昨日収穫した「小麦」。今年は屋根のある洗濯物干し場に干すことにしました。ビニールハウス用の直管パイプ(直径19ミリ)を渡して4段にして干しています。
本当は少し干したら脱穀するのですが、ぶどうが一段落するまでこのまま放置です。最悪、秋…かも…
小麦の次は大豆です。6月の中旬までに準備をします。ぶどうが一番忙しい時期にぶつかるので毎年ひやひやですが、何とか今年も乗り切りきるぞ!
小麦を収穫をしました。少し緑が残りますが、この品種はやや緑が残る状態で収穫するそうです。また、手刈りでしばらく「はさがけ」して自然乾燥させてから脱穀するので、その間に葉っぱに残っている栄養が実に蓄積されます。
写真は小麦畑のミノムシです。小麦の穂に食いついています。ミノの上から頭をのぞかせています。麦の穂が立っているので、身を乗り出さないとありつけないんですね。
ぶどう畑にいるミノムシよりもずいぶんでっぷりとしています。ミノの材料はやっぱり小麦の葉っぱのようです。
それにしても…小麦にもミノムシ…つくんですねぇ~…初めて知りました。
ぶどう畑の周りの山々から、なんとも言えない香りが漂ってきます。「スイカズラ」です。花の香りの中で、五つ星の素晴らしい香りです。
山々の木々に這い上がって、かなり高い所からも香ります。スイカズラは花の時期が長いので、これからしばらく香りを楽しむことができます。
写真はぶどう畑のお昼ご飯を食べている場所のすぐそば。ご飯を頂きながら、美味しい香りも頂きます。
ぶどうの枝に見たことのない虫がとまっていました。「アブ」の仲間のように思えますが、種類はわかりませんでした。
ぶどうの枝の上で、お尻の突起を伸ばしたり縮めたりしながらあとずさりするような感じで歩いていました。…ちょっと動きが変な感じです。もしかしたら、何かに寄生されているものかもしれません。
また、種類が分かったらご報告しますね。
レモンの花も咲き始めました。柔らかい緑色の葉っぱ・薄紫のつぼみ・ふっくらした真っ白な花びら・めしべの黄色いワンポイント…すべてが既に爽やかなレモンのイメージを演出しています。
ここ数日の暖かさに、一斉にぶどうの花が咲き始めました。気温が高いせいか、早生品種も晩生品種も関係なく一斉に咲き始めています。
写真は早生品種の「紫玉(しぎょく)」。下の写真は一つの花を拡大したもの。花の大きさは2~3ミリほどです。真ん中に壺のようにあるのがめしべ、周りがおしべです。この小さな花一個が、ぶどうの一粒になります。
花…というには小さいし、美しい花びらもないとても地味な花ですが、これが美しくも美味しいぶどうになるんですね。
一斉に咲き始めたので、作業も一挙に忙しくなってきました。
ぶどうのつぼみにイモムシが食いついていました。調べてみたら「キバラモクメキリガ」の若齢幼虫と思われます。もう少し大きくなると色が茶色っぽくなるようです。
キバラモクメキリガの幼虫の食性はバラ科の樹木など、いろいろな植物につくそうですが、ぶどうの害虫としての記録が見あたりませんでした。…でも、確かに食べているように見えます。上の写真の口元の突起はぶどうのつぼみの残骸のようにも見えます。
害虫ではありますが、イモムシの足のもこもこした短足が、いかにも必死でしがみついている感じで、愛おしく思えてしまいます。
ぶどう畑で相方が「いいもん見つけたんだ~」…と教えてくれたのが写真です。「キイチゴ」です。ぶどう畑の端っこにわしゃわしゃと生えています。
キイチゴは同じように見えても、何故か美味しいのと美味しくないのがあります。オレンジ色のキイチゴは大概美味しいですが、赤いのはいろいろ…。でもこのキイチゴは香りもあって酸味も甘みもちょうどよく、瑞々しくて美味しかったです。
まわりを見回すとあそこにもここにも…。…あれ?食べが跡がいっぱい…。食べたな…
少し前まで閑散としていた田んぼにいよいよ水が入りました。写真はぶどう畑の山の入り口近くの田んぼ。
山々に囲まれて水が張られた田んぼ。澄んだ青空や新緑の山々を水面に映して、なんとも涼やかです。ぶどう畑から帰ってくるときに見るこの風景にほっと癒されています。
今日のぶどうの様子です。品種は「藤稔(ふじみのり)」。枝もぐんぐん伸びて、つぼみもどんどん伸びてきました。
実際に使う花は写真のつぼみのほんの先端の少しだけです。それが大きくなってきたら、さらに不要な粒を一粒一粒はずします。
今年のぶどうも、やる気満々!元気なぶどうたちに、こちらも元気をいっぱいもらいます。
三日月の農産物直売所「味わいの里三日月」の恒例のルピナス畑です。満開を少し過ぎた感じですが、まだまだ美しい姿が楽しめます。
今日はお天気が不安定だったので、久しぶりに庭の菜園の手入れをしました。
菜園でよく使われるビニールのマルチシート…「雑草が避けられる」「土の乾燥が防げる」という利点はあるのですが、「マルチの上を歩けない」「追肥がしにくい」という欠点があります。そこで、今年は防草シートをマルチ代わりに使ってみる事にしました。
幅の狭い防草シートや幅の広い防草シートを組み合わせてみました。土の出ている所に苗を植えます。この場所には数日前にあらかじめ除草剤を撒いてあります。
除草剤を撒いてあるとはいえ、ビニールマルチのように苗の部分だけ穴が開いているわけではないので、土の見えている場所は後々雑草が生えると思われますが、苗の近くまで近寄れるので、いろいろな作業ができます。
上の写真は野菜苗を植える予定の部分です。真ん中の写真はミョウガの苗の周りに除草シート。もうすぐ出てくるミョウガの収穫がしやすい距離…手が伸ばせる距離でミョウガを整理し、その周りをシートで囲みました。
一番下はサツマイモ苗を植えた場所です。こちらはビニールのマルチを敷いています。サツマイモは特に追肥も必要なく、ゆくゆくはツルが繁茂しますが、そのツルが土に触れるとそこから不要な根っこが出てきてしまうので、広い範囲の土を覆う必要があります。防草シートとビニールマルチの費用を考えると、ビニールマルチも使う場所を考えて使います。
実はこのサツマイモのマルチは去年使ったものの使い回しです。去年サツマイモを収穫する際、なるべくマルチを割かないように最初にツルを撤去してからマルチをはがし、芋を掘り上げました。
ストロベリーポットで育てているイチゴが、わりとたくさん生りました。写真を撮った日は、その前の数日間暖かかったのと、忙しくて収穫しそびれていたので、たくさん生っているように見えますが、平均すると2~3日に4個とか…そんな感じです。
肥料はお米のとぎ汁です。毎日出るので、ペットボトルに入れておいて、翌日いろんなお野菜や鉢植えに撒いています。
米のとぎ汁…肥料分もバランスが取れているのに加えて、乳酸菌も豊富。…なかなか優秀な肥料です。
(植物によっては合わないものもあるかもしれませんので、様子を見ながら試してみてくださいね。)
ぶどうの花芽がぐんぐん成長しています。写真はベーリーAという品種です。他のぶどうと違って、軸やつぼみのてっぺんが赤いのが特徴です。
もう少しすると花が咲きます。ベーリーAは種なしにするために開花前の決まった時期にジベレリン処理をしますが、その予測が難しい。…いつ咲くか…なんて…ねぇ~…でも、この法則を見つけた人はえらい!
今年のように寒かったり暑かったりする年は、特に予測が難しいです。
キウイの花が咲きました。キウイの花もなかなか個性的です。真ん中に丸いお団子…そのてっぺんから、わしゃわしゃと雌しべが生えています。思わずお団子の部分にに目と口を落書きしたくなるような愛らしい姿です。
上の写真は花が咲いている状態、下の写真は花びらが落ちた後の状態です。
キウイの実は子房が太ったもので、所謂「果実」ですが、果実の中心の白い部分は、種に栄養を送っていた「胎座」のなごりだそうです。よく見るとそこからひとつひとつの種に、一本一本細い管が、へその緒のように繋がっています。
なにげなく見ている果物の花々ですが、よくよく観察してみると、個性豊かな世界が広がります。
自宅玄関横の草よけシートの上に点々と何かの足あとがついていました。…アナグマの足あとと思われます。
アナグマは穴掘りの名人。自宅庭の黒い草よけシートや黒いマルチシートの上など、いろんな所に足跡を残しています。日中はあまり姿を見かけませんが、足跡で庭中を歩き回っているのがわかります。
そこら中に穴を掘るので困りものの害獣ですが、大型犬よりも少し小ぶりで短足、丸っこいお尻と太いしっぽをふりふりしながら庭中を歩き回る姿を想像しては、なんとなく癒されています。
数日前からアゲハチョウやトンボを見かけるようになりました。写真はぶどう畑で捕まえたアゲハチョウです。クロアゲハと思われますが、確定はできませんでした。
クロアゲハは個体差があるのだそうで、模様のパターンもいろいろあるそうです。このアゲハチョウは表側も同じようなオレンジの模様が入っています。
蜘蛛たちも次々と卵から孵って畑中に散らばってきました。畑がどんどん賑やかになってきました。
今、ぶどう畑をとりまく山々は藤が花盛りです。藤にまじって少し明るい紫色の花が咲く樹がありました。近寄ってみたら「桐」の花でした。
この木から30メートルほど離れた場所で作業をしていても、甘い香りが漂います。
桐の種は埃のように軽く、風に乗って遠くまで運ばれるのだそうです。陽当たりの良い場所を見つけて根付くのだそうです。
日に日にお日さまが元気になってきました。でも、吹く風はまだまだ爽やか。
今日の写真は今年のぶどう畑の休憩所です。上の写真は山から谷に向けて。下の写真は谷から山に向けて。銀色のシートをぶどうの棚に渡して日よけにしています。
知り合いが使っていない折りたたみいすをプレゼントしてくれました。この椅子が一脚あるだけで、何だかリゾート気分満載になりました。
暖かくなって、山も賑やかになりました。鳥の鳴き声、風の音、虫の羽音…お昼には必ず、谷の方から「ドスドスドス…」と足音がします。人が歩いているのかと思ったら、カラスでした。
カラスの足音って、意外と大きいんですね。
昨年作ったストロベリーポット。育てていたイチゴが赤くなってきました。少しずつしか取れませんが、小粒ながら美味しいイチゴになりました。
下の段が空いていたのでチシャの苗を育てています。ちょこっと食卓に緑が欲しい時にちょこっと収穫して頂きます。
暫くすると上のいちご苗からランナーが伸びてくるので、下の段に根付かせて来年の苗にします。
4月8日に実験開始したブロッコリーの切り戻し栽培…昨年秋に植付けしたブロッコリーが大きくなりすぎて、小さな花芽ばかりになったので、株元に出てきた脇芽を一つ残して、その上をすべて取り去ってみました。
一番上の写真の株元の左側にあるちいさい脇芽がそれです。
二番目の写真が今日。左右が逆になっていますが、立派に育ってくれています。元の太い茎から少し離れて生えているので、後日元の太い茎は切る予定です。
他のブロッコリーも株元からたくさん脇芽が出てきていました。根っこが付いているものがたくさんあったので、種まき土に挿し木をしてみました。しばらくは玄関の土間に置いて、養生してみます。…さて…これでできたらすごい!
4日前の突風でひっくり返ったパッションフルーツ。植えてあった桶を外し、少しずつ土をほぐしながら戻し、植え直して、とりあえず茎を適当に誘引してみました。
土を戻す時に、ついでなので堆肥を混ぜました。4日経って、意外と元気。驚きの生命力です。
実は突風の時から気になることが一つ…玄関の上に巣作りしていたつばめが戻ってきていないんです。…びっくりしてどこかにいってしまったのでしょうか…
もどってこ~い!
今日の写真は「ヤマブドウ」のつぼみです。つぼみの一つ一つは5ミリもないくらい。上の写真と下の写真は別の品種です。
まもなく花が咲きます。今年も開花一番乗りはヤマブドウのようです。…でも、甘く熟すのは一番最後。
ヤマブドウは種なし処理をしないので、種があります。種がある分、ゆっくり熟します。
小麦の開花です。今年は少し遅いように思います。穂の真ん中あたりにちょろちょろとおしべが見えます。「花」…というにはあまりにも地味ですが、若々しい緑の穂は晩春らしくすがすがしい。
小麦の開花が始まると、赤かび病対策の殺菌剤を撒きます。
自宅近くを流れる「本郷川」。川沿いに藤の花が今満開です。もう少ししたらホタルが飛び交います。
お昼過ぎ、急に嵐になりました。自宅に居たのですが、突然ガラス窓がうなり、雷があちこちで鳴り、空の上を戦闘機が高速で飛び去るようなキリキリという音が飛び交い…と思っていたら玄関先で「ガシャーン」という音が…
外に出てみたら、玄関の軒下に入れてあった畳一畳ほどの広さの簡易ビニールハウスがパラシュートのように風にあおられて、中に置いてあったパッションフルーツの大きなプランターごとひっくり返っていました。
パッションフルーツは、古くなって底にひびが入った大きめの洗い桶に植えてあります。土は何十キロもあると思います。どれだけの力で引っ張りだされたのか…風の威力おそるべし…
雨がやんでから、桶を引っこ抜いて、土をほぐしながら戻し、パッションフルーツも植え直しました。ついでなので、堆肥と混ぜて…でも、かなり根っこが切れているので、切り戻ししなくちゃいけないかな?…せっかくここまで伸びて、冬も越せたのに…残念ですが、仕方ないですね。
3日前、小さかったつばめの巣。たった2日でほぼ母屋と同じ大きさになりました。
おとうさん、おかあさん、がんばりました。
今日の写真はキウイフルーツのつぼみです。チュッパチャップスのようなまん丸なつぼみがかたまってついています。なんだかユーモラスで近未来的な造形です。
ぶどう畑の空いている棚を利用して、枝を這わせています。ぶどうの短梢栽培のように仕立てて育てることができると聞いたので、実験しています。
ぶどう畑のお昼ごはん。外で食べるのにちょうどよい季節になりました。ぶどうの棚に日よけをかけて、お昼ご飯を食べています。
写真はご飯を頂いている場所からの眺め。この畑に隣接する森は落葉樹なので、新緑の木漏れ日が美しく、どこからか甘い花の香りが風に乗って広がります。
うたうのが上手になったホトトギスやカワラヒワのさえずり、キツツキの工事中の音に交じって、今日は今年初めてカナブンの羽音とセミらしき鳴き声が聞こえました。
こんな素敵な場所でお昼ご飯が頂ける幸せ…最高です。
今年で3度目の巣作りをしている自宅玄関先のつばめの巣。1年目・2年目は左側を徐々に増築していましたが、今年は右側に離れを建築し始めた模様です。
さて、どんな巣になるのでしょうか…
平成から令和へ…元号が変わりました。
今日の写真は今日のぶどうの新梢です。写真の枝は一番早い枝です。品種によってはまだ新芽も開いていないものもありますが、これから一斉に新しい枝が伸びます。
山々の木々も若葉が次々と展開し、毎日着替えでもしているように表情がどんどん変わります。山全体が生き物たちのエネルギーに溢れます。