アカガネサルハムシ

いよいよぶどうの展葉の季節がやってきました。写真はヤマブドウ。ヤマブドウはどの品種よりも早く展葉します。

 

ぶどうが展葉し始めると、柔らかな新芽をめがけて「アカガネサルハムシ」というハムシが出てきます。

 

キラキラして美しい虫ですが、ブドウにとっては害虫です。出たばかりの新芽を食べられると、もうそこからは芽が出ない事があります。

 

このアカガネサルハムシの美しい色は、タマムシやコガネムシや、また、国宝「曜変天目茶碗」と同じ「構造色」。羽の表面の複雑な構造によって発される色です。

 

「構造色」は、退色しにくいので、車の塗装などに利用されているそうです。

 

こんなにキラキラしているサルハムシですが、新芽に紛れると不思議と見つけにくかったりします。