秋の雑草というと、真っ先に目につくのがピンクの「イヌタデ」…通称「あかまんま」。でも、今日の主役はその陰でひっそりと生えている「ヒメクグ」です。
今まで気にも留めなかった…というより、厄介な雑草としか思ったことはありませんでした。刈っても刈っても出てきて、根っこが切れたらそれぞれの根っこからまた出てきて、いつのまにかコロニーを作って繁茂する。見た目もイガイガしていて近寄りたくない感じ。
ある本で、この厄介な雑草に甘い香りがあると知りました。気になってこのちいさなぽんぽんを一つ摘んでもんでみたら、本にあったように、かすかにココナッツのような甘い香り。少しだけこの厄介な雑草のことが好きになりました。
ちなみに、その本の名前は、森昭彦著「身近な雑草のふしぎ」(発行・SBクリエイティブ)