昨年の春に植付けて玄関の軒下で冬を越したパッションフルーツが実をつけました。花が咲いたのはひと月ほど前。春先からにょきにょきと脇芽を伸ばし、花を咲かせ、至る…今…です。
植えているのは下の写真の右下に写っている青い桶です。桶の下の部分が割れてしまったので、廃物利用です。
ひと月前に花が咲いて、それから次々と咲き続けるのかと思いましたが、花を咲かせた直後に枝の伸びが鈍り、その後は花を咲かせずに実を熟させることに専念することにしたようです。
花が咲いた前後の時期に、伸びている枝の先端を軽く摘芯したことも影響しているかもしれませn。
数日前からまた枝の伸びが活発になり始めたような気がするので、もしかしたら「そこそこ実も大きくなったことだし、また、花でも咲かせてみようか…」といった気分になってくれたのかも?
植物は、枝を伸ばして樹体を大きくしようとする事と、実を熟させる事が平行して行われますが、それを人間の手で丁度よいバランスで調整することが必要なんだそうです。
摘芯することで、一時的に樹体を大きくするのをお休みしてもらって、実を熟す方向にがんばってもらう…という方法があるのだそうで、今回はそれを試してみました。
摘芯の程度やタイミングなどの方法は植物の種類によって様々。ぶどうでも品種によってそれぞれ微妙に違います。極端にいうと、同じ品種でも樹の性質一本一本でそれぞれ違います。それを「あ~してやろうか…こ~してやろうか…」と考えるのがまた面白くてたまりません。