今朝は雨。雨よけの下、ぶどう畑の作業をしていたら、特ダネをゲットしました。
捕食中のサシガメです。「捕食」と書きましたが、サシガメは虫などの体液を吸います。今日の獲物はテントウムシ。普段は収納されているという口針をテントウムシのお腹に突き刺しています。
写真を撮ろうと構えると、サシガメもこっちが気になるのか重たいテントウムシを口に刺したまま枝の向こうに隠れてしまいます。向こうに回り込んでカメラを向け、ピントを合わせていると、こっち側へ…どうにかこうにか撮ることができました。
食事中、お邪魔しました。そうやってぶどうの害虫も退治してくれてたんだね。ありがとう。
…ちなみにサシガメは人も刺す場合があるそうです。刺されるとハチに刺されたような強烈な痛みがあるのだそうです。いろんな所でサシガメを見ますが、今まで刺されたことはありませんでした。…でも…気を付けよ~っと。
いよいよ田植えの季節。田んぼにはちっちゃな苗が整列。
写真は自宅近くの畑からの眺め。やっぱり田んぼの眺めって特別ですね~。
ぶどうの忙しい季節と、お米の忙しい季節が重なってしまうので、うちではお米は作っていないのですが…お米作りたかったなぁ~…
今のぶどう畑です。今年の新梢がずいぶん伸びてきました。
山からはいろんな鳥たちの鳴き声が聞こえてきます。時々、何かの獣が獣避けに当たる音も聞こえます。
ぶどう畑は、これから1カ月でたくさんのぶどうの葉っぱで埋め尽くされていきます。
今日の写真はぶどうの花のつぼみです。軸からいくつかの花束状のつぼみのかたまりがぽんぽんとついています。
花束状のひとかたまりを「車」、その車がたくさん集まった房を「花穂(かすい)」といいます。ほんとうは軸の根元からずっと車がついていましたが、すでに元の部分はいくつか切り落としています。花が咲くまではあと数日かかりますが、その間にもどんどん軸が伸びて花が大きくなっていきます。
実際にぶどうの房になるのは先端の数センチだけ。その他の車は全て切り落としてしまいます。
ぶどうの枝もどんどん伸びてきているので、誘引作業もしつつ、花穂の整房もしつつ、つるも伸びてくるし、脇芽も出てくるし、草刈りもしなきゃ…ぶどうの成長と共に、どんどん忙しくなってきます。
ぶどう畑でお昼ご飯を食べていると、最近キセキレイが近くに来ます。写真のキセキレイは喉元が黒いのでオスと思われます。
キセキレイの鳴き声は高く透き通った美しい声。おなかの黄色も美しく、そして、私のお気に入りは後ろ姿。丸っこい背中に後ろ手に手を組んでいるような模様がかわいらしい。
口を大きくあけて力いっぱい鳴く様子や、首をかしげるようにふっと何かを探す様子など、ちいさな体で一生懸命生きている野鳥の姿にはほんとうに癒されます。
昨日のブログでもご紹介しましたが、キウイフルーツの花が満開です。キウイの花ってとても良い香りがするんです。個人的にはリンゴの香りに近いような気がしています。
ぶどう畑の日当たりの悪い場所のぶどう棚を使って、キウイを育てています。キウイフルーツって、枝が四方八方に伸びて、もしゃもしゃと手が付けられなくなってきますが、ここでは「棚仕立て」を試しています。
ぶどうは冬の本剪定の時に、前年伸びた枝元1芽から2芽残して剪定して、春に伸びた新しい枝の中から基本的には1芽を残して残りの芽を欠いてしまいます。
キウイフルーツは春に伸びた枝の元の方に花が咲いて、それから先に伸びた枝に葉っぱがたくさんつきます。翌年は、花が咲いた部分からは花芽が出にくいのだそうで、ブドウのように2芽剪定すると花が付きにくくなるのだとか。…なので、残す芽はぶどうよりも多めにして、春先に余分な芽を欠くのが良いのだそうです。
実は昨年、そのことを知らなかったので、ブドウのように2芽残して全て剪定してしまいました。…でも、今年、新梢も花も溢れんばかりに伸びました。
まだ若い木なので、花が咲かなかった芽なのかもしれませんが、まだよくわかりません。
キウイの花が満開です。キウイのお花畑でラブラブなのがジョウカイボンのペア。今は虫たちの恋の季節。ぶどう畑でも、アカガネサルハムシやテントウムシがあっちこっちでデートしています。
それにしてもジョウカイボンって、羽が柔らかいので弱々しいイメージがありますが、お腹側から見ると意外とマッチョ。腹筋割れてます。…的な?
人間でもそういう人いますよね~。
今年はオオシマカラスヨトウの幼虫が多いような気がします。ぶどうも食害されています。
今日の写真の緑色のイモムシがオオシマカラスヨトウの幼虫…ですが、背中に背負っているのはその幼虫に寄生した虫のさなぎです。
イモムシに寄生して、このようなさなぎになるのは「寄生蜂」が多いのですが、このさなぎの形はどの虫のさなぎなのかよくわかりませんでした。
宿主は脳を操られているので、この場から動きません。また、宿主はこれ以上育つことはありません。
見た目はグロテスクですし、やり口もなかなか巧妙ですが、ブドウにとっては益虫です。このまま飼育箱に入れてどんな虫が出てくるか、確かめてみようか…どうしようか…ん~…
クレマチスの花が咲きました。初夏の花の季節に移ってきています。
優雅な大きな花とすっきりとした形の葉っぱ。…ですが、茎はほんとに細く繊細。そのギャップがまた魅力のひとつです。
草よけシートは雑草を避けるために敷いています。このシート、結構足跡がくっきり残ります。
庭の入り口に敷いてあるシートの上に、ちっちゃな可愛らしい足あとを見つけました。猫の足あとと思われます。下の写真…右下から来て、左側にある獣避けの網におっとっと…となって右上に去っていった…そんな光景が目に浮かびます。
実は、この足跡を見つけた時、アナグマの子どもかなぁ~…とも思いましたが、アナグマは指の跡が5本つくのだそうです。
いろんな獣の足あとが載っているサイトを見ていたら、「あ…トラにも似てる。ライオンにも似てる…」「お~!外来種か!」「その辺をトラとかライオンとか歩いてたらびっくりするねぇ~…」…相方とそんな馬鹿話しをして盛り上がりました。
今日の虫は「ジョウカイボン」です。…この虫、なかなかいろいろややこしい虫です。
ややこしポイント<1>…見た目
一見するとカミキリムシのように見えます。実際、ごく最近まで私も相方もカミキリムシだと思って見つけ次第駆除していました。…でも、これが大きな誤解だったんですね。実はどちらかというとカブトムシに近い仲間。しかも肉食…という事は害虫を食べてくれる「益虫」だったんですね。ほんとごめん。
ややこしポイント<2>…甲虫なのに柔らかい
ジョウカイボンは「甲虫」です。甲虫って一番外側の羽が固い…というイメージがありますが、この虫は柔らかい。…甲虫なのに…
ややこしポイント<3>…名前
普通、虫の名前って形とか色とかから由来するものが多いですが、この虫の名前は「ジョウカイボン」…変わってますね。調べてみたら「平清盛」の法名「浄海坊」から来ているとか。…で、そこからも長くて、このジョウカイボンに似た虫で「ツマグロカミキリモドキ」という虫がいて、その虫の持つ「カンタリジン」という毒液が人間の皮膚に付くと、水膨れになる…で、平清盛が「熱病」で亡くなったところにつながって、炎症つながりでジョウカイボン…とか…。
あ~ややこしい…けど、やっぱりこの虫にとってはど~でもいい事…なんでしょうね~…
今日も虫シリーズ続行です。ブルーベリーの鳥よけの近くでカミキリムシっぽい虫を捕まえました。
模様はキイロトラカミキリに似ています。でも、黄色というより緑に近い。ん~…ほんとに虫の名前の同定は難しい…
はっきり名前のわかる虫の方が少ないように思います。まあ、虫からすると、ど~でもいい事なんでしょうけどね。
春はイモムシ&ケムシの季節です。このところ虫の写真ばかりで虫嫌いの方…すみません。
今日はユスラウメの葉っぱに居たケムシです。多分「ドクガ」の仲間だと思うのですが、はっきりした名前まではわかりませんでした。
ゴージャスな毛皮をまとったセレブなマダムか、はたまたパンクロックのミュージシャンか…。「これでもかっ!」ていうくらい手の込んだ装いです。
多分、葉っぱの裏に隠れて食べてたんでしょうね。食べていったら…見つかっちゃったねぇ~。
今朝、相方が「こんなのもいたよ~」と持って来ました。(お尻にくっついている赤いトゲの様なものは、本体ではありません。すぐに取れてしまいました。)
鳥のフンのように見えますが、これもブルーベリーに付いていました。「オカモトトゲエダシャク」の幼虫と思われます。
成虫の羽は、まるで飛行機の様な変わった形をしています。なかなかかっこいい。害虫…ではありますが、それぞれなかなか素敵な形をしています。
ちょっと前まで白い可憐な花が咲いていたブルーベリー。花も終わってミツバチたちも来なくなったなぁ~となんとなく眺めていたら…そういえばなんだか元気がない…あれ?葉っぱがない?……あ¨~!!食われてる~!!
見たらいろいろおりました。
一番上は、ヤマブドウにもいた「オオシマカラスヨトウ」の幼虫(突起がある方がお尻です)。…ですが、以下の名前は不確かです。
そして、5、6番目はハマキムシ(種類は不明)。幼虫の本体は5番目ですが、通常は6番目のように葉っぱを丸めた中にひそんでいます。丸まっている葉っぱを見つけたらそっと上から潰さないと、意外と身軽でぽろっと下に落ちて逃げます。
この他に、ブルーベリーには「イラガ」や「ミノムシ」もつきます。
オオシマカラスヨトウの、枝にしっかりしがみついている足のように見えるのは「腹脚」「尾脚」という「イボ」なんだそうで、足は頭に近い部分に6本あります。
「腹脚」「尾脚」も、なんだか必死な感じで…また、「マイマイガ(?)」の頭も、NHKで昔流れていた「プチプチアニメ ニャッキ」の主人公のようなデザイン。「ニトベエダシャク(?)」の頭もジュゴンのあかちゃんのようにぷくぷく…それぞれ可愛らしいと思えてしまうのは変でしょうか?
…いやいや、いけないいけない…害虫、害虫…
ヤマブドウの花が咲きました。他のぶどうと比べるとヤマブドウの開花はかなり早いです。ぶどうは、たくさんのちいさな花が穂になって咲くので「花穂(かすい)」といいます。
通常ぶどうは雌雄の株ですが、ヤマブドウは雄花の株と雌花の株、雌雄の株などいろいろあります。
写真は雄花。とっても地味ですが、線香花火をちりばめた様な明るいやさしい花です。花穂をそっと握ると、ふんわりとした頼りなげな手触りがなんとも心地よく、癒されます。
庭のシャクヤクももうすぐ咲きそうです。まん丸のつぼみからピンクの花びらが今にもこぼれそうです。
美しい花も見ごたえがありますが、咲く直前のつぼみも、なんだかとっても愛おしい。生まれたばかりの赤ちゃんのにぎりこぶしのようにも…また、がんばっている小学生の結んだ口のようにも見えます。
「咲くぞ!咲くぞ!」…と、やる気満々、フレッシュでエネルギーのかたまりのような姿に、「がんばれ~」とエールを送りたくなります。
この春、育成中のヘーゼルナッツの枝から、葉っぱが出なかった枝が半分ほどありました。枝の元の方を見たら木くずが出ています。切ってみたらやっぱりいました。「カミキリムシ」の幼虫です。
他に探したら合計4匹。これだけがっつり食害されたらさすがに枯れますよね…
昆虫食をされる方からは垂涎の収穫物だそうですが…
こちらはミカンのつぼみ。レモンもみかんも花は白いですが、レモンのつぼみは赤っぽくて、みかんは真っ白なんですね。つぼみの周りに広がっているのがこの春に伸びた新しい葉っぱです。
みかんやレモンのように冬場に葉っぱが落ちない果樹は、この新しい葉っぱへのバトンタッチの時期にちゃんと元気な新しい葉っぱが出るか心配でドキドキします。
この木も植えて間がないので、もったいないですが全てのつぼみを落としてしまいます。何年後かの実りに期待して…
レモンの花のつぼみが膨らんできました。膨らんでは来たものの、まだ苗が小さいので咲く前に全て落としてしまう事にしました。
花のつぼみのすぐそばに葉っぱの赤ちゃんが付いています。葉っぱの赤ちゃんを落とさないように蕾を摘むのはなかなか大変です。
レモンは葉っぱやつぼみや花もレモンの爽やかな香りがします。葉っぱに少し触れただけでも香ります。作業中はレモンの香りに包まれてほんとに幸せ…ではありますが、鋭くて長いトゲはあるし、葉っぱの赤ちゃんは守らなくちゃだし…レモン農家さんの苦労を改めて思います。
自宅の窓から外を眺めていた相方が、何かを見ています。「何?」と聞いたら、「あんなところに『朴の木』みたいのが咲いてる…」と…(下の写真の真ん中あたりです。)
遠くでよくわからなかったので、写真を撮りました。拡大して見たらやぱり朴の木です。白い花が満開です。
近くだったら甘い良い匂いが楽しめるのに…と、ちょっと残念ですが、その距離感で、ますます愛おしさが増します。
趣味で作っているヤマブドウが、ぐんぐん育っています。花穂も大きくなって遠目でもよくわかります。
ヤマブドウの新芽や若葉は天ぷらにすると美味しいのだそうで、いつか試したい…とは思いつつ、なかなかできずにいます。
新緑の季節です。自宅裏からの風景です。写真の左側、常緑樹の中に紫色に見えるのは藤の花です。
なんとなく年を経るごとに藤の花の咲く広さが広がっているような気がします。そのうち山が藤だらけになってたりして。
長ネギも花が咲き始めました。まん丸で目立ちますが、花自体はとっても地味です。地味ではありますが、いろんな虫たちが蜜を吸いに来ます。
写真はミツバチ。おなかの部分のオレンジが目立つので、西洋ミツバチと思われますが、微妙に縞模様の巾や色が違います。ミツバチもいろんな種類があるそうで、この世界もなかなか奥が深そうです。
ネギ坊主のミツバチたちは、あちこちに飛び回りながら一心不乱に蜜を吸っています。丸い形のあっち側とこっち側から二匹が蜜を吸ってきて、ある距離に近づくと、びっくりしたように飛び上がったりするのが面白くて、思わず見入ってしまいます。
…ほらほら、近寄ってきたよ。もうすぐ飛び上がるよ。
サツマイモの植えつけの時期です。うちの場合、植えつけの際の必需品が一番上の写真。なぜか「金づち」と「杭」です。
マルチを敷いて準備した後、マルチに直接斜めに杭を打ち、植穴を作ってそこに苗を差し込み、土をかけて押さえます。
打ち込む深さは25cmくらい。差し込む苗は15cmほどですが、このくらい深く穴を開けておくと、苗が「スッ…」っと入ります。
土の柔らかい畑だったらこんなことをせずに、箸などで挟んで埋め込むことができるそうですが、自宅の庭は、昔、ゲートボール場だったそうで、とっても土が重たい…。結局土木工事の様な作業になります。
自家用で、安納芋と金時芋それぞれ25本ずつしかないので、こんな作業で作れます。本職で何百本も何千本も作られる方はこんなことはやってられないですね。
マルチとマルチの間の通路にも草よけシートを敷いてあります。全面ビニールマルチにしてしまうと、水分が入らないのと、ビニールマルチの上を歩くと、マルチが破けるので通路は草よけシートにしています。これで、サツマイモのツル返しや雑草取りの手間が省けます。
今植えたサツマイモを収穫する頃には、ブドウの販売も終わっているんだなぁ~…と思いながら毎年植えつけています。
「え?私?私も虫じゃないですよ?木の皮とかのかたまりですよ~。…え?頭出てるって?…いやぁ~普通、人が近づいたら引っ込めるんですけどね。おなかすいちゃって思わず…」…といったところでしょうか。
頭出してるミノムシはなかなかレアです。大きくなり始めた梅の実を一心不乱に食べています。人間は生の青梅は食べられませんが、虫はおなかこわさないんですね。
「え?私?…いえいえ虫ではありませんよ~。どこから見てもブルーベリーの枝に見えるでしょ?」とでも言いたげなくらいまっすぐに直立…いや逆さまだから逆直立?
節くれだった枝の様な形状といい、枝にくっついている部分の馴染み具合といい、ほんとによく真似してるねぇ~…でもね~…みつけちゃったんだよねぇ~。
ブルーベリーの花も満開を少し過ぎましたが、さかんにいろんな虫たちが甘い蜜を吸いに集まってきています。
写真はマルハナバチの仲間の「クロマルハナバチ」と思われます。後ろ足にたくさんの黄色い花粉をくっつけています。これだけの花粉を付けるのに、どれだけの花をまわったのでしょうね。
重たくないのかな?
毎年、ジャガイモの収穫が大変です。ぶどうの作業の忙しい季節と重なるというのもあって、昨年は春に植えたジャガイモの収穫ができないままのジャガイモから再び芽が出て育っていってしまいました。…でも、たくさんのジャガイモが狭い所に一斉に育ったので、結局ものにならず…
…で、ジャガイモ大作戦です。
庭にあった古い足場の板と草よけシートで大きなプランターのようなものを作りました。写真は土を入れる前の状態です。プランターの底部になる部分に細長いシートを敷き、壁になる部分はそれぞれシートを外側に向けてL字にして張りました。
ブロックを置いてある部分に土を入れます。板の手前の草よけシートは、板の内側の壁からL字に外に出して、プランターの手前の草を避けるために敷いてあります。
収穫の時には手前の板を外して、土の下の部分に敷いてある草よけシートを「とりゃ~!」とひっくり返したら一気に収穫できないかなぁ~…と…
…で、手前の土をえっさほいさと入れました。…入れながら…ん~…ジャガイモを掘るのと、こうやって土を入れるのと、どっちが大変かな~…?などとも思えてきましたが…まあいっか~…
カエデの花の時期があっという間に過ぎていました。気がついたらすでに竹とんぼのような種が出来始めていました。
出たばかりの葉っぱは赤い色をしていましたが、その赤色もすでに緑色。…ですが、まだお化けのような形をしています。
カエデというとパッと開いた清々しい葉っぱを思い浮かべますが、この時期のカエデは、花や葉っぱの色や形の面白い変化が楽しめます。…とっても地味ですけどね…