今日は、うちのぶどう畑の獣よけの写真です。
1つ目は、ここの産地の皆さんがされている獣よけのフェンスです。便宜的に「しっかりバージョン」と呼ばせて頂きます。
2つ目はゆるゆるバージョンです。
これは、あくまで自己流です。
とりあえず、周囲にトタンなどの目隠しがあって、イノシシやシカが入らない場所で、ハクビシンやテン、アライグマなど木に登る獣を避ける目的で設置しています。
防鳥ネットの側面用を少し緩めにたらすことで、下でたるんだ部分で獣がどうしたらいいかわかんなくなって、いやがるかも?的な発想で設置しています。
防草シートも端を浮かせぎみにしてあるので、そこでも獣が「シートの上に行くべきか・・・下に行くべきか・・・」と悩んでくれたらなぁ~・・・と。
たらしたネットの下に防草シートを敷かないと、あっという間に網が雑草に絡まって、取り外す時に破けるし、絡まった草を取るのがめちゃくちゃ面倒だわ、除草の際には草刈機が絡まるわ大変です。
以下は一応手順的なものを載せましたが・・・文章力に限界が・・・。
想像力と深い愛とともに気長に読んでいただけたら幸いです。
・・・ しっかりバージョン ・・・
材料は
・ワイヤーメッシュ 1m×2m
・トタン板
・防獣網 (巾2mのもの)
・針金
・・・それと柱になる竹や異形鉄筋など→2m~2.5m程度のものと、1m程度のもの(トタン板の巾より30センチほど長いもの)
1・ぶどう棚の柱に、2メートル程度の柱を固定する(地面にも埋めて固定します)
2・ワイヤーメッシュを固定する
3・防獣網を張る
4・トタンを張り針金を使って短い方の柱で固定する
・・・実は、うちでは写真のように、トタン→網→ワイヤーメッシュ・・・の順で張っています。でもこれだと、柵の外側の下半分に網とメッシュがあるので、獣が登りやすいらしいです。
ただ、防獣網の上部を、防鳥網とつなげてあるので、のぼったとしても入りにくくなります。下半分をトタンで仕切ることで、イノシシから中が見えず入ろうと思わないんだそうです。
この獣避けのデメリットは、1・費用が高くかかる 2・メッシュの下をアナグマなどが穴をほって、そこから獣が入りやすい。
メリットとしては、耐久性があること。イノシシと鹿の害を受ける事はなくなりました。
ハクビシン、アライグマ、テンの対策としては、日々点検してアナグマの穴を早期に見つけてふさぐことと、防獣網と防鳥網の隙間をなくすこと。
・・・ゆるゆるバージョン・・・
これは、ワイヤーメッシュを立てずに簡易にハクビシンなどが入りにくくならないか、まだまだ実験状態です。
材料は
・防鳥ネット 側面用(1.8m巾)
・ネット張りブレードロープ
・防草シート 巾1mくらいのもの
・シートピン
・くくる紐(ハウスタックなど)
道具はシートピンを設置するときに打ち込むハンマーなど
手順
1・ネットを張りたい部分に除草シートをはる。
※ 除草シートを張る際に ※
シートピンは、除草シートの中央部分にのみ適当な間隔で打ち込んで固定しています。
除草シートの脇は、めくれない程度にシートピンを長めの間隔で打ち込むか、石などを置いています。
除草シートを端から端までびっしり固定してしまうと、除草シートのきわに生えた草を刈るのが面倒になるので、除草の際に簡単にめくれるように適当に固定しています。
2・ネット張りブレードロープを張りたい場所の長さ分プラス50~60センチに切る・・・これを上下2本分つくる。
(張りたい場所に行って、片方を張りたい場所の端っこにくくって、もう片方まで伸ばしていき、くくって、結ぶのでも可。ブレードロープは、伸ばす際にぐちゃぐちゃになると厄介なので、中心部分を何かで緩めに固定してからまないようにゆっくりゆっくり伸ばしていくといいです。)
3・防鳥ネットの説明書きにそって、上下の端にそれぞれブレードロープを通し、広げる
4・上方の網とブレードロープを適当な間隔で、あらかじめ上面に張った防鳥網とくくりつける。
5・下方の網とブレードロープを除草シートの中央に打ち込んだシートピンにくくりつける(もしくは一緒に打ち込む)
6・ブレードロープがゆるんでいたら、端から引っ張ってピンと張るように調整する。
7・網の起点と終点の縦の部分にもブレードロープを編み込んで、ピンと張るようにし、獣が侵入しない程度に何かにくくりつける。
ここまで読んでいただいた方、心から感謝します。
ありがとうございました。
・・・でも、ここまでやってもやつらは来るときは来る・・・