ぶどう畑で畑に敷くためのカヤ刈をしていたら、ちっちゃなちっちゃなネズミが飛び出してきました。「カヤネズミ」です。
調べてみると、「カヤネズミの体長は6センチ」とあります。それにしては小さい。子どもかもしれない…でも、通常カヤネズミの繁殖期は夏。暖かい九州地方では秋から冬にかけても繁殖するそうですが、今まで冬場にカヤネズミの巣を見つけても、入居中のものはありませんでした。
夏のみ繁殖する地域の場合、冬場は地下に穴を掘って冬越しするそうです。でも、このカヤネズミが飛び出してきたあたりを見たらカヤネズミの巣がありました。
今年の冬はとても暖かい。もしかしたらそのせいで通常夏だけ繁殖するカヤネズミが、冬場でも繁殖したのかもしれません。
刈り取ってしまった巣が心配ですが、巣は天敵などに荒らされる事も多いのだそうで、その場合、お母さんネズミは別の場所に4~5時間で新しい巣を作り、子どもたちを移動させるのだそうです。
撮影後、ちっちゃいネズミは飛び出してきたあたりにお返ししました。無事にお母さんネズミが新しい巣に連れて行ってくれたかな?
明日からカヤ刈りするときにはカヤネズミの巣に注意です。もしかしたら「入居中」かも?
ちなみに、このカヤネズミは以前米などを食べる害獣と思われていましたがそうではなく、雑草の種を食べる益獣だそうです。