美味しそうな和菓子…ではなく、シャインマスカットの新芽のあかちゃんです。実際の大きさは5ミリほど。ぽちっとピンクの可愛いおへそが見えます。
この「ぽちっと」から葉っぱが開き、枝が伸び、花芽もついて、枝の長さは大人の背丈ほどにもなります。小さなかわいい「ぽちっと」ですが、とてつもないエネルギーを秘めています。
ぶどう畑での作業は単純な作業が延々と続きます。そんな単調な作業の楽しみが、畑やそのまわりの森から聞こえる鳥たちの鳴き声です。毎年一年を通じて鳥たちの鳴き声を聞くうちに、いろんな疑問が生まれてきます。
まず最初に思ったのが、「ウグイス」の鳴き方。西側のぶどう畑と東側のぶどう畑それぞれ違う鳴き方をするウグイスがいます。ここに来るまではウグイスは「ホーホケキョ」と鳴くものだと思っていました。でも、ここのウグイスは、東側は「あ~~どっこいしょ」…西側は「あ~っこちゃん お~~ばちゃん」と聞こえます。最初はまだ鳴くのに慣れていないせいかな?と思っていましたが、毎年毎年同じ場所で同じ鳴き声が聞こえます。何で「ホーホケキョ」と鳴かないのかなぁ~。何で違う節で鳴くのかなぁ~…とかとか…
今は春ですが、もう少し暖かくなると「ウグイス」の鳴き声に加えて「ホトトギス」が鳴き始めます。大きな声で鳴く鳥。一日中ずーーっと鳴いている鳥。いつも集団でみんなでわしゃわしゃ鳴く鳥。時々しか鳴かない鳥…。それから、同じ種類の鳥でも、鳴き方にいろいろなバリエーションがあります。季節によっても山のざわつき具合は違います。
同じ鳥なのに、なんでこんなに鳴き方や鳴く状況が違うのかなぁ~…と思っていたら、素敵な本に出合いました。その姿を捉えるのは難しい鳥たちですが、その鳴き方や季節から、その鳥たちの「キモチ」を想像する手助けになります。今までは、「この鳴き声はこの鳥」…程度しか思わなかった鳴き声も、その時の鳥の「キモチ」を想像するだけで、何倍もの厚みをもって聞こえてきます。
ただ、この本の素敵なところは、断定しきれないところはあえて断定しないところ…。そりゃそうですよね。同じ人間でず~っと一緒に住んでいる相方の「キモチ」さえ、全然わかんないですもの…
とうとう…とうとう…その姿を捉えることができました。今朝、少し早起きをして仕事の準備を早々に済ませ、田んぼの農道を散歩していたら、至近距離でウグイスの鳴き声が…声のする方を探したら、居ましたいました。
この農道は散歩する人が多いせいか、人慣れしているのでしょうか。ぶどう畑でウグイスを探すより、町中で探した方が見つけやすいのかもしれません。
鳴き声は「ホーホケキョ」。連れ合いを探す鳴き声です。こんなに近くに人間がいるのに警戒音を出さないあたり、ぶどう畑のウグイスとは随分違います。
一番上の写真は鳴いていない時の姿。2番目と3番目は「ホーホケキョ」と鳴いている所。首…伸びてますね~。胴体の長さと同じくらいに伸びています。
こんな小さな体であんなに大きく通る声が出るのもうなずけます。
通常、野鳥の9割は一夫一婦制だそうです。オスとメスと協力して子づくりをします。そんな中、ウグイスはメスだけで巣作り・産卵・子育てをするそうで、オスはただただその美しい声で次々とメスを呼び込み、一夫多妻を形成しているのだとか。
メスの逞しさも、オスのタフさも…小さな身体ながら、なかなか逞しい鳥です。
2カ月ほど前よくツグミが来ていたぶどう畑。3月初め頃になると姿を見かけなくなり、代わりにつがいと思われるモズが、小さな声でビービーと鳴きながらしばらくうろうろしていました。
その後数日間、別の畑で作業をして、昨日久しぶりにこちらの畑の作業に来たら、車を停めたとたん、数羽のツグミが畑から森の木に飛び立ちました。まだ、旅立っていなかったんですね。
鳥が小声で鳴くのは愛のささやきなんだそうで、モズが小声で鳴いていたのは、さかんにメスを誘っていたのかもしれません。モズは2月~3月が産卵期だそうで、今は子育ての真っ最中でしょうか。
モズが居なくなったので、再びツグミが遊びに来てくれたようです。
ふと見るとかなりの至近距離にツグミが一羽、仲間が飛び立った先をきょとんと見つめながら、置き物のようにじっとしています。仲間の方からは盛んに鳴き声が聞こえます。なんとなく幼いような感じもしますが、ツグミはこれから北へ旅立った後、6月頃に産卵するとあるので、成鳥と思われます。怪我でもしていなければいいけれど…と心配しながら作業をしていたら、知らない間にどこかへいってしまいました。
おっとりさんなのかな?…よかったよかった…でも、間もなく旅立ち。仲間に置いて行かれないようにね。
ぶどう畑の獣避けの柱…竹を切り出して柱にしていました…が、やはり年数が経つとすぐに傷んできてしまうので、交換が必要です。そのひとつの柱がなんだか怪しい…。なぜか横に穴があけてあります。しかもその穴の下に細い枝までつけてあります。
…どうやら相方の仕業のようです。昨年同じ場所で古い支柱にシジュウカラが営巣し、子作りしたのを見ていました。その時は、シジュウカラは傷んだ竹の上部の穴から出入りしていたので、雨があたらないか心配していました。
また来ないかな…と期待を込めて、新しい竹に今年は横に穴をあけた新しい支柱を立てたのだそうです。節を抜いてないので雨漏りしません。
1週間ほど前、つがいと思われる「ヤマガラ」が内見に来てたよ…と嬉しそうに報告していました。数日前からそのつがいが出たり入ったりしているのが見られるようになりました。…どうやら入居を決めたようです。
昨日と今日、お昼ご飯を食べながら観察。約30分毎に竹の上部に一度留まり、周囲を伺うようにキョロキョロしてからササッと横の穴に入ります。数秒ほどゴソゴソした後、ピョコっと顔を出します。そのまま周囲をうかがうようなしぐさをしたり、再び頭を引っ込めたりしてから再びササッと飛び去って行きます。
望遠で確認して見ると巣に持ち込んでいるのは苔のようなものに見えます。どうやら子どもたちの為のベビーベッドを作っているようです。
子どもたちが巣立ちできるまで、無事に過ごせますように…
しばらくは私たちの食後のお昼寝はお預けになりそうです。
佐用町漆野・光福寺の「大イトザクラ」が満開です。樹齢300年と言われているそうです。その魅力は私のつたないカメラワークとボキャブラリーではとても表現しきれません。
「今日が最高だよ。」とご住職が話されていました。「もしかしたら、この姿が今日明日で見納めかも」とも…。
樹の傷みが激しく、大規模な保全措置を取らないといつ倒壊してもおかしくない状態なんだそうです。その為の募金も呼びかけられていました。(郵便振り込みでも募金が可能だそうです)
コロナが無かったら、いつもはいろいろなイベントも行われていろんな人たちに見てもらえて、もっとたくさんの人たちに募金を呼び掛けられるのに…とも思います。
今週末は雨の予報。もしかしたら花散らしの雨になってしまうかもしれません。どうか来年もその次も、この姿を拝めますように…
シイタケが外に出たので、縁側が寂しくなりました…というわけで次はレタスとハーブをご招待しました。
外でも十分育ちますが、「暖かい縁側で早く育てて収穫量を増やしたい」という欲張りな理由と、「縁側で収穫出来たら楽ちん」というぐ~たらな理由と、「虫もつきにくいかも」という取ってつけたような理由で…
縁側で育てる際に気を付けるのが「水やりの際の水はね」と「水漏れ」。下に菜園トレーを敷いて、150リットルくらいの大きめのビニールゴミ袋の中に入れ、上部を洗濯ばさみと紐で上から吊るしました。若干口が開いている方が、暑くなりすぎるのを防ぎます。
(ちなみに一番下は在りし日の屋内シイタケ棚。結構たくさん収穫させてもらいました。頑張ったね~。)
陽に当たってぬくぬくしているレタスたちを見ていたら、見ているこっちもだんだんほっこりしてきて、つい、うとうと…春ですね~
以前、友人に「実家にしいたけ小屋があるんだよ」…という話しを聞きました。今はリタイアしてご近所さん同士のお茶飲みスペースになっているとのこと。
「しいたけ小屋」…なんて魅惑的な言葉でしょう…。それ以来、「しいたけ小屋」のフレーズが繰り返し頭の中に響きます。
昨年末から自宅の洗濯機横…最近は縁側で育てていたシイタケ。随分暖かくなってきたのでいよいよ外に…というわけで、憧れのしいたけ小屋には程遠いものの、既成の簡易ハウスをしいたけ小屋にしました。
遮光ネットを張るのは簡単ですが、シイタケをどうやって立てかけるかが問題です。屋内で育てていた時は棚に紐で吊り下げていたのですが、数も多くなって実際に吊り下げてみるとかなり面倒…。…というわけで、もとからある骨組みに園芸支柱を渡し、クロスバンドで固定して、立てかける部分を作りました。
二番目と三番目の写真の右側は建物側で陽があたらないので、遮光ネットを張らずに、下の段のホダ木を外向きに立てかけてあります。ホダ木の数が増えたら内向きにも立てかけられます。左側の遮光ネットを開閉できるようにしたら、左側でも内外向きと外向きに立てかけられます。
ちなみにナメクジよけに簡易ハウスの下の骨組みに100均で買った銅のテープを張り付けてあります。
さあ、準備は整った。出でよ!シイタケたち!
ぶどう畑での作業は立ち仕事。山で作っているので、作業中はずっとエッジをきかせて斜面を踏ん張りながらの立ち仕事です…なので一日働くと、ふくらはぎがパンパンになります。ついでに上向きの作業が多いので首筋から肩にかけてコリコリになります。
一年中忙しいぶどう栽培ですが、時間を作ってウォーキングで心身ともにリセットです。
先日いつものコースから少し足を延ばしたら、森の中にキノコらしき姿を発見。カメラの望遠で見てみたらやはりキノコです。でも、ヒダがぼろぼろっぽい。虫食いでしょうか。
色も形も「ツキヨタケ」に似ていますがよくわかりません。そもそもこんなところに生えるものなのでしょうか。夜に来たらわかるのですが、野生の鹿やイノシシとかに遭遇しそうで…
…でも、勝手にツキヨタケだということにして…人知れず森の中で美しく光る姿を空想します。
この辺りは山のそこここに桜があります。それらの桜が一斉に満開になりました。自宅の裏山の桜も満開です。
サクラが咲くのには春の暖かさもありますが、冬の寒さも必要なんだそうです。冬の寒さにさらされる事で眠りから覚めることができるそうです。「休眠打破」といいます。
冬が温かいと目覚めも遅く、桜の開花も遅れるのだそうです。
今日は花冷え。寒い一日になりました。お陰で美しく咲いた桜も長く楽しめます。
花が咲くのには暖かさも寒さも大事…。優しいピンクの花が、大事な人生訓を優しく諭してくれているようです。
アーモンドの花が咲きました。一番上の写真がアーモンドです。バラ科の花の中で一番好きな花かも…。
二番目の写真はこの家に来た時にすでにあったスモモの木です。三番目はその受粉樹。同じスモモでも受粉樹の花はピンクです。昨年は開花の時期がずれましたが、今年は合いました。今年は生るかな?
4番目の写真は梨の花のつぼみです。梨の花が咲くと「ゴボウ」の種を蒔くんだよ…と、ぶどう畑のおとなりさんが教えてくれました。
この2週間ほどで、ものすごい勢いで春が広がっています。ぶどう畑の春の作業が始まるのも、いつもより早まるのかな…どうかな…。ぶどうの木のご機嫌を伺いながらの日々です。
ぶどう畑の雨よけテントを張り終えて、今日は自宅にすこしだけあるぶどう棚に雨よけをかけました。
作業をしていたら、近くにけたたましく鳴きながらあっちへうろうろこっちへうろうろ…セグロセキレイです。セグロセキレイが鳴くフレーズは変化に富んでいます。
自宅の屋根の鬼瓦の端っこが好きなようで、よくそこで鳴いています。気になって気になって…作業がはかどりません…
今日は初夏のような陽気。ぶどうの雨よけテント張りも終盤です。あまりに暑かったので、今日は少し涼しい場所でお昼ご飯にしました。
ぶどう畑の端っこ、森のそばです。谷筋から涼しい風が吹きあがってきます。いろいろな鳥たちの声を聞きながらのお昼ごはんです。
さかんにウグイスが鳴きます。声のする方を探しますが、やっぱりその姿を捉えることができません。森の方から…または頭の上から…いろんな方向からいろんな鳥たちの鳴き声が聞こえます。声の主を捉えるのは難しいものの、最高のBGMです。
…でも…やっぱり姿を見たい!…というわけで、カメラの倍率を上げてあちこちの森を眺めてみたり…お昼休みですが落ち着きません…
ぶどう畑では、今、雨よけのテントを張っています。休憩中にふと足元を見たら、テントウムシが交尾中。
カメラを向けて撮影していると、メスの方は気が付いたのか、どこかに潜り込もうとするのに、オスは一心不乱に必死にメスにしがみついて、さかんにお尻を左右に振っています。
今日は暖かな一日。山からはいろいろな鳥の鳴き声が聞こえます。ぶどう畑を歩いていたら、ホオジロが数羽遊んでいます。暫くするとそのあたりから突然ハヤブサが飛び立ちました。足にはホオジロを捉えているように見えました。
カメラを構える暇もなく、森の奥へ飛び去ってしまいました。
直後にホオジロがいつになく近くに飛んできました。難を逃れたホオジロが「たすけて~!」と私たちのそばに助けを求めて避難してきたような…そんな感じがしました。
ハイタカに追われたツグミの時もそうでしたが、危機的状況になると、私たちを頼ってくれているような気がして、ちょっと嬉しい…
それにしても…ハヤブサの姿…カメラで捉えたかったなぁ~…あ~…おでこにドライブレコーダーつけたい!
ここ数日、ますます春めいてきました。自宅の庭やぶどう畑の足元にも、美味しい野草たちが活動を開始しています。
写真上から左→右の順に…
全て食べることが出来ます。ただ、左上の「ノビル」は毒のある植物と間違えやすいので注意が必要です。料理をする際には専門書などを参考にして、はっきりわかるものを利用してください。
野草を頂く料理で、まず思いつくのが「天ぷら」です。野草の色と香りを存分に楽しむことが出来ます。今年も出てきたな~。たべたいな~…と思いながらできずに過ごす毎春…
今年は一回くらい作りたいな~。
ところで、ぶどう畑のタンポポ。ガクが反り返っていないので、日本タンポポの一種なんじゃないかな?…と、わくわくしながら眺めています。
今日は雨。久しぶりに佐用に買い物です。コメリ佐用店の裏手の川沿いに遊歩道があります。お陰で川で憩う野鳥たちの観察にはうってつけ。
一番上はセグロセキレイ、二番目はコガモ、一番下はカルガモです。
コガモのオスメスは分かりやすい…左がメスと思われます。二羽同じ場所で止まったまま、しきりに自分の毛づくろいをしています。なかなか相性がよさそうです。
セグロセキレイとカルガモのオスメスはわかりにくいですが、カルガモの方は下の方がメスっぽいかな?…この二羽は一瞬一緒になりかけてメスと思われる方がす~っと通り過ぎていってしまいました。
写真には撮れませんでしたが、空の方ではツバメが飛び交い始めていました。
野鳥たちもそろそろ繁殖の季節。可愛い子どもたちが見られるのが楽しみです。
こちらはスモモ。開花まであとひといき。
スモモのつぼみは清楚な風情です。この若草色のつぼみをガクとして、真っ白い花びらがこぼれます。
アンズの花が咲きした。ウメの花に似ていますが、花びらは丸っこいフリルがあります。
相方は重厚な美しさを感じると言います。私は七五三で着飾った可愛らしい女の子のように感じます。同じ花を見ても感じ方は様々ですね。
下の写真はアンズのつぼみ。つぼみなのに本当に華麗です。
ぶどう畑でモズがぶどう棚の棚線を上手に渡り歩いています。ちょんちょんちょんちょん…助走もないのにかなりの跳躍力です。
こちらは自宅近くの川辺の木に留まっているトンビです。鳥は木などに留まっていると、途端に自然に溶け込んでわからなくなります。この写真はたまたまトンビが飛んで行った先を追ってわかりました。
最近、ウグイスが鳴き始めました。夜にはフクロウの鳴き声も聞こえます。日中もいろんな鳥たちの鳴き声が聞こえます。
落葉樹の枯れ枝に留まってくれるとよく見えるのでありがたいのですが、大概は森の中。ぶどうの作業の合間に目を凝らして山を眺めますが、なかなか鳥の姿を捉えることが出来ません。
さて、こちら、馴染みのあるトンビですが、改めて見るとやっぱり格好よすぎて心が震えます。
ぶどう畑に次々と春のお客様が訪れます。
今日はツクシです。その足元にはヨモギ。自宅の庭ではノビル…。春の野草の季節到来です。
ツクシのキンピラも、ヨモギやノビルの天ぷらも美味しいんだよな~…と思いながら、結局できずに過ごしてしまう毎春…。
この畑にはヨモギがたくさん出ます。ぶどう畑は鹿などの野生動物が入らないので、きれいなヨモギを摘むことが出来ます。もう少し暖かくなって、もう少しヨモギが大きくなる頃に、同じぶどう生産者の方が毎年摘みに来ます。草餅にするそうです。
同じように忙しくぶどうの作業をしているはずなのにマメです。頭が下がります。
ブドウの作業は上を向いて行う作業が多いのですが、その目の前を突然大きな鳥の影が通り過ぎる事があります。
カラスは「ばさばさ…」と羽音をたてながら羽ばたいて飛ぶので驚かないのですが、トンビは羽ばたかないで飛ぶので羽音がせず、突然目の前を通り過ぎるので驚かされます。
上昇気流を利用して、羽ばたかずに飛ぶのを「帆翔(ソアリング)」というそうです。地形などの影響でも上昇気流ができますが、羽の形自体も飛行機のように上昇気流をうむ形になっているそうです。
尾羽で器用に舵をとりながらゆっくりと旋回する勇壮な姿には、いつもほれぼれとさせられます。
でも…飛ぶ姿はなかなか格好良いのですが、意外とカラスに追いかけられたりしています。このトンビも心なしか羽がぼろぼろのような…
鳥の世界もなかなか大変です。
今年お初のカナヘビです。ぶどう畑の敷き藁の中でぼ~っとしていました。相方は今日初めてムカデを見たそうです。
ぶどう畑もますます賑やかになってきました。
ツグミはまだぶどう畑でうろうろしていますが、もうそろそろ旅立ちでしょうか。モズはいつものようにピ~ピ~鳴きながらうろうろしています。10日ほど前からはウグイスが鳴き始めました。
今日は賑やかな御一行様が、集団であっちへ行っては木に留まり、こっちへ行っては木に留まり…。遠目でよくわかりませんが、どうやら「カワラヒワ」のようです。(遠目の写真で見にくくてすみません。)
「最近、カワラヒワ見ないね~…」と相方と話していました。カワラヒワは渡り鳥ではないはずなのですが、以前よく見かけていたのでちょっと寂しい気がしていました。
どこ行ってたの?待ってたよ。賑やかになるね~。
暖かくなってきました。ぶどうが目覚めるのももうすぐ。ぶどうが目覚めるまでにやっておきたい作業を少しでも多くこなしたい…と気が焦り出します。
…で、そんなことに気を取られている間に、いつもフキノトウの季節をやりすごしてしまいます。
今日は家で用事があったので、久しぶりに庭を覗いてみました。「フキノトウはどうかな~?」と見てみたら、ありましたありました。まだ出始めのフキノトウが6個ほど。収穫して早速フキ味噌にしました。
上の写真の奥には水仙、梅、サンシュユの花が咲いています。春ですね~。
最近、雨の日の夕方、雨はまだ残っているのに日没間近の太陽の方向は晴れているようなお天気の日があります。
晴れているのに雨が降っている状態を、「日照雨(そばえ)」「方時雨(かたしぐれ)」と呼ぶそうです。主に「日照雨」は夏から秋に使うそうで、冬は「方時雨」を使うそうです。春間近ですが、今だったら「方時雨」と呼んでもよいのでしょうか。
こんなお天気の時は、太陽の反対側に美しい虹が出ることがあります。先日の夕方、庭で作業をしていたら、ご近所さんが娘さんと一緒に空を見上げながら「虹が見えるよ」と教えてくれました。下ばかり見て作業をしていたので、頭の上にひろがっていた美しい光景を見過ごすところでした。
今日も先日と同じようなお天気。「もしかしたら…」と期待して時々空を見上げていたら、期待通り、美しい虹が現れました。
虹が出ると、「二重の虹は無いかな~…」と探します。とりあえず、カメラを向けてシャッターを押します。虹が綺麗にとれるように、カメラのISO感度を変えて何枚か撮りました。写真を撮りつつ確認したら、ISO80で写した写真の中に美しい二重の虹が写っていました。
そう思って眺めてみると、なるほど、二重の虹が肉眼でも確認できます。
二重の虹って、主虹の上に色が逆さまの副虹だけがあるものだと思っていましたが、写真を見ると主虹と副虹の間がぼんやりと赤っぽい色になっているように見えます。なんだか主虹と副虹を欄干として、淡い紅梅色の大きな橋が空にかかっているようにも見えて、おとぎ話の世界に迷い込んだような気分になりました。
ダブルレインボーは幸運の印なんだそうです。「今までの苦労が報われ幸福が訪れる」「今までの努力が実を結び、苦しみが終わる」「卒業」「祝福」「ダブルレインボーの写真を携帯の待ち受けにすると願いが叶う」…とか…
みなさんの上に幸せな春が訪れる事を、心から祈ります。
一昨日浸水したシイタケのほだ木。寒い時期は一日中ある程度暖かい洗濯機横で育てていました。
少し暖かくなってきたので、栽培場所を縁側に移動。ほだ木も増えて、ますますシイタケの栽培場所増殖中です。
上の写真はほだ木が見やすいように衣装ケースやビニールを開けて撮影した写真です。通常は下の写真の左側のように、ビニールを閉めて、衣装ケースの蓋を少しずらして置いてあります。
衣装ケースに入っているのは発芽前のもの。発芽して少し大きくなってから棚の下に立てて育てます。
日中は縁側の内側の引き戸を閉めて置いてあります。置き場所の奥は、雨戸の収納袋の裏なので陽があたらないのですが、はみ出た部分は直射日光が当たらないようにシイタケの部分だけ遮光カーテンを引いてあります。
前回は浸水して5日目に最初のほだ木が発芽。順次発芽して、なかなか発芽しなかった最後の一本がようやく発芽し始めました。
さて、次はいつ出るかな~。どんなんかな~。たのしみだな~。
冬の作業の中で大事な作業のひとつが、ぶどう棚や防鳥網・防獣柵などの設備の補修です。写真はブドウ棚の補修する際に使っている道具です。
写真の上の段の真ん中あたりのくすんだ鋼色の道具は「伸張器」。両端が強力なクリップになっていて、棚線を引っ張ってしっかりと張るための道具です。
その左は普通の「ウインチ」です。斜めになってしまった中支柱を垂直に立てる時や、ずり落ちてしまった棚線を引っ張り上げる時に使っています。
その他、
この他に、高い所の作業をする為の足台、道具を携帯するための道具入れなど。
棚線って、縦横に張ってあるんですね。…で、一か所を変えようとすると結局縦横の列全部に影響してきます。それぞれ交差している部分には「交差クリップ」が付いているので、それも全て外して補修することになります。
気の長い作業ですが、とりあえず目の前の事をひとつひとつ行う事だけを考えて、作業を進めます。ただ、棚線はかなり太くて、伸張器のクリップが外れた時などに反動で、線の端っこが飛んで大けがをすることもあるので、注意が必要です。
今日は雨だったので、お休みです。前から気になっていた「さよう農の匠」養成塾に応募してきました。
ここに住み始めた時にすでに植えてあったモモ、ウメ、甘柿。そして来てから植えた渋柿、ナシ、キウイフルーツ、ブルーベリー。ぶどうは産地だったお陰で、普及所や他の生産者さんのご指導を頂けたので販売するところまで至ることができましたが、他の果樹はネットなどで調べてもやっぱり販売するところまでは至ることができません。…で、今年、農産物の生産者の掘り起こしと育成を目的とした「さよう農の匠」養成塾の塾生募集を知りました。
相方はブドウで手一杯なので、行くとしたら私か~…。覚えられるかな~…などなど不安いっぱいでしたが、勇気を出して佐用町役場の農林課に行ってみたら、気さくな担当者の方が出られて、ほっとしました。
ブドウ農家を始めてみて、ブドウ栽培の面白さや、自然の中で働く気持ちよさと共に、ブドウ栽培を通して知り合った同じぶどう農家の方々や、お客様や地元の方々との交流が暖かくて楽しくて…。「食」を通じた人と人との交流って、独特の暖かさがあるのは何故でしょう。
受講料は半年12,000円。受講期間は3年。募集締め切りは3月19日(金)までです。コースは野菜コースと果樹コースがあります。(書類選考もあるそうです。)ネットで「さよう農の匠」で検索すると概要を見ることが出来ます。定員もあるようなので、詳しくは「佐用町役場 農林振興課」までお問い合わせください。
昨年12月22日に1回目、2月1日に2回目浸水したシイタケ。2回目の発生も終了真近になってきたので、今日は3回目の浸水です。大体1か月毎に浸水するサイクルになっています。
今回畑から持ってきたほだ木はかなり太めなので、いつもの衣装ケースに入りきりませんでした。一番右はあぶれた木を、箱に入れて、2重にしたビニールに入れて水を満たした後に、口をくくり重石を上に乗せました。
衣装ケースで浸水するのは手軽で良いのですが、衣装ケースがいつ崩壊するか心配だったりします。…で、今日、ぶどう畑で他の生産者さんがたまたま通りかかったので世間話しついでに相談。
「コンクリートをかき回す時に使う『トロ舟』使ったらよいのでは?」と。グッドアイデア頂きました。次からはそれかな~?