうです。…で、ついでなのでグーグルさんに聞きながら、これも試してみることにしました。一番下の写真の皿に広げてあるのが、天日干し中の梅塩です。

 

干す前の梅塩をちょこと味見…でっ!!あ”~っ!!しょっぱい~!!酸っぱい~!!…梅干しを粉にしたような、びっくりするような塩味と酸味がありました。

 

…でも、梅酢を液体で保存するにはなかなか場所も取るし、案外使いにくかったりしますが、これはなかなか用途の広い調味料になりそうです。…さて、何に使おうかな~~~

 

< 梅塩の作り方 >

梅酢をフライパンに入れ、木のしゃもじでかき混ぜながら、強火にかけて沸騰→弱火で20分ほど煮詰めます。とろとろした感じからしっとりした塩っぽくなったところで火を止め、大きめの皿に広げて天日干しして水分を飛ばします。…一番下の段の写真の、お皿に乗っているのが天日干し中の「梅塩」です。

 

(フライパンはテフロンなどを使うとあっという間にテフロンがはがれてしまいそうな気がします。必ず傷がついても良い鉄のフライパンを使われることをお勧めします。

 

フライパンの上の方に塩分がこびりつきそうになるので、鍋肌と鍋底全体を、なでるようにかき混ぜるとよいように思いました。また、お皿の上に広げて天日干しする際に、大きめのフォークで細かくしながら広げると乾燥しやすいような気がします。)

 

ー 次のブログ更新は 7月14日(木)です ー